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魔導具師ダリヤはうつむかない 作者:甘岸久弥
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274.お披露目準備とパートナー

「ジルド様から舞踏会の参加者予定を頂いてきました。明日には招待状が届くと思います」


 商業ギルド、ロセッティ商会が借りている部屋で、イヴァーノが一枚の便箋を手にしていた。

 綴られているのは、侯爵から男爵までの貴族、二十三組。

 一組足りないのは、ダリヤの名前を書いていないからである。


「二週間前の招待状だと、返事も確認も慌ただしそうです」

「こういった招待状は返事がいらないんです。先に出るか出ないかを確認して、その後で招待状を出すんだそうですよ。高位貴族の方は顔パスでしょうが、入るときの身分証明みたいなものですね」

「そうなんですか。ジルド様はいつからご準備なさってたんでしょうか?」

「一ヶ月以上前でしょうね。でも、定期的に開いている形ですから、会長はそう気負わなくてもいいと思いますよ」


 笑顔の部下から便箋を受け取ると、休みで商会に来てくれているヴォルフと共に見る。

 当たり前だが全員が貴族、過半数は知らぬ名だ。


 本日、いつもは隣に座るヴォルフが、イヴァーノの横、ダリヤの斜め前に座っている。

 来たときにダリヤが目一杯仕様書を広げていたため、気を使ってくれたらしい。

 なお、先日のブルースライムの件についてはあれから一切ふれてこない。やはり紳士である。


「ジルド様、かなり気を使ってくださったと思いますよ。グラート様、レオーネ様、アウグスト様、オズヴァルド先生、フォルトがご夫妻で参加だそうなので、二桁は知り合いです」

「ありがたいです……」


 ダリヤはほっと胸をなでおろす。

 緊張はするだろうが、それでも知っている方が多いのは大変に心強い。


「イヴァーノ、仕事でも『フォルト』呼びになったんだ」


 ヴォルフがそこを拾って尋ねると、イヴァーノは苦笑した。


「ええ。フォルトに呼び捨ての許可をもらってはいましたが、服飾ギルドに行ったときは流石に様付けしていて。そしたら、『気持ち悪いからやめてくれ』と言われまして。完全にあきらめました……」

「本当に仲良くなられたんですね……」


 最初に聞いたとき、服飾ギルド長で子爵家のフォルトを呼び捨てするのは不敬と言われるのではと心配してしまった。

 自分もヴォルフを呼び捨てにしているので、言えることではないのだが。

 その後に、『貴族側である相手から提案され、親しい友人と双方が認めている場合は許される』そう聞いて納得した。


 商業ギルド長のレオーネ、副ギルド長のガブリエラを除けば、イヴァーノが最初に親しくなった貴族はフォルトだったように思う。

 その他にも、ヴォルフの兄グイードとお茶を飲み、財務部長のジルドと夕食を共にすることもあると聞いている。

 きっと、イヴァーノの人柄のなせる技だろう。


「まあ、それなりの仲です。あの顔で酒癖が悪いんですよ。先週も家に来て夜中まで飲んでたんですが、からみ酒で……」

「え? フォルト様がからむんですか?」

「ええ。最近忙しくて服のデザインをする時間がとれないらしくて。俺と飲んでないでデザイン画に打ち込めばいいと言ったら、からまれました」

「イヴァーノ、それはかわいそうかもしれない……」


 友らしく容赦のない正論だが、ヴォルフの言う通り、ちょっとかわいそうでもある。


「あと、ベルニージ様は、奥様ではなく、分家のお嬢様をお連れになるそうです。北にお住まいで、来年高等学院に入られるとか。他の貴族に会ったことがないので、慣れのために見学させたいとおっしゃっていました」


 むしろ自分もこっそり見学し、慣れる機会がほしかった。

 最初に参加する舞踏会が自分のお披露目、一番目立つ役とは胃にくる。

 幸い、ワイバーンの胃薬のおかげで、痛みは欠片もないが。


「で、会長のパートナー役は貴族保証人のグイード様にと思っていたんですが、その日は別の会に呼ばれ、もう参加の返事をなさっているんだそうです。それで、代理としてヴォルフ様に願えないかと。ああ、面倒事を避けるため、お名前は当日までグイード様にしておくそうです。ジルド様にも了解頂いていますので、ヴォルフ様、当日お願いできませんか?」

「ああ、もちろん。喜んで」

「ありがとうございます……」


 イヴァーノの話とヴォルフの笑顔に、心から安堵した。

 言い方は失礼になるが、グイードにエスコートされるよりは緊張しなくて済みそうだ。


「じゃ、ダンスの二曲目はお二人だと思うので、練習しておいてくださいね」

「え?」

「は?」


 同時に聞き返すと、イヴァーノが紺藍の目を細め、にこりと笑う。


「ダンスの一曲目は主催のジルド様でしょう? で、二曲目は会長の貴族保証人のグイード様でしょうけど、その代理ですからヴォルフ様になるじゃないですか」

「そうか、そういうことになるのか……」


 イヴァーノの言葉に、ヴォルフが考え込みつつ返事をする。

 最早、どちらが貴族かわからない会話だ。


「会長、ダンスは大丈夫そうです?」

「ガブリエラにお願いして、習い直しには行くことになっていますので……」


 ジルドにお披露目の返事をしてすぐ、ガブリエラに相談した。

 『娘が習っているダンスの講師を紹介する』と言われ、二週間で四度の練習をすることになっている。なんとか形になることを祈りたい。


「ガブリエラさんのところだと安心ですね。挨拶のタイミングや会話のコツなんかも教えてもらえると思いますし」

「頑張ってきます……」


 ダンスの他、確認しなければいけないものに、礼儀作法と会話術がある。

 貴族マナーの本は読みはしたが、知識だけでは限界がある。


「そうか、そこまで考えなきゃいけないんだった……」


 ヴォルフもいろいろと思い当たったらしい、黄金の目を伏せ、額を手で押さえている。

 魔物討伐部隊に長く勤める彼は、貴族の会話が苦手だと言っていた。

 それに、既婚とはいえ貴族女性も一定数参加するのだ。負担をかけてしまうことになるかもしれない。


「あの、ヴォルフ、無理はしなくても――」

「いや、ここは俺も気合いを入れて覚えないと――」

「お二人とも大丈夫ですよ。今回は周りをジルド様にグラート様、いつもの皆さんで囲むことになりますから。三曲目はグラート様あたりにお願いできればいいですね。どなたもダンスは慣れていらっしゃるかと思います」


 確かにそうかもしれないが、知っている方々でも緊張はする。

 誰と踊るにも緊張しそうだ。足を踏んだらどうしよう。


「一応、俺も基礎三曲はなんとか踊れますから、練習相手が必要なら声をかけてください。もっとも、初心者なんで、手取り足取りお教え頂く側になりかねませんが」

「いや、俺が――俺も踊れるようになっておかないといけないし」


 イヴァーノが踊れるというのに驚いた。流石、有能で器用な部下である。

 あせって答えているヴォルフだが、やはり侯爵家の舞踏会となると緊張するのだろう。

 当日を考えるなら、やはりヴォルフと踊る練習をしておきたいところだ。


「ヴォルフ、すみませんが、合わせられるように練習に付き合ってください」

「ああ、俺が足を引っ張らないように努力する……!」


 決意と悲壮感を漂わせつつ見つめ合う。

 ダンスをするはずが、優雅さは皆無である。


「会長、ヴォルフ様、そろそろ時間じゃないですか? レオーネ様にお話があるんでしたよね?」


 イヴァーノの声にはっとした。

 今日は商業ギルド長のレオーネに面談の予約をとっている。

 ヨナスの手紙を持って、『臨時の魔導具師』をお願いしに行くためだ。


「はい。ちょっとギルド長室へ伺ってきます」


 商業ギルド長は多忙である。いい返事がもらえるといいのだが――そう思いつつ、再度、鞄に手紙を入れたか確かめた。

 目の前のヴォルフは、シャツの一番上のボタンをていねいに留めている。

 二人そろって、ちょっと緊張しつつ部屋を出た。



 ・・・・・・・



 部屋に残ったイヴァーノは、上着の裏ポケットから、黒革の手帖を取り出した。

 ジルドが用意した見事な場、そろう人員はロセッティ商会びいきが多く混ざる。その他の貴族の情報もほぼ手元にそろえたが、不安はなさそうだ。


「さて、ここまではうまくいった、と……」


 グイードの提案で、お披露目のパートナーはヴォルフとなった。

 ヴォルフもダリヤも当たり前に受け入れたが、これがきっかけになるかどうか――


 兄の外堀の埋めっぷりは土魔法で街道を整えるがごとき見事さだが、その応援を活かすかどうかは、弟次第である。


 何があったか知らないが、本日、ヴォルフが妙にダリヤに視線を合わせていない。

 わざわざ自分の隣に座ったが、喧嘩をしたというわけでもないらしい。


 ダリヤの方がそわそわしているのは、同じ理由かお披露目のせいかは見当がつかない。

 天秤が傾くきざしであればと少々祈りたくはあるが、口にするのは野暮だろう。


 それに自分には、ロセッティ商会副会長としての仕事がある。


「さて、俺もいろいろとがんばらないと――踊るより、踊らせる方が楽しいですからね」

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