朝鮮日報

ウガンダに「金福童センター」建設、正義記憶連帯の怪しい募金(下)

 一方、正義連は19日、本紙の取材に「ウガンダ金福童センターはGWVUと合意した事項であり、正義連が1200万ウォンかけて現地の用地を直接勝った」「GWVUが払ったのは1200万ウォンとは別の1000ドル(11万円)ほど」と言った。「用地購入に関する公式文書があるか」という本紙の質問には答えなかった。

 「日本政府の介入」という正義連の主張についても、シルビア代表は「日本政府の介入で金福童センター建設がなくなったのではなく、最初から私たちは戦争生存者のシェルターとして推進していた」と否定した。そして、「(正義連が)私の名前を募金で出したのか」と問い返した。そうだと答えると、「むかむかする(disgusted)」、「私に(計画などについて)何も言わなかった」「本当に悪い(really bad)」と言った。

 正義連ホームページによると、昨年6月から今年1月まで「金福童センター」建設基金に使用してほしいとして寄付した団体と個人は100を超える。慰安婦被害者・吉元玉(キル・ウォンオク)さんも昨年6月に500万ウォン(約44万円)寄付した。正義連は、金福童センター建設の目的で集まった寄付金は2019年時点で4381万8344ウォン(約386万円)であることを19日の釈明文で初めて公開した。シルビア代表は「彼ら(正義連)の寄付金がどこに使われたのか、確実に解明すべきだ」と言った。

 正義連は、こうしたシルビア代表のインタビューについて、「ウガンダ政府が韓国メディアを注視している状況で、シルビア代表はきちんとした内容の話を言えなかったのだろう」と言った。行政安全部の陳永(チン・ヨン)長官は同日、国会で「挺対協(韓国挺身隊問題対策協議会、正義連の前身)・正義連に22日までに資料を提出するよう要求し、違反が見つかれば措置を取る」と述べた。

イ・ヨンビン記者

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