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岐阜

客室使いハートマーク 休業中の岐阜のホテル

地域の人たちを元気づけようと、空いた客室の照明でハートマークを作る都ホテル岐阜長良川。手前は長良川に停泊している鵜飼観覧船=岐阜市湊町で

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 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために休業中の岐阜市内のホテルと旅館が、客室の照明を使った演出をしている。長良川を挟んで向かい合う、都ホテル岐阜長良川(同市長良福光)と十八楼(同市湊町)。客がいない部屋に明かりをつけて、ハートマークや家の形を浮かび上がらせている。

 都ホテルは、約50室を使ったハートマーク。休業せざるを得ない中でも、地域の人たちを元気づけ、思いやりの心を忘れないようにという気持ちを込めた。演出の告知はしていないものの、明かりを見た人から「心が温まる」「ありがとう」などの電話が相次いでいるという。

 十八楼は、外出を自粛する人たちに楽しく過ごしてほしいと、家の形を表現。今後は「HOPE」の文字やマスクの形も検討している。おかみの伊藤知子さん(45)は「1人でも多くの人に希望を届けたい」と話す。

 照明の演出は両施設とも31日まで。都ホテルは終日点灯し、十八楼は午後7時~翌午前0時。

 (安江紗那子)

 

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