新型コロナ、教会のミサで集団感染 独フランクフルト
【5月24日 AFP】ドイツのフランクフルト(Frankfurt)で今月10日に行われた教会のミサに参列した人のうち、40人余りが新型コロナウイルスに感染していたことが分かった。現地メディアが23日、伝えた。
地元保健当局は独DPA通信に6人が入院したと明らかにした。現地紙フランクフルター・ルントシャウ(Frankfurter Rundschau)によると、このミサが行われる数日前にドイツでは宗教施設が再開されていた。
ドイツでは新規感染者数が堅調に減少したことから、感染拡大の抑制を図る移動制限が今月初旬から緩和され始めた。ドイツ国内の感染者数は欧州の近隣諸国の一部と比較して少ないものの、感染拡大の第2波は依然として警戒されている。
フランクフルト近郊のマインキンツィッヒ郡(Main-Kinzig-Kreis)当局は22日、フランクフルトで開かれたイベントに参加した16人が感染したと発表していた。
北部ニーダーザクセン(Lower Saxony)州当局は23日、同州レーア(Leer)市内の飲食店で7人が感染し、約50人が隔離されたと発表した。