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2020年05月21日(木)

「小池不況」について

テーマ:気になるトピック

趣向を変えて国内話題の出口戦略、自粛要請解除、「小池不況」について雑感。 都知事選前にしてコロナ便乗で自らがオーバーシュートしている現都知事についてである。

 

賢明な方、というか普通の人は既知のことかと思われるが、現都知事は、2016年からの足取りだけをみてわかるように「7つのゼロ」といった公約はすべて実現できず。 カイロ大を首席卒業といった経歴を自称してきた人だが、その疑惑すら完全払しょくされておらず責任を問われる立場であるにも関わらず、再選を画策している。

 

上記公約といった点では、ペット殺処分ゼロについても実質の真偽が問われており、公約達成は事実上のゼロ。 それどころか豊洲問題については莫大な損害をだし、あとは知らん顔。この間、業者はバタバタと倒産していった。

 

「都民ファースト」を合言葉に当選したが、その後自身の人気を過信したのか都民ファーストどころか国政に乗り出し、希望の党を立ち上げ将来的な首相の座を目指した。しかし批判が大きくなり失敗するとみると否やあとは豊洲同様、放り投げて責任取らず希望の党は希望無き党へ変貌した。 この都知事の手のひら返しはすさまじく、多くの政治家は梯子を外され犠牲になった。

 

今回に限っては「命より五輪」を鮮明にしたまま初動が遅れ、3月3連休まではパンデミック問題をシカトしていた。というより意図的に怠り、延期が決定したとたん7月の知事選に向けて「自らの再選ロードマップ」を描き始めた。

 

自身の任期中に五輪開催の強行を熱望し「都民ファースト」ならぬ、今度は「アスリートファースト」を掲げたが、危険な状況の中五輪を強行する姿勢によって、アスリートファーストも嘘っぱちであることが国民に知れ渡った。

 

この都知事の特徴は、そのときに応じて耳触りの良いワードを多用するということ。問題解決というより自身の名誉のために多くの人間を犠牲にしてきた。実績どころか東京都に莫大な損害を与えてきたのが実際のところである。(少なくとも、自分の目にはそう映る)

 

現在の自粛要請解除の基準も、国内の検査抑制でまったく意味のないものであるにも関わらず、抑制数字を知事選に合わせる形でこの問題を意図的に引き延ばし、「感染者ゼロに抑え込んだ救世主」として選挙に挑む、といったロードマップが描けているように映る。 飲食店やサービス業でその日1日が苦しい都民は溢れているが、そのような人たちの数は彼女の目にはまったく映っていない模様。

 

定量的・科学的な具体的データが不明なまま、「3密」といった印象レベルの言葉の下、多くの産業を漠然とひとくくりにし、首都圏の経済崩壊を引き起こそうとしている。  飲食店や接待業に関しては顕著であり、まるで私怨があるかのように、「歓楽街」に対しても徹底口撃、飲食店含むそれらの産業は実質閉店休業、倒産から失業者を大量に発生させた。 

 

問題視されるのは、多くの方が言っているように五輪延期が決定する以前より全力姿勢を示していたのならまだしも、外圧によって五輪が延期された直後から、頻繁にスクリーンに映り出した事である。

 

公約達成ゼロの挙句、豊洲問題で莫大な損害を与え、上記のような時系列を踏まえればコロナに便乗した選挙運動といわれても仕方がないのが実情である。繰り返しになるが全面解除と都知事選のタイミングの一致を狙っているようにしか映らない。(尻尾)

 

都知事自身は誰に食べさせてもらっているのか考えた事はないらしく、食べさせてもらっている都民に対して「自粛しろ」(実質倒産)と平然と言ってのける姿勢には辟易する。通常であれば、謙虚さをもって発言すべきところだが、とてもそうには見えない。

 

都知事選に関しては、コロナや五輪を控えたこんなややこしい時期に有力な対抗馬がでてくることは考えにくく(出てきて欲しいのだが)、賞賛どころか罪に問われるべき人間が再選という状況となっている。 本人はそれを望んでいるのかもしれないが、次の任期後半では財政や自殺者、不況の問題から現在の首相以上にボロクソに叩かれそうな気配だが、そこまで考えていないのだろうか?不思議な都知事である。

 

在任期間を検証すべきところを雰囲気だけで報道する大手マスコミも大問題である。報道出身ということで根回しが効いているのはわかるが報道の在り方でマイナス面は随分と軽減されている。 都民は彼女の過去を検証して行動すべきではないだろうか? 政治に対する無関心によって自身の生活が苦しくなるのは間違いないのだから。

 

 

以上5月22日Update.