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大事なところで独自路線を選択し、政府与党にエールを送ってしまう維新の勘違い

維新にもそれなりに物の道理が分かったいい国会議員がいるのだが、最後の土壇場で総崩れになってしまうような弱さを抱えているようだ。

少なくとも、今は、様々な欠陥を露呈してまさに政権としての末期症状を呈し始めている安倍政権の単なる補完勢力になってしまうような振る舞いだけは止めた方がいいと思うのだが、折角抜いた矛を中途半端に鞘に納めてしまうようなことをやってしまいそうだ。

他の野党とは一線を画しているということを強調したいのだろうが、どうも世論とは違う独自路線を選択しそうである。

維新の存在が結果的に与党の強行採決路線を側面的に支援してしまうことになってしまうのだから、他の野党からは、どうしても、維新は野党の足を引っ張る存在だ、準与党だ、ということになりかねない。

昨日の段階での衆議院内閣委員会での強行採決はなんとか延期されたが、武田大臣の不信任決議が衆議院の本会議で否決されたら、多分、所要の手続きを経て来週の金曜日くらいに検察庁法改正法案が何らの修正なく採決されるという運びになるのだろう。

維新には正論を述べるそれなりの論客もおられるが、そういった方々の議論は結局は無視されてしまいそうだ。

ちょっと気の毒である。

一応は平場での議論は許されているようだが、結局は大事な方針は一部の幹部が決定し、維新に所属する国会議員は結局はそれに従わざるを得ない、という特異な権力構造、意思決定構造が維新にはあるようである。
造反すれば簡単に除籍されてしまいそうだから、よほど反骨の人でないと自説を押し通すことは出来ないだろう。

筋悪の検察庁法改正法案には、現時点では徹底的に反対を貫いた方がいいはずだが、維新の執行部の皆さんの判断はどうやら違うようだ。
付帯決議でなんとか実を取ろうという考えのようだが、まあ、止めた方がいい。

維新が、これからどう動くか注目している。

維新と国民民主は同一歩調を取った方が、いいはずなんだがな。

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