京大准教授「ソーシャルディスタンス2m必要なし」の根拠
京大ウイルス・再生医科学研究所の宮沢孝幸准教授が24日、ツイッターで<2メートルのソーシャルディスタンスはあくまでも、マスクをする人がほとんどいない欧米での話であり、これを日本で新型コロナウイルス対策の一丁目一番地にすることは、私は大反対です>とつぶやき、話題になっている。その根拠は何か。あらためて本人に話を聞いた。
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海外でソーシャルディスタンスが定着しているのは、マスクの着用を推奨しても必ずしも協力を得られないからです。私の友人の話では、英国でマスクをしている人は3割程度。ほぼ全員が外出時にマスクをしている日本がマネする科学的根拠はないと考えます。マスクをしていれば咳も唾も飛びません。よほど大きな咳やくしゃみをしてマスクの網目や顔との隙間からウイルスが排出されたとしても、換気していれば人に感染させるほどのウイルス量が届く可能性はかなり低いのです。