“濃厚接触者”確認サービス開始 アプリで一目瞭然[2020/05/28 20:58]
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新型コロナウイルスにもし自分が感染した場合、誰とどの程度、接触があったか正確に思い出せるでしょうか。感染拡大を防ぐため、自動で接触状況を割り出せるサービスが始まりました。
画面に映る地図の吹き出しは実際の人の位置です。実はこれ、政府が来月中旬から目指すアプリでのクラスター対策。複雑に絡んでいく感染経路の点と線。これをつなげるようなサービスが民間企業で今週からすでに運用が始まっています。
オフィスに勤務している人は社員証と一緒に、それぞれ五百円玉サイズのビーコン、発信器を身に着けます。ここから出される電波を受信機がキャッチして位置情報を把握します。この2つが部屋の中で電波でつながっているイメージです。これだけで一人ひとりの位置をパソコンで把握できます。元々は勤務管理などに役立てていたシステムでしたが、濃厚接触者を特定できるように改良したといいます。
例えば男性が部屋をまたいで移動。別の部屋で3人と会話をします。なんてことない社員同士のこの行動。しかし、会話をした3人のうち1人の感染が判明。室内での濃厚接触を特定するときでも、1週間分の行動を蓄積したデータをさかのぼれることで感染者と接触したことがひと目で分かるというわけです。さらに、一人ひとりの行動経路を重ね合わせることで接触時間も可視化。接触時間をグラフ化。見やすいランキングでも表示されるといいます。