木曽郡木曽町開田高原で4日、「第27回信州木曽開田高原そば祭り」(町観光協会開田高原支部主催)が開かれた。晴天にも恵まれたため、県内外から「1万人を超える観光客」(主催者)が訪れ、ごった返した。
祭りの目玉は、主会場の野外音楽堂ステージで行われた「そば食い競争」。成人男性と成人女性、カップル、子ども(小学生以下)の4部門に計70人が参加し、3分間に食べた新そばの量を競った。
高校教員志儀智史(しぎさとし)さん(26)と、豊田佳世(かよ)さん(28)=ともに松本市浅間温泉=は、相手に食べさせるカップル部門に出場し、2人で7杯を食べた。来年には結婚する予定といい、「途中で笑ってしまったけど、味わうこともできた。良い思い出になった」と、楽しそうだった。
別会場には、新そばのかけそばともりそばを500円で販売した特設の「そば茶屋」もあり、長蛇の列ができた。また、開田高原一帯のそば店では祭りに合わせた割引サービスを行い、好評だった。