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静岡

ゲンジボタルの光の舞 御前崎で見頃

湧き水の近くを舞うゲンジボタル=御前崎市門屋で

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 御前崎市の門屋ホタルの里でゲンジボタルの光の舞が見頃を迎えている。幼虫を放流した門屋ホタルの会の沖二三男代表(75)によると、成虫になってからの寿命は二週間前後。次々と羽化するため「六月初めごろまで楽しめる」という。

 住民有志でつくる会員が長年にわたり保護活動をし、ホタルの生息環境を整えてきた。会員が成虫から採取して卵から育てた幼虫二千五百匹ほどを今年二月、地元の園児とともに湧き水の流れに放した。

 今月十七日ごろから徐々に姿を見せ始め、二十二日夜には、数十匹が緑色の光を放ってフワフワと舞っていた。途切れなく住民が訪れ「すごいたくさんいるね」「きれい」と見つめていた。

 場所は門屋公民館の西に二百メートル。湿度が高く、風がない日の午後七時半~九時ごろに多く飛ぶという。ホタルの会は、新型コロナウイルス対策としてマスクを着用の上、密集を避けて観賞するよう呼び掛けている。

(河野貴子)

 

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