怒りのSNSが安倍1強政治を粉砕 国民には大きな成功体験
しかし、計算通りにいくのかどうか。アベ政治をストップさせたSNS世論は勢いを増しているからだ。採決見送りのニュースが伝えられた18日午前には、早くも「世論が政治を動かした」「ようやくここまできた」「廃案に追い込もう」「もっと声を上げよう」といった投稿があふれかえった。
■「#選挙にいこう」まで登場
さらに「#選挙にいこう」というハッシュタグまで登場。<野党が弱いから国民が小さな声を上げ続けなければならない><ツイート1つは無視できても、選挙の1票は無視されない!><政治に無関心な私達が、安倍晋三というモンスターを産んだ。モンスターを退治するために#選挙にいこう>などとツイートが相次いでいる。政治評論家の本澤二郎氏が言う。
「今回、SNSが政治を動かした。この成功体験は大きい。国民の多くが声を上げれば政治を変えられると気づいたはず。一度目覚めた国民は、もとに戻らないでしょう。安倍応援団のネトウヨをはね返したことも大きかった。これまでは市民が正論を唱えても、ネトウヨに誹謗中傷され、正論が広がらなかった。でも、今回はネトウヨの妨害に負けなかった。小泉今日子さんなどの有名人も『芸能人は黙ってろ』と難癖をつけられても屈しなかった。もし、安倍自民党が秋に“検察庁法改正案”を成立させようとしたら、国民は黙っていない。もう、成立は難しいでしょう」