静岡市は6月1日、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けている芸術関係者らを支援するため、奨励金を創設する。奨励金を交付するのは、市内在住のアーティストや無形民俗文化財の伝承団体。動画作品を制作した個人らに1人あたり10万円を交付する。
「パフォーミングアーツ発信事業交付金」を創設する。交付金は、グループの場合は上限50万円、無形民俗文化財の伝承団体は20万円。市に企画書を送り、審査を受ける。募集人数は約200人。7月31日までに動画をつくり、市が運営している「まちは劇場」の特設サイトで配信する。
市は大道芸や演劇、音楽文化を地域の活性化につなげようと2016年度から「まちは劇場」プロジェクトを始めた。田辺信宏市長は「アーティストを経済的に支援することで、市民にエールを送りたい」と述べた。