社会豊橋、狂犬病発症確認 フィリピンでかまれ来日か愛知県豊橋市は22日、フィリピンから来日し、市内の医療機関に入院している患者が狂犬病に感染していることを確認したと発表した。患者は発熱などの症状があり重症。フィリピンで犬にかまれたことで感染した可能性がある。厚生労働省によると、海外で感染して日本国内で発症した事例の確認は14年ぶり。 市などによると、患者は静岡市在住。フィリピン滞在中の昨年9月、左足首を犬にかまれ、現地で医療機関を受診することなく、今年2月に来日した。 5月中旬から水を怖がるなどの症状が出たことから、豊橋市に住む知人が静岡市まで迎えに行き、18日に豊橋市内の医療機関を受診させた。 医療機関で採取した検体を国立感染症研究所(東京)でPCR検査(遺伝子検査)したところ、22日までに陽性と確認された。フィリピンで流行している狂犬病ウイルスの遺伝子配列とほぼ同じだったことなどから、豊橋市などは患者がフィリピンで感染したとみている。 豊橋市の佐原光一市長は会見し「狂犬病は通常、人から人へと感染することはなく、この患者から感染が拡大することはない」と述べた。 (中日新聞) PR情報
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