主張しすぎない！ ナチュラルに仕上げて 透明感をもたらす「ひんやりカラーの使い方」

春夏メイクの大注目カラーといえば、グリーンとパープル。「寒色」は難易度高そうに感じるけれど、実は色のバランスやアイテム選びさえ間違わなければ、普段使いにもマッチするカラー。今回はトレンドの寒色を使った、今っぽ「ひんやりメイク」のコツをメイクアップアーティストのKUBOKIさんに教えていただきました。

教えてくれたのは…
メイクアップアーティスト KUBOKIさん
Three PEACE所属。美的を始めとする女性誌から、男性やショー、映画などさまざまなジャンルのヘア＆メイクを担当。計算され尽くした黄金ルールから導き出される、ナチュラルで女性らしいメークに定評あり。ヘアサロン『umber』も経営。

Make-up（1）柔らかなグリーン×ヘルシーなオレンジは好感度抜群！

「寒色が目立つのは、肌のトーンと真逆の色が多いから。そのため、パキッと乗せずにふんわり柔らかな印象で仕上げることが、今っぽくナチュラルに仕上がるコツ。目元に寒色を使う時は、目元に合わせてリップカラーも親和性のあるカラーを選びましょう。グリーンならオレンジ、ブルーやパープル系なら青みのあるピンクが好相性。逆に相性が悪い例でやりがちなのが、グリーンとピンクの掛け合わせ。また、目元に寒色を持ってくる時は、リップとチークの色を合わせるとうまく決まります。この法則は新しいリップに挑戦するときも一緒で、トーンを揃えることで顔に馴染んで見えるのでオススメです」（KUBOKIさん）

How to Make-up

印象をパッと明るくする、優しいグリーン

1.アイホール全体と目頭から涙袋にかけて、目を囲むようにゴールドのアイカラーをのせる。2.二重幅（一重と奥二重の場合は5mmぐらい幅）にグリーンのアイカラーを重ねる。

「ふわっと色づくアイカラーなので、グリーンを重ねる時に丁寧にぼかさなくてもイイ感じに決まります。質感の違うものを重ねるよりも、同じパールベースを重ねた方が、パールの光が反射してキレイに見えるので失敗しにくいです」（KUBOKIさん）

左から／リンメル プリズム パウダーアイカラー 007（ピュアゴールド） 027（リーフグリーン） 各￥800

ポジティブカラーのオレンジでヘルシー感をプラスして

「オレンジは誰にでも似合う万能カラー。透け感が主張しすぎない上、ジューシー感をもたらすリップなので、オレンジ初心者の人でも使いやすい1本だと思います」（KUBOKIさん）

リンメル ラスティングフィニッシュ ティントリップ 003（マンダリンオレンジ） ￥1,300

その他このメイクで使用したアイテムは…

リンメル スリーインワン モデリングブラッシュ 005（アプリコットオレンジ） ￥1,500、同 スピーディ フィニッシュ 814（グレイッシュローズ） ￥600

Make-up（2）女らしいパープル×青みピンクで凛と大人っぽく！

「色っぽいパープルは、ブラウンカラーで影感を仕込んでから上まぶたにのせると、凛とした佇まいの女らしい目元に。元々肌のくすみが気になる人は、ツヤの出るブラウンでネガティブ要素も消せるメリットもあるので特にオススメです。目元に寒色系を使う時の注意点としては、アイラインは跳ね上げたりしないこと。主張しすぎてしまうので、目のフレームに沿って平行線にいれるとバランスが取れます。目力を出したいなら、マスカラでスケール感をアップしましょう」（KUBOKIさん）

How to Make-up

肌なじみ抜群のツヤありパープル

1.アイホールよりやや広めにブラウンのアイカラーを指で塗る。2.パープルのアイカラーを目の際にライン状で乗せてから、アイホールよりもやや内側までぼかしてなじませる。

「前までは影感とツヤは相反するものだったのですが、これは同時に仕込むことができるので指で簡単にザッと塗れます。塗っている途中からパウダーみたくサラサラしてくるので、重ねてもヨレない所が優秀。ツヤとパール感が絶妙で、色合いも上品なパープルだと思います」（KUBOKIさん）

左から／リンメル プリズム クリームアイカラー 004（キャラメルブラウン） 015（ライラックパープル） 各￥800

今年らしい青みピンクが女らしさを引き立てる

「シアーな青みピンクは目元のパープルとも相性抜群。ほんのりと透明感があるので、大人っぽくなりすぎず、フレッシュ感も出してくれます」（KUBOKIさん）

リンメル ラスティングフィニッシュ ティントリップ 011（ベビーブルー） ￥1,300

その他このメイクで使用したアイテムは…

リンメル スリーインワン モデリングブラッシュ 004（ベビーコーラル） ¥1,500