建築学生生活で初めてノートパソコンの購入を検討してる人はこんなこと考えてないですか?
- どれくらいのスペックが必要か
- おすすめのPCはどれなのか
と迷いますよね。
平気で10万を超えてくるパソコン選びで失敗をしたくない人も多いはず。

しかし、ポイントさえ抑えてしまえば、パソコン選びは簡単になるのをご存知でしょうか。
今回は建築学生生活で使うパソコン選びを解説しつつ、おすすめのPCをご紹介します。

また目的別にまとめてあるので、該当するものがあれば下記からお選びください!
学生でも手が届く価格帯で、4年間使い続けることのできるパソコンを探してる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
建築学生が抑えておきたいパソコンの基本スペック
ここでは、建築学生生活で使うノートパソコンの抑えておきたいスペックについて解説します。
金額を落としてスペックが低いものを買ってしまうと、作業のスピードが落ちイライラしてしまいかねません。
とくに建築学生は、以下のような動作の重い作業をすることが多くなります。
- 図面の作成
- プレゼンボードの作成
- 写真の撮影・加工
- 3Dモデルの作成
作業環境を整えて、よりよい作品作りに注力できるように、まずは基本的なPC選びのスペックを覚えておきましょう。
パソコンのスペックを決める基準は以下の3つ。
- CPU
- メモリ
- ハードディスク
初めて聞く用語もあると思いますので、1つずつ解説していきますね。
CPUはcorei5以上
CPUは、パソコンの処理速度にあたります。
建築学生は、イラレやフォトショなど処理の大きい作業があるので、高い性能があるほうが望ましいです。
スペックが低いとPCがフリーズするので、イライラしてしまいますしね。
一般的なCPUはintelというものが、多く下記のようなシリーズがあります。
- Core i5
- Core i7
また、Core i〇のなかでも世代によって性能が違います。
建築学生は、Core i5もしくは、Core i7あるといいと覚えておきましょう。
メモリは16Gあると嬉しい
メモリも動作スピードに大きく関わる要素の1つです。
大きい容量のメモリを搭載していれば、作業効率もよくなります。
建築学生は、複数の写真を開いたり、ソフトも複数立ち上げたりと、常に大きな負荷がかかる作業をすることになります。
メモリを選ぶときは、一般的に
- 4GB
- 8GB
- 16GB
- 32GB
があり、建築学生は16GBあると安心です。
ハードディスクはSSD256GB以上
ハードディスクは、データを保存できる量です。
ハードディスクには主に
- HDD
- SSD
の2つあり、SSDのほうが取り出したり、保存したりするスピードが速いです。
大学のレポート以外にも、建築写真やフォトショ、イラレデータを保存する建築学生は、SSD256GB以上ものを選びましょう。
建築学生1・2年生におすすめのパソコン
建築を専攻している1・2年生は「価格が安くて持ち運びが楽なパソコン」を選びましょう!
1・2年生はパソコン使って図面を引く機会が少ないからです。使っても学校のデスクトップPCを使ったりします!
1・2年生がパソコンを使うときは、大学のレポートや調べものがあるときぐらいです。
なので、中途半端に高いものを買うと、後々スペックが足りないことに気づいて、買い替えることになりかねません。
だからと言って、いきなり10万、20万するパソコンを買うのは気が引けますよね…
4年間の学生生活で、パソコンを選びに失敗しないためにも、1・2年生は「価格が安くて持ち運びが楽なパソコン」ことをおすすめします!
- 価格4~5万台
- 重量:1kg前半
- 駆動時間:10時間~
が好ましい。
ThinkBook 14
料金 | 81,400円⇒53,724円~ |
CPU | Core i3/Core i5/Core i7 |
メモリ | 4GB/8GB |
ストレージ | SSD256GB |
液晶サイズ | 14.0型 |
バッテリー駆動 | 約8.9時間 |
重量 | 1.5kg |
IdeaPad S340
料金 | 70,000円⇒37,312円~ |
CPU | Core i3/Core i5/Core i7 |
メモリ | 4GB/8GB |
ストレージ | SSD128GB/256GB/512GB |
液晶サイズ | 14.0型 |
バッテリー駆動 | 約10時間 |
重量 | 1.55kg |
建築学生3・4年生におすすめのパソコン
建築学生3・4年生は、本格的に設計に関するソフトを使い始めます。
具体的には
- Vector Works
- CAD
- illustrator
- photoshop
- InDesign
など。
なので、建築学生3・4年生は少し重いソフトでもサクサク動くパソコンが必要です。
今回紹介するのは以下の2つ。
- ThinkPad X1 Carbon
- Yoga S730
です。
どちらも価格以上の性能を兼ね備えているので本当におすすめです!
ThinkPadは実際に、いま私が使ってもいますよ!
ThinkPad X1 Carbon(2019)
料金 | 292,900円⇒176,143円~ |
CPU | Core i5/Core i7 |
メモリ | 8GB/16GB |
ストレージ | 256GB/512GB/1TB |
液晶サイズ | 14.0型 |
バッテリー駆動 | 約19.5時間 |
重量 | 1.09kg |
Yoga S730(¥108,601~)
料金 | 126,280円⇒108,601円~ |
CPU | Core i5/Core i7 |
メモリ | 8GB/16GB |
ストレージ | SSD256GB/512GB/1TB |
液晶サイズ | 13.3型 |
バッテリー駆動 | 約13.0時間 |
重量 | 1.1kg |
MacBook Pro
料金 | 134,800円~ |
CPU | Core i5/Core i7/Core i9 |
メモリ | 8GB/16GB |
ストレージ | SSD256GB/512GB/1TB |
液晶サイズ | 13インチ/16インチ |
バッテリー駆動 | 約10時間/約11時間 |
重量 | 1.4kg/2.0kg |
3Dモデル制作に向いているパソコン
3Dモデリングをメインに扱うなら「グラフィックボード搭載」のパソコンを選ぶ必要があります。
グラフィックボードとは、画像や映像をパソコンに映し出すのに特化した部品のこと。
通常よりキレイに映し出されるうえに、描写速度が圧倒的に向上します。
BIMや3D CADを扱う場合には、グラフィックボード搭載のPCを選びましょう。
ThinkPad P53
ThinkPad P73
パソコンを買うときに揃えておきたいガジェット
ここからは、パソコンと一緒に揃えておきたいガジェットを紹介します。
外付けハードディスク
ノートパソコンを買ったら外付けハードディスクも揃えておきましょう。
外付けハードディスクがあれば、データの持ち運びが簡単にできます。そうすれば、大学のPCを使うときや、自分のパソコンのデータ飛んだときに安心できますよね。
設計図面やプレゼンシート、写真などの大きいデータを扱う建築学生は1つだけでいいので持っておきましょう。
ここで
- 薄くて持ち運びがしやすい
- 容量が大きいのに低価格
- 転送スピードも申し分ない
外付けハードディスクを1つ紹介しておきます。
同じ容量で安いものでよければ、下記の外付けハードディスクもおススメですよ!
ワイヤレスマウス
ノートパソコンを購入する際に、一緒に買っておいたほうがいいのがマウスです。
PCに内蔵されているマウスパッドでも作業できるので、不必要に感じる人も中にはいます。
さらに、持ち運びの手間も増えるのがデメリットです。
しかし、マウス1つあるだけで、作業効率がグンッっと上がります。
コピーやペーストなど、何回も利用する操作が1クリックでできるのが、めちゃくちゃ便利。
学ぶべきことが多い建築学生だからこそ、無駄な時間は省いて、効率よく時間を使えたほうが良いでしょう。
下記のような
- ワイヤレスで使いまわしが楽
- 充電式で電池交換不要
- 良く使う操作を1つボタンに割り振れる
ような高機能マウスもあるので、ぜひ探してみてください!
モバイルディスプレイ
必須ではないですが、あると便利なのがモバイルディスプレイです。
モバイルディスプレイは、持ち運びが簡単できるモニターのこと。
設計をしながら調べ物をしたり、比較するときにとっても便利なんですよ!
しかも、モニターを1つ多く持ち運ぶことになるので、荷物が重くなるし、かさばります…
ノートパソコンの画面だけだと物足りない人は購入を検討してみてください!
学生が使うことになる建築系ソフト一覧
- AutoCAD
- Rhinoceros
- JW CAD
- Vector
- illustrator
- photoshop
建築学生はmacかwindowsどちらを選ばいいのか?
ノートパソコンを購入するとき、このようなことで悩む建築学生が多いのではないでしょうか?
macかwindowsどちらを選ばいいの?
結論をお伝えすると、学生のあいだはどちらを使っても支障はないです。
macとwindowsを選ぶときの基準を比較するとしたら…
コスパと機能性で選ぶならwindows。windowsのパソコンはmacに比べ圧倒的に数が多いため、同じ金額ならスペック負けしないものが選べる。また構造計算ソフトなどはwindowsが多いため、意匠系に進まないならwindowsが無難。
単純にデザインが好きな人はmac一択。金額相応のスペックは兼ね備えているので、動作の不満は少ない。また、トラックパッドが快適、iphoneユーザーなら、Airdropが便利だったりします。
といった感じです。
ざっくり話すと
- コスパがよく使い勝手いいものならwindows
- 金額は気にせずスタイリッシュ重視ならmac
で判断するぐらいでいいと思います。
同じ金額帯でどのような違いができるのか、比較表でみてみましょう!
windows | mac | |
機種 | ThinkPad X1 Carbon | MacBook Pro 13インチ |
価格(税込) | 176,143円 | 170,280円 |
CPU | Core i5 | Core i5 |
メモリー | 8GB | 8GB |
ストレージ | SSD256GB | SSD512GB |
液晶サイズ | 14.0型 | 13.3インチ |
駆動時間 | 19.5時間 | 10時間 |
重量 | 1.09kg | 1.4kg |
細かい性能は書ききれなくなるのでさておき、あまり大きな差はありませんね。
なので正直、windowsとmacを比較するのではなく…
windowsのいろいろなパソコンを比較するなかに、macも選択肢としてあるぐらいで思っておけばOKです
個人的には、社会出たら利用しているところ多いことや、何かと建築ソフトが豊富なwindowsがおすすめではあります。
建築学生向けパソコンに関するよくある質問
ここからは、建築学生向けのパソコンに関する質問をまとめていきます。
気になる箇所があったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
パソコンのスペックはどれくらいが理想?
パソコンのスペックは、下記のものがあるといいですね。
- CPU:Core i5~
- メモリ:16GB
- ハードディスク:SSD256GB
これなら、建築学生で使うCADソフト、Adobe(illustrator・photoshop)は、問題なく使えます。
ノートPCとデスクトップPCどっちを買うべき?
建築学生はノートパソコンを買いましょう。
教室の移動や、通学でパソコンを持ち運ぶ頻度が高いからです。
また、レポートなどすぐに編集する必要が出てきた場合、デスクトップPCだと大変ですよね。
レンダリングなどデスクトップPCを必要とする際は、研究室だったり、設計事務所で高性能のものを使うことになると思います。
なので、学生の間に数回しか使わないのに、高額なデスクトップPCをわざわざ買う必要はありません。
WindowsとMacどっちがいいの?
WindowsとMacどちらを選んでも学生生活で問題はありません。
どちらも良いところも悪いところもあるので、好みでいいと思います。
どちらか一方を選ぶとしたら、種類が多く価格も抑えやすいWindowsがおすすめです。
また、一般的な建築ソフトのシェア率はWindowsの方が多いので、安心できます。
パソコンの価格の相場はどれくらい?
スペックに大きく影響されますが、10万~15万ぐらいのパソコンであれば問題ないでしょう。
意匠系にすすむ人は、20万~25万の高性能なパソコンを購入される方もいます。
一見高いように思えますが、大学院や社会人になっても利用できるので、高機能なPCを持っておいて損はありません。
パソコン以外に揃えておいたほうがいいものは?
パソコンと一緒に揃えておいた方がいいものを下記にまとめます。
- USBメモリ(または外付けHDD)
- パソコンマウス
があればOKです。
あとは、補助的なものであるとすれば
- モバイルディスプレイ
- マウスパッド
- ペンタブレット
- トラックパッド
があります。
必須ではないですが、あると便利になるだなぐらいで頭の片隅においておきましょう。
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