生物兵器の製造に転用可能な精密機械を中国へ不正に輸出した疑いで逮捕されたメーカーの社長ら3人が、韓国にも不正輸出した疑いで、警視庁公安部に再逮捕された。

この事件は、横浜市の「大川原化工機」の社長・大川原正明被告(71)ら3人が、2016年6月、生物兵器製造に転用可能なため、輸出が規制されている噴霧乾燥機「スプレードライヤ」を中国に不正輸出したとして逮捕・起訴されたもの。

警視庁公安部は26日、大川原被告ら3人を2018年2月、韓国にも不正輸出した疑いで再逮捕したという。

3人はこれまで、「輸出した物は規制の対象外だと認識している」と容疑を否認している。