依田紀基氏「バイキング」に登場ー岩田一氏も応援 | 日本ファミリーオフィス協会
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2020年02月19日(水) 07時32分40秒

依田紀基氏「バイキング」に登場ー岩田一氏も応援

テーマ:芸術・文化

囲碁の依田問題に関しては、依田さんの知りあいの一人として心配はしていた。このままだったらいくら依田さんが正しいとしても、一人では執行部に押し切られてしまう。執行部のメンバーも役職ほしさに小林理事長の言うことを聞くだろう。日本の組織にはよくある話だからだ。

ただ同時に、「通せんぼ」の場面をマスコミに撮らせたり、「ウソをついていたら切腹します」というキャッチコピーを考えたり、マスコミへの出し方など、依田さんにしては「やるな」とも感じていた。

 

この背景が今日昼の「バイキング」を見てわかった。ここに岩田一さんが出ていて、「なるほど」と得心した。岩田さんが知恵を付けたのは容易に想像できるからだ。岩田さんは慶応囲碁部出身のプロ棋士で、あの時代でほぼ唯一の大卒プロだ。人格識見とも、私の知る限り日本棋院一だ。私も大学時代、岩田さんに大変お世話になった。依田夫人の原幸子は岩田門下だ。

 

当初私は、「依田氏が勘違いしていないか」という疑念があった。しかし岩田さんが「依田君の方が正しい」というならほぼ間違いない。弁護士二人をつけて、3月初旬の記者会見の準備をしているという。やはり「多勢に無勢」状態に違いはないが、日本棋院の中にも「岩田さんが言うなら本当だろう」と考える人々がいるのは間違いない。これで依田さんが一敗地にまみれることはないと一応安心だ。記者会見の後の「切腹」もないだろう。

 

執行部も大変な事態だろうが、問題はそんなコップの中での内輪もめではない。ただでさえ囲碁人口が減っているときに、囲碁界のある意味スターである依田氏を排除して、いいことは何もない。今回の事件を契機に、次にいい理事長を外部から呼んで(それが難しいのだが)、日本棋院を根本的に立て直す時期ではないか。

 

 

 

 

 

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