今回の件は、中川淳一郎さんが「『テラハ』木村花さん逝去『糾弾者に最高のツール』であるSNSはもうやめよう」で書いておられます。
私は残念ながら中川淳一郎さんほどナイーブではないので、「そこまででもねえだろ」的に思う部分はあります。
私も発表した記事や動画などに寄せられる反響の100のうちごく少数の中傷があるのは当たり前で、ありもしない事実をでっち上げて否定されたりということがあっても「まあ、世の中にはそういう変な人もおるからな」で終わってしまします。
私が発表したものに対して、なるほどと思ってくれる人がいれば、まずはそれでいい。全員が全員、私の考えに100%賛同してくれる、なんてことはあり得ないですから、私が大事にしている人たちに私の考えが届けばいいのだとも思います。
ある種、スルー力とか煽り耐性などと私たちが呼ぶものですね。
しかしながら、「有名になり、ネットでモノを申すからにはそういう煽り耐性がなければならないのだ」と言われても、残念ながらこれは従来からの性格や重い経験によるものであって、ネットの悪意をまともに受け、うっかりエゴサーチしてしまって心を病む人たちというのはたくさんいます。
私らのような記事を書いたり動画をやったりテレビに出たりする人でなくても、ある種のイジメの構造と同じく悪口を書いたり中傷をする人に遭遇し、自分自身もそのやり玉に挙げられて嫌な思いをすることは往々にしてあるでしょう。
悪口や中傷に対抗する心の整え方はシンプルです。別に誰かに批判、中傷されようが、自分は自分の出したものが良いと思って公表したり、取り組んだものに対して、「良い」と評価してくれる人たちがいさえすれば、それはそれで良いのだ。
あるいは、ネットでの支持も中傷も、それが粘着質な連中によるものだとしても一線を超えない限り人生には直接関係することもありません。まずは誰よりも大事な家族や友人、事業パートナーなどとの関係を大事にしながら信頼にこたえていくことの大切さ、というものが重くあります。その点で、中川淳一郎さんの考えと極めて近いです。