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福井ツバメ到来に逆さ傘 あわらの農作業小屋
あわら市城の農業堂下陽子さん(46)方の農作業小屋に今年もツバメの季節がやってきた。ふんで床が汚れるのを防ぐため、天井からたくさんの傘が逆さにつるされた小屋の中では、21日も10組余りのつがいが飛び交っていた。 ツバメは既存の巣を利用したり、新たに蛍光灯のかさの上に作ったりしている。雌雄が交代で卵を抱いているつがいもいれば、ふ化したひなに餌を与えていると思われる親鳥もいる。まだつがいになっていない雌を巡り、雄同士が時には空中で体をぶつけ合って争い、一時的に小屋の中が騒がしくなることも。傘の縁に止まって羽を休める親鳥もいた。 巣立ち前のひなが羽ばたいた拍子にバランスを崩して落ちてしまい、傘のおかげで助かることもあるという。堂下さんは「昨年は7月まで居残ったツバメがいました。今年はいつまでいてくれるでしょう」と優しく見守っている。 (松田士郎) PR情報
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