先日。10月21日開催された「チーズプロフェッショナル協会」が主催する「第7回日本の銘チーズ百選」
食べあるキングのメンバーと共に参加しました。
その時にも書きましたが、今回、食べあるキングがチームとしてチーズプロフェッショナル協会認定の「チーズアンバサダー2018」に就任したんです。なのでボクもチーズアンバサダーになった、というわけで。もちろんチーズ、大好きですし、ここのところ国内の一次産業の現場を見せてもらって強い興味をもって色々勉強中です。それにチーズはさ、カレーとの相性だって良いでしょ。国産ナチュラルチーズ、グイグイ応援してます。
それで、あの熱いイベントの熱気が冷めやらないうちに今度は丸の内で開催された、
「ジャパンハーヴェスト2018 丸の内農園」
というイベント。
丸の内で11/3と4で開催されたんですが、これに遊びに行ってきました。
農水省の取り組み、フードアクションニッポンの一環。丸の内、丸ビルや郵船ビル、新東京ビルなどが並ぶ通りを全部使ってマルシェの形で色々なブースが並ぶ楽しい雰囲気のイベントでした。毎年開催されていて人出も多いそうなんですが、でも屋外イベントですし、キツキツってわけではなかったので楽しんでみて回れましたよ。
まず目的のブース、
「食べて発見!チーズニッポン」
におじゃましてご挨拶。
チーズプロフェッショナル協会の会長やチーズマンともお会いできてうれしかった。先日の「第7回日本の銘チーズ百選」Japan Cheese Award 2018でもお会いしていたので顔を覚えていてくださって、光栄でした。
実はこのブース、うれしいことに簡単便利なアンケートに答えると(QRコードをスマホで読んで出てくるアンケートにチェックを入れていくだけ)国産チーズの試食ができるのです。
そりゃあもうアンケートに答えます。そしておいしいチーズの試食です。1時間ごとに、3種類のチーズが提供されるそうで、とても楽しいイベント。
まず初めの国産ナチュラルチーズの試食はこれ。
古株牧場 湖華舞 つやこフロマージュ
もちもちぺたっという食感が口の中でちょっと色っぽいチーズ。
パン類や料理などとの相性が良さそうな食感です。きちんと個性のある、牧場の光景をイメージできるクセがあるのがいいな。単体で食べるのもいいけど何か別の料理と合わせるとよりその個性が生かせる感じがしました。
ニセコチーズ工房 二世古 椛
醤油に似た風味と深いコクが感じられます。ざらりとした食感は力強く、舌の上にその印象を焼き付けます。つまみにもパンに合わせたりも良さそうな予感。これ、好きだな。
しあわせチーズ工房 幸
食後のほんのり残る香りにクセがあってこれも強く記憶に残る味。
そのクセというのがね、牧場の牧草を思わせる香りで、これがとても楽しいんです。わかるもんだねえ、そういうの。環境の違う色々な土地でその土地の空気と土と草、それと動物たちの香りを凝縮して出来上がるチーズという神秘。楽しいなあ。
さてお次は屋内会場。
トークショーなどのプログラムもあって、朝イチのプログラムには司会にスポーツキャスターの王理恵さんが立ってらっしゃる!これは見なくちゃね。
そうこういっているうちにまた1時間経ったので新しい種類の国産ナチュラルチーズが配布されています。急いで行かないと!
長野 アトリエ・ド・フロマージュ ブルーチーズ
これはこのあいだの「第7回日本の銘チーズ百選」 でも食べたんだけど、本当に忘れがたい味。大好きですこれ。ブルーチーズは国産でやるとカビの味がトゲトゲしないことを知りました。そしてここのはそれが特別強いと感じます。まろみがあり、受け止めるチーズもまろやかなで、同時に力強さもあってという絶妙なバランス。いや~実に食べやすい。カビ部分が明らかに多いな、と感じるところをピックアップして食べても嫌味ない味で、驚かされるんですよ。塩気の強い刺激の強い海外製のブルーチーズ体験とは明らかに違うので、これはみんな体験するべき。南青山に店舗があるけどやっぱり長野の工房に行ってみたくなりました。
あしょろチーズ工房 大
ハードタイプなんですけどガサガサした食感がしないのが美点。いいなこれ。クリームの香りが鼻を抜ける、少し柑橘風の酸味も食感もちょうど良い食べやすいチーズでした。食べ終わりに残る乳製品らしい余韻が好みです。誰もがイメージするチーズの味と香りを持ちつつ、しかし明らかに良いものであるのがわかる美味しいチーズ。こりゃいいものだ。
雪印メグミルク大樹工場 大樹ゴーダ
雪印メグミルク、大手メーカーのクラフトチーズ(あっちではない)というのかしらこれは。ファーストアタックの味は素直ないい味のゴーダチーズですが、そのあとに追いかけてくる発酵のえぐみのような香りはね、こりゃクセになる。おいしいです。きちんと個性的だが食べやすいな。あ、これ、日本酒に合いそうな予感を感じます。
さあ、会場も歩きましょう。
かなり色々な屋台が出ていてとても楽しいです。気になったのは自動車メーカーのダイハツ工業株式会社の展示。実はダイハツ、「農業女子×ダイハツ『ハイゼット』進化プロジェクト」というのをやっていて、ボクも知っていました。もう二期目に入ったこのプロジェクト。
農業女子の軽トラックの使用実態・ニーズの明確化、魅力的な軽トラックの仕様・装備・意匠等の具現化。なんていうお堅いプロジェクトですが、ちゃんと形にしています。全8色のカラフルなボディカラーや、女性に嬉しい装備などを織込んだ新型ハイゼットトラックを開発。コラボイベント「農業女子マルシェ@東急ハンズ札幌店」なんていうものも開催。面白い取り組みだと注目していました。今回はハイゼットトラックの荷台を使ったお店をたくさんマルシェに出してて華やかでした。
ダイハツ、お世話になったんだよね。食べあるキング初の冠番組「食べあるキングの推しメシ」のファーストシーズンで愛知ロケだったんだけど、番組内CMで、発売したばかりのウェイクに乗ってキャンプ場でカレーを食べに行くというのをやりました。ボクが運転したんだけど、あのロケ楽しかったなあ。
あー!もう3回目の国産ナチュラルチーズの配布時間!!大変だ、「食べて発見!チーズニッポン」のブース見戻ります。
くずまき高原牧場 チーズハウスくずまき 風
セミハードタイプの素直な味のチーズ。とはいえ食べると岩手葛巻町の牧場の草と土の香りがほのかに香る楽しいものなのです。今回、普段ではできない、一度に色々な数多くのチーズを同時に試すという体験ができて思うのは、牧場の土と草の香りが確かに個性としてチーズに出ているという確信。大変に刺激的です。おもしろい、おもしろいなあ、国産ナチュラルチーズ。
富田ファーム ジャパンブルー
強めのオレンジに青カビのブルーが散らされるというビジュアルが印象的。チーズとカビ部分、どちらも個性あるものですが、それが組み合わさることによって好バランスを生むというチーズ。カビの少ない部分と多い部分で食べ分けたときの変化が楽しいんです。アトリエ・ド・フロマージュのブルーチーズよりも強めの味でバランスしているねえ。が、外国産のものとは明らかに違う繊細さを持つのが素晴らしい。
栃木那須 あまたにチーズ工房 モッツァレラチーズのたまり漬け
モッツァレラたまり漬け、という名前だけでも嬉しさがこみ上げるこれ。もう食べる前から絶対に好きなやつだと確信してましたが、やっぱりいい。クセないモッツァレラにたまり醤油の旨みが乗ってこれはちょっとずるい味。いつまででも食べていたくなりますね。どんだけでも食べられます。穏やかな中に日本人好みの旨みが入り、和の食卓に添えるのもいいのではないかな、と感じます。香の物と一緒に添えて箸休めにいいのではないかしら。そういう提案してみたいです。
さて、ここら辺で自由解散という感じですが、まだまだ面白くてみて歩いちゃいます。
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