カレーですよオハヨー乳業(紀尾井町 オハヨー乳業東京本社)「ジャージー牛乳プリン チャイラテ」を楽しむための、夏の”スイーツペアリング”メニュー発表会。

先日、オハヨー乳業の新製品発表会にお誘いをいただきました。おやおや、カレーですよのボクがなぜオハヨー乳業さんに?



カレーですよ。



ある日、お友達のご当地グルメ研究家の椿ちゃんが連絡をくれました。
「はぴいさん、オハヨー乳業の新製品発表会遺書に行かない?」
え、だってプリンとかそういう感じだよね?いいのかな?カレーという括りでやっていますが、割と食全般、勉強にもなるし、必ずどこかでテーマ(カレー)と繋がるのは経験則から自分でも理解しています。行く行く~とお返事をして、どうやらチャイのプリンが新製品で出るという話も聞いて。おお、ならちゃんと関係あるものね。
そんなこんなで紀尾井町の、


「オハヨー乳業東京本社 カフェテリア」


にやってきました。
入り口には新製品「ジャージー牛乳プリン チャイラテ」発表会とあります。夏季限定商品の様子。
チャイ味の牛乳プリンとは聞き捨てならないよねえ。よかったよ、来て。

これが驚きの大変印象深い発表会だったんです。

「ジャージー牛乳プリン チャイラテ」
  を楽しむための、
   夏の”スイーツペアリング”メニュー発表会


オハヨー乳業は岡山がルーツ。1953年創業の乳製品加工の企業です。
地元岡山の北部に位置する蒜山高原で古くから飼育されるジャージー種の乳牛。国内の乳牛飼養頭数のわずか0.8%しか飼育されていないその子たちの牛乳を使用したデザートを展開しているんですって。ジャージー種は少し小柄で可愛らしい、茶色い優しい顔の牛。おととしの北海道半月旅で宇野牧場で出会って大好きになった牛です。昔から乳の産出量などの理由でどうしても体格良くお乳もたくさん出るホルスタイン種が主流となってしまっているのですが、それらの乳と比べて乳脂肪分が約1.3倍と高く、その他乳成分も多くて濃厚で栄養価が高いんですよ。コクのある味わいはこだわりのスイーツにぴったり。そういう部分を生かしたこだわりスイーツが今回の「ジャージー牛乳プリン チャイラテ」なんです。

オハヨー乳業のジャージー牛乳プリン。コンビニでも良く見かけますよね。ボクもここまでの人生、コンビニやスーパーで普通に選んで買ってました。改めてパッケージを意識してみると、やっぱりいつも買っては食べてるあれだね。美味しいんだよね、これ。

ラインナップは現在3種類。レギュラーのジャージー牛乳プリンとカフェラテ味、チャイラテ味が揃っています。実はジャージー牛乳プリンは今年で発売20周年なのですって。長く愛される味でこの結果が出ているわけですが、売り上げは苦難の道でもあったそう。2016年に売り上げが爆発し、前年比10倍にまで跳ね上がったのだそう。なんでかしら、と聞いてみるとクラフト系とでも言うのだろうかねえ、個人店の洋菓子店やご当地スイーツ的なイメージの封、パッケージングが功を奏したのだそう。もちろん ジャージー種生乳へのこだわりと不断のブラッシュアップあってのことですが、そこにSNSに映える可愛らしいパッケージングの要素も含めて大成功を収めたのだそうです。

そんなジャージー牛乳プリンにチャイラテという味を持ってきたこと、カレーですよ。のボク的にはとても感慨深いんですよ。チャイという飲み物がいよいよ普通の市場に浸透してきていると感じます。

認識としてはまだまだ市場では「インドスタイルの牛乳煮出し紅茶」という本来の意味では浸透していないだろうとも思います。でもね、スターバックスなどのチェーンコーヒー店などでもメニューに乗ることも増えていることを感じますし、インドの、というよりもカフェメニューとしてのスパイスティーという認識で広まっているのだと理解しています。そして現在の、今世紀最大ともいわれるカレーブームもその認識に追い風になっていることは間違いないのじゃないでしょうか。

ご担当にいろいろお話をうかがったのですが、一般流通製品としてのプリンにおいて完全に新しい製品、新ジャンルというのがないのが現状で、そういうシーンに一石を投じるものになればという想いがあるそうです。なるほどねえ。

さて、試食です。「ジャージー牛乳プリン チャイラテ」、食べますよ。
これが大変にバランスのよい、美味しくいいものだったんです。おいしいんだよ、これ。

紅茶はアッサムとニルギリを独自ブレンドし抽出、使用しています。この紅茶の香りが非常に強く香るのが素晴らしいんです。ここまでのフレーバーがコンビニなどの一般流通製品にパッケージングできていることにちょっと感動します。
投入されるスパイスは、カルダモン、シナモン、クローブの3種。スパイスの挽きたてにこだわっての工程なんですが、製造ラインではパウダースパイスが製造機に詰まるなどトラブルも多々あったり、そしてその問題を乗り越えるためにスパイスを挽き直したりと工夫が続いのだそう。

プリン部分とその上にかけられたクリームで二重になった牛乳プリンのチャイラテ味。スパイス感はあまり強くしておらず、くせがないのが美点です。ほんのりシナモンやカルダモンがわかる程度で、だからこそのバランス。「スパイス感はあまり強くしておらず」と言っているのは不肖わたくし、カレーライターを名乗る人間です。それはつまりボクのような人間は全人口から見ればごくわずかで、従ってこの味、香りの着地点がベストなわけですよ。事実、美味しいもの。問答無用に美味しいんだもの。
後味のほんのり爽やかに残る香りが好ましいねえ。スパイスは強ければいいというものでは決してないのですよ。ベストバランスってのはこういうことだね。

今回はスパイス料理とのペアリングがテーマなんです。
その相性を試すために用意されたスパイス料理にまた驚かされました。

まず驚いたのが、この発表会が始まってから会場のオープンキッチンで記者などの目の前で調理が始まったこと。もちろん事前にある程度仕込みは進めていらっしゃるわけですが、それにしてもスクリーンでプレゼンテーションが行われている後ろから、食欲そそる調理の音や美味しそうな匂いが漂ってくるという演出にはやられました。徹底しているなあ。
あくまで「ジャージー牛乳プリンシリーズ」の味を味わい試すことが目的、でもそれを達成するために真面目でまっすぐに考えて徹底的にやったという清々しささえ感じるいい意味での「やりすぎ感」がありました。こういうのを見せられるとたちまちオハヨー乳業のファンになってしまうなあ。

さて、「ジャージー牛乳プリン チャイラテ」と組み合わせて楽しむこの夏おすすめの「スイーツペアリング」メニューとして用意された料理は2種。
「夏野菜のスパイスカレー」と「パネチキン」。

「夏野菜のスパイスカレー」は野菜をたっぷりと使用した、トマト仕立てのカレーです。ほらきたカレーだ。きた甲斐があったよ(笑)ラタトゥイユを土台にオリジナルブレンドのスパイスで仕上げた良カレーです。「ジャージー牛乳プリン チャイラテ」とのリンクを意識してシナモン、カルダモン、クローブにガラムマサラを加えて使用してあるというこだわりぶり。酸味が爽やかな、軽やか、爽快感のあるカレーになっていました。バスマティライスを合わせてあるのも面白いね。

「パネチキン」、実はこれ、知らなかったんだよ。韓国のファーストフードの新トレンドで若い女性の間で人気になっている、ホットクに続く新しいもの。パネは韓国語でパンのことだそうで、スパイスを使ったチキンフライをバゲットをくり抜いてラクレットチーズを入れたものに浸して食べるというスタイル。こういうものが韓国で流行っているとは知らなかったなあ。韓国の新グルメ、なかなか美味しいものです。
 
どちらも確かに「ジャージー牛乳プリン チャイラテ」がよく馴染みます。
スパイスの料理のあとの「ジャージー牛乳プリン チャイラテ」、こってりの肉料理にもスパイス料理にもチャイラテの濃厚、コク強い甘味が負けておらず、満足感が強いです。とはいえさっぱりとした口当たりで重くならないのも魅力的。なるほど、スパイス料理のトレンドとの連動とペアリング = カレーという流れに大いに感心させられました。

今回、会場はオハヨーの東京本社カフェテリアで開催されたのですが、このカフェテリア、ショールーム的な場所であるのだけれど、ビジネスビジネスしていない良い空気感がありました。その場所を社員さんがさらに一手間かけて、私物のインテリアアイテムなどを持ち込み、照明のコントロールを上手にやって、しかもこのイベントのために照明類を買い足したりとかなりの熱意を持って取り組んで、シックなレストランのような雰囲気を作り出していました。いやほんと、レストランクラスの空気感、ありましたよ。

発表会と銘打っていますが、これはレストランにお食事にご招待いただいたようなものだよねえ、と感じました。「プチリゾート」をテーマにアジアンリゾートを意識した癒しの空間をアレンジ、チャイラテの世界観を表現したのだそうです。うんうん、納得いく。カレーやパネチキンのその場調理もしかりでオハヨー乳業の皆さんの強いこだわりが垣間見えました。

のちにオハヨー乳業のホームページで確認すると、当日提供された2種のスパイス料理のレシピが載っていましたよた。本当に徹底しているなあ。すごいです。

大変に濃厚な時間を過ごすことができ、「ジャージー牛乳プリン チャイラテ」を体感できるひと時でした。
おじゃまできてよかった!!




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