フィリピン警察が中国系の地下病院摘発 新型コロナ感染者を違法治療

[ 2020年5月20日 16:12 ]

摘発されたフィリピン・クラーク特別経済区の中国系地下薬局(AP)
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 フィリピンの警察当局は19日、首都マニラの北西にあるクラーク特別経済区の住宅を家宅捜査。許可なく開業していた違法の「地下病院」と「地下薬局」を摘発した。

 AP通信によれば、7つのベッドがある地下病院では新型コロナウイルスに感染した疑いがある中国系市民が診察を受けていたと見られており、偽物と思われる200個以上の検査キットを押収。ゴミ箱からは使用済みの注射器などが見つかった。

 フィリピンではこれまでに東南アジアでは最多の1万3000人の感染が判明。死者数は837人に達していた。

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