review

最終回「この世界の片隅に」すずさんの現在に驚愕ラスト!心配したりもしたけれど、これは良いドラマでした

「戦時下のホームドラマ」らしく、最終回は食べるシーン、食べ物に関するシーンが非常に多かったのも印象的だ。進駐軍からもらったチョコレート、タバコの包紙入りの米軍の残飯雑炊、海水をたっぷり入れて塩味のしっかりした雑炊、円太郎が周作にそっとわけてやる芋、イトがつくったすみと囲む食卓、節子が最後に母親と食べた海苔のごはん、晴美の遺影にお供えされた雑炊、成瀬がうれしそうに語る職員食堂のコロッケ、志野の夫がもらってきたクッキー。生きることは食べることだ。

「ただいま。ただいま。生きるで!」

死地から戻ってきた水原哲(村上虹郎)は故郷の海に向かって叫ぶ。北條家ではまったく食事が喉を通らなかった哲だが、これからはきっとモリモリ食べるだろうなぁ。

ドラマスタッフからのダイレクトなメッセージ


93歳のすずさんは、たっぷり生きて、まだまだ存分に生きることを楽しんでいるように見える。高齢だから坂道のキツい呉の家は手放してズムスタの近くあたりに住んでいるんだろう。周作さんとは悲しい別れがあったのかもしれない。いろんなことを想像させてくれるラストシーンだった。

「すずさんは存命でカープ女子」という設定は当然原作にはなく、劇場版にも登場しない。劇場版の片渕須直監督が舞台挨拶の際に「すずさんはいま91歳。いまも元気に広島カープの応援していますよ!」と発言したものが元になっている(2年前の発言なので現在は93歳)。

ツイッターなどを見ると賛否両論のようだが、筆者は良かったんじゃないかと感じた。それだけに、「一切関知しておりません」とコメントした劇場版との関係性を案じてしまう。そのあたりモヤモヤした人も少なくなかったんじゃないだろうか。

あわせて読みたい

レビューの記事をもっと見る

トピックス

「最終回「この世界の片隅に」すずさんの現在に驚愕ラスト!心配したりもしたけれど、これは良いドラマでした」の みんなの反応 40
  • 匿名さん 通報

    平和を語ると反日になるとはね!キチガイばっかりか。呆れるよなあ。

    58
  • 匿名さん 通報

    最後の最後のプロットまで劇場版の片渕監督の発言をパクっておいてSpecial Thanksの一言ですか。原作者のこうの史代も呆れるわけだよ。

    30
  • 匿名さん 通報

    >「泣いてええよ。我慢せんでええ。ここはあんたの家なんじゃけえ。我慢しとったらおかしゅうなるよ」  名台詞でしたね!

    28
  • 匿名さん 通報

    2018/09/17 11:19にドラマを語る資格なし!馬鹿は黙って首でも括れ。

    23
  • 匿名さん 通報

    >生きることは食べることだ。  かつての、「ごちそうさん」朝ドラでも、同じことを言ってましたね❗

    19
この記事にコメントする

今、あなたにオススメ

レビューニュースアクセスランキング

レビューランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

この世界の片隅に

「この世界の片隅に」レビュー記事一覧

2018年9月17日のレビュー記事

キーワード一覧

エキサイトレビューとは?

エキレビ!では人気のドラマやテレビアニメ、話題の書籍を人気ライターがレビュー、解説! 人気ドラマのあらすじや、話題の書籍が支持される理由の考察、国民的アニメに隠された謎の解明など話題の作品の裏話を紹介。

その他のオリジナルニュース

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら。