東京都は25日、厚生労働省が実施する新型コロナウイルスの感染歴の有無を調べる抗体検査が板橋区、豊島区、練馬区の3区で6月1日から始まると発表した。都は厚労省からの依頼で、検査に協力する住民を各区1千人ずつ、計3千人を抽出。検査を受けた住民には6月下旬以降に結果を通知する。
都は20歳以上の住民を対象に住民基本台帳から年齢・性別ごとに無作為に協力者を選び、郵送で連絡。6月1~6日に各区に設けた会場で10ミリリットルを採血してもらう。検査費用はかからない。
厚労省は今後の感染拡大防止策を検討するため、東京都のほか、大阪府、宮城県の3都府県で計1万人規模で抗体検査を行うと発表していた。