風かおる 鉄の路

風かおる 鉄の路

主に私が乗車した乗り物関連(鉄道中心)、その他気になったことを綴っていきます。

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JR東日本が誇るクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」。

 

その1泊2日コースでは1日目に前回紹介した姨捨駅に停車したあと、篠ノ井線経由で長野駅にやってきます。

22時頃の数分間のみの運転停車ですが、まだ四季島を見たことが無かったので見てみることにしました。

 

夜ごはんを食べて再び長野駅のホームへ。

 

しばらくしてゆっくりと長い編成が入ってきました。

 

シャンパンゴールドの車体に特徴的な大きな前面窓…

 

 

展望車の様子を覗くことができました。

誰もいませんね…

 

 

数分の停車の後、発車してきました。

 

ラウンジカー。樹木のような窓が特徴です。

 

食堂車。テーブルランプの明かりが流れていきます。

 

いつかは乗りたい四季島。

今回初めて見ることができました。

 

それでは、次回からは2日目の様子となります。

 

★列車データ

8017M 団体 TRAIN SUITE 四季島 1泊2日コース 長野(22:02頃/22:05頃) E001系 (10両)

※9月21日撮影

 


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姨捨駅は篠ノ井線の無人駅。

スイッチバックがあることでも知られています。

そして、ここは日本三大車窓(狩勝峠・姨捨駅・矢岳駅)の一つ。

昼間は善光寺平の絶景が広がります。

 

そして夜は…

 

このように美しい夜景が見られるのです。

6月には棚田に水が張り「田毎の月」が見られるとか…(駅から見られるのかはわかりませんが)

日本三大車窓の夜景、一度見てみたいと思っていたので今回降りてみました。

 

 

駅名標はスイッチバック駅であることを表す表記。

 

ホームから張り出した展望デッキもあります。

 

さて、今回ここに降りたのは姨捨の夜景を見るためではありますが、もう一つ快速「ナイトビュー姨捨」に乗るというのも目的です。

 

ナイトビュー姨捨は毎年5月下旬~9月の主に土曜日の夜に長野~姨捨間を1往復する観光列車。

使用車両はHB-E300系「リゾートビューふるさと」編成。

以前リゾートビューふるさとで乗車したことがあります。

 

長野からナイトビュー姨捨でやってきてここ姨捨で1時間滞在し、帰りの同じ列車で戻るというのが一般的ですが、今回は松本方面からやってきたので復路のみの乗車となります。

 

ナイトビュー姨捨の往路はすでに回送となって消えており(前回聖高原で見たのがその編成)、乗客は駅舎の中に入った後でした。

 

乗客をもてなすべく、地元の方が笛を演奏していました。

夜景と相まって雰囲気が高まりますね。

 

駅舎は木造。1934年に建てられたもので、復元工事が行われたこともあり、ノスタルジックな雰囲気です。

 

跨線橋を渡って駅舎の方へ。

 

駅舎の中では地元の方による味噌汁と甘酒の振る舞いがありました。

 

これもナイトビュー姨捨停車時限定のおもてなしです。

今日は味噌汁ばかり飲んでいるような気がしますが…(笑)

 

お隣では姨捨の駅名にちなんで「姨捨伝説」の朗読が行われていました。

 

せっかくなので駅舎の外へ。

夜になると木造駅舎の魅力が2倍になるような気がしますね(笑)

 

ちなみに駅舎の隣にはこんな建物も。

こちらは ラウンジ「更級の月」。

 

クルーズトレインTRAIN SUITE「四季島」用のラウンジで一般客は利用することができません。

この日は四季島の運行があるため、準備が行われていました。

 

ナイトビュー姨捨発車と入れ替わりで入線することになっています。

 

一度は四季島乗ってみたいですね…

 

さて、そろそろナイトビュー姨捨に乗る時間がやってきました。

 

 

 

聖高原で待機していたHB-E300系2両編成が入線してきました。

 

行先表示機は星と月のイラスト入りのかわいらしいもの。

 

全車指定席です。

 

 

跨線橋を渡り、乗り込みます。

 

地元の方に見送られて出発です。

 

夜景を眺めやすいよう、発車後すぐ車内が減光されます。

 

夜景を見ながら列車は下っていきます。

 

途中・桑ノ原信号場で停車。ここで四季島とすれ違ったらしいのですがよくわからず…

 

桑ノ原信号場を過ぎると室内灯が再点灯。

 

しなの鉄道との接続駅・篠ノ井に停車。

 

展望スペースで前面展望を楽しみつつ…

 

姨捨から30分強で終点・長野に到着しました。

 

 

今日は長野泊まりです♪

 

でも、まだもうちょっとだけ今日の予定は続きます。

それはまた次回です。

 

★乗車データ

8233D 快速ナイトビュー姨捨 長野行き 姨捨(20:24)→長野(20:59) HB-E300系 リゾートビューふるさと編成

※9月21日乗車


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2020年5月7日。一つの路線がその使命を終え、最終運行を迎えました。

 

その名は三井化学専用線。

三井化学専用線は福岡県大牟田市の旭町駅(仮屋川操車場:JR線と接続)~宮浦駅間1.8kmを結ぶ路線で、三井化学大牟田工場へ工業原料を輸送するために使われていました。

 

この三井化学専用線は元々石炭を運んでいた三池鉄道の残存区間であり、三池鉄道時代からの機関車が使用されていることから、「炭鉱電車」の名前で親しまれてきました。

 

三井化学大牟田工場が原料の購入元を変更することに伴い、トラック輸送へ移管することから廃止となったこの専用線。

戦前製のノスタルジックな凸型電気機関車が運行することでも知られていました。

 

今回は以前撮影した三井化学専用線運行の様子をご紹介したいと思います。

 

三井化学専用線は毎年5~6月頃の休止期間を除いてほぼ毎日運転で、

 

①宮浦駅→仮屋川操車場に空の貨車を輸送(返却)

②牽引した機関車を単機で宮浦駅に回送

③宮浦駅→仮屋川操車場の単機回送

④仮屋川操車場でJRから貨車を受け取り宮浦駅まで運行

 

の1日計4回が朝8~9時頃に運行されていました。

 

まずは①の貨車返却を撮影するために専用線と国道208号線とが交差する、旭町1号踏切へと向かいました。

 

こちらがその旭町1号踏切。

6車線をまたぐこの踏切、普通の踏切とは結構異なります。

 

まずは、遮断器ではなくワイヤーが降下する「ワイヤー式踏切」であること。

 

そして、踏切保安係が手動で操作する「第一種乙踏切」であること。

 

踏切のそばに小屋があり、そこで操作できるようになっています。

外からも装置を見ることができました。

 

踏切を観察した後は列車通過の時間まで待機。

交通量の多い国道208号線。

 

時折西鉄バスが通過していきます。

 

福岡空港行きの高速バス。

 

8時10分過ぎ、背後から三井化学の方が2人現れました。

道の両側に立ち、踏切の安全確認を行うようです。

 

続いて踏切保安係の方が小屋へ。

無線(もしくは電話?)で連絡を取りつつ、列車の接近を監視します。

 

8時20分過ぎ…

 

踏切警報音が鳴り、遮断ワイヤーが降りてきました。

まもなく列車が通過します。

 

警笛が聞こえてきました…

 

 

 

1937年製の18号機関車に牽かれた返空貨物列車が堂々の通過です!

 

運良く西鉄バスとのコラボも見ることができました。

 

吊り掛け駆動特有のモーター音を響かせながら通過していきます。

 

後ろに繋がれているのは通称「銀タンコ」と呼ばれる濃硝酸専用タンクコンテナを積んだコキ200。

迫力がありますね…

 

列車通過後は、仮屋川からの単機回送を撮るべく歩道橋の上へ。

 

仮屋川でコキ200を切り離した18号機関車が戻っていきます。

 

 

 

6車線の道路をまたぐ機関車は上から見るとかわいらしくもありますね♪

 

さて、撮った後は次の列車の時間までに宮浦駅に向かいます。

 

その途中にあったこれは、三池鉄道三池本線の廃線跡の橋。

ちょうどこの先で現存する三井化学専用線(旭町線)と合流していました。

 

 

パイプラインと線路に沿って進むことしばらく。

 

こんなものが見えてきましたが、ここは工場の中ではなく公道。

もちろん一般の人も入ることができます。

 

その先現れたのは踏切。東泉町2号踏切です(写真は渡ってから来た方向を撮影)。

ここは珍しい電鈴式の警報機が設置されています。

 

踏切を渡り、更に線路に沿って進んで行くと、線路が多数分岐し操車場のようになっているところに出ました。

ここが宮浦駅。

三池本線と旭町線が合流していたことから構内は広くなっています。

 

何やら機関車が止まっていました。

 

こちらは12号機関車。入れ換え用です。

 

ちなみに前に繋がっているのはデ-1電源車。

12号機関車は貨車を工場へ運ぶ役割もあるのですが、ここは化学工場。

機関車と架線との間で起こるスパークが可燃性の気体に引火し、爆発する可能性もあります。

そのため、工場への引き込み線は非電化となっていることから、入れ換え用機関車は電源車からの電気で動くようになっています。

 

現在はパンタグラフを上げて充電中。

(※敷地外からの撮影です)

 

その機関車の隣の建物が宮浦駅の駅舎。

木造のようですね。

 

駅の反対側には先程戻ってきたばかりの18号機関車がつかの間の休息。

 

柵の外から運転台まで見えました。

 

近くには黄色のタンクコンテナが。

これは黄タンコと呼ばれる液化塩素専用のもの。

ときどき銀タンコとともに搭載されることがあるようですが、この日は搭載なしでした。

 

門司 前 小倉 後 …?

 

そろそろ次の列車の時間になったので先程の踏切へ。

 

通常の踏切とは違う独特の音色の警報音。

 

 

 

 

18号機が仮屋川へ単機回送されていきました。

 

 

 

しばらくすると、今度はタンクコンテナを満載したコキ200 4両を牽引して戻ってきました。

 

 

 

吊り掛け駆動の音を楽しみつつ…

 

宮浦駅に到着した貨物列車は直ちに機関車切り離し。

 

機回しと同時に12号機関車が動き出しました。

 

 

 

機回しして貨車の仮屋川方に連結。

そして、貨車を1両だけ牽いて工場へと向かいます。

 

 


 

東泉町2号踏切を通過。

写真からもわかりますが、パンタグラフを下ろして走っています。

これもまた珍しいですね。

 

工場への引き込み線へ入り、しばらくして今度は単機で戻ってきました。

 

 

 

 

かわいい…♪

 

貨車は全部で4両あるので、この作業を4回行うことになります。

 

貨車を1両ずつ運んでいくその姿を可愛らしいと感じてしまいました(笑)

 

4両全てを工場へ運び入れ、機関車が戻ってきたところで作業は終了。

工場への引き込み線は柵が閉じられました。

 

 

今回、貴重な戦前製の機関車が牽引する三井化学専用線をたっぷり味わうことができました。

ワイヤー式や電鈴式の珍しい踏切、吊り掛け駆動の機関車、かわいらしいバッテリー走行の小さな機関車…

どれも素晴らしいものでした。

 

5月7日の運行終了後、まだ車両の処遇は決まっていません。

 

できれば残してほしいものですが…

どうなるのでしょうね。

 

それでは、今回はここまでです。

 

 

【おまけ】

大牟田駅の駅舎です。

 

 

※今回参考にさせて頂いたサイト→「三井炭鉱専用鉄道研究所」様


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再び茅野駅に戻ってきました。

 

これから長野方面へと進みます。

ですがその前に…

 

こんな自販機見つけちゃいました。

 

これは茅野市のお隣、諏訪市のお菓子屋さん「なとりさんちのたまごや工房」の自販機。

養鶏業が元となったお店ということもあり、卵を使ったお菓子が人気です。

 

まずはお金を投入して赤色のランプが光ったらそこの扉を開けて商品を取り出す、という仕組みなよう。

自販機大好きな私としてはぜひ利用してみたい…とのことで買ってみました。

卵のパックもありましたが、さすがに旅行中は無理ということで…

 

選んだのはこちら。

くるたま(くるみのたまご)とレモンのたまごのセットです。

大粒のくるみが入ったマドレーヌとさっぱりレモンケーキ。

あとで美味しくいただきました…♪

 

あとは列車の時間までお土産物屋に入ったりして時間をつぶしました。

 

ちのステーションホテルなんて建物も見つけました(笑)

 

それでは、そろそろ茅野を離れるときがやってきました。

 

乗車するのは長野行き普通列車。

小淵沢発長野行きという比較的長距離を走る列車です。

 

乗るのはまた211系。

当駅であずさに抜かれた後発車です。

 

お隣の上諏訪駅はホームに足湯がある駅。

2002年までは露天風呂だったそうで…

どんな感じだったのか気になります。

ここ上諏訪、岡谷などから通勤通学客がたくさん乗ってきて車内は満員に。

 

「みどり湖経由」でおなじみみどり湖駅。

停車したのは初めてです。

 

塩尻を過ぎ、篠ノ井線に入って松本到着。

ここで10分停車。満員だった車内はここで人がどっと降りたことで空いていました。

 

せっかくなのでちょっと降りてみました。

 

松本を出た列車は篠ノ井線を北上していきます。

 

途中の聖高原ではリゾートビューふるさと用のHB-E300系が停車しているのが見えました。

 

列車はこの先どんどん山道を登っていきます。

 

日本三大車窓の姨捨に到着。

目的地は長野ですが、とりあえずここで下車。

 

姨捨駅を見ていくことにします。

 

それでは。

 

★乗車データ

1547M 普通 長野行き 茅野(18:11)→姨捨(19:56) 211系 N310編成

※9月21日乗車


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せっかく茅野駅に来たので観光していきたいと思います。

この旅行を計画した当初は北八ヶ岳ロープウェイや車山高原リフトが候補に上がっていました。

 

しかしながらこの日は雨。とても高原観光できる天気ではありません。

 

ということで、茅野市観光案内所でいろいろ調べた結果…

白樺湖へ向かうことに。

 

白樺湖はここ茅野駅から約20km離れた場所にある農業用の人造湖。

観光開発が進められ、いろんな施設が揃っています。

その中には雨でも楽しめる施設があるわけで…

 

ということでまずはバスで白樺湖へ向かいます。

 

乗車するのはアルピコ交通の茅野駅-霧ヶ峰-上諏訪線。

 

白樺湖や車山高原・霧ヶ峰を通って茅野駅と上諏訪駅を結ぶ観光路線です。

アルピコ交通に乗るのは久しぶり。

さっそく乗車します。

 

バスは茅野の市街地を走っていきます。

 

途中「ちの皮フ科」にテンションが上りつつ(笑)

 

市街地を抜けると山が近づいてきました。

 

山道のカーブを何度も曲がりくねった先…

 

湖が見えてきました。

これが白樺湖です。

 

バスは白樺湖を南から反時計回りに半周し、西白樺湖へ。

ここで下車します。

 

傘をさして、まずは湖の景色を眺めます。

雨が降っていますが、そのことにより幻想的な景色になっています…

 

さて、雨に濡れないようほどほどに切り上げて移動します。

 

向かったのはこちら。

「世界の影絵・切り絵・ガラス・オルゴール美術館」。

名前が結構長い…

 

池の平ホテル&リゾーツの関連施設であるここ、 影絵の世界的作家・藤城清治氏の作品を中心とした展示が行われています。

 

残念ながら撮影禁止だったので内部の画像はありません…

暗くなった館内が影絵を引き立たせて、とても幻想的な空間となっていました。

出口のところにあった10円オルゴールの音色に聴き惚れてから有料ゾーンを抜けます。

 

さて、この美術館に入館するとその特典として無料できのこ汁をいただくことができます。

 

お隣の食品館へ。

 

私が食品館の中に行くとちょうど店員さんがやってきてきのこ汁を温め直してくれました。

 

このきのこ汁に使われているきのこと味噌はこの食品館でも販売しているとか。

少量でしたが、美味しかったですね~

今日は身体が暖まるものばかり食べている気がします(笑)

 

 

食べ終わった後は「ポタバス」という池の平ホテルの各施設を周遊するバスに乗車し、「プラザ21」へ。

 

お買い物して時間を潰します。

 

1時間ほどしてやってきたアルピコ交通のバスで茅野駅へ。

 

湖畔のリゾート地を抜け、山道を下っていきます。

 

50分ほどかけて茅野駅へ。

 

再び戻ってきました。

 

次回に続きます。

 

★乗車データ

アルピコ交通 茅野駅-霧ヶ峰-上諏訪線 上諏訪駅(霧ヶ峰口)行き 茅野駅→西白樺湖

茅野営業所 97469号車 三菱ふそうエアロスター KC-MP717K

 

池の平ホテル&リゾーツ ポタバス 影絵美術館玄関前→プラザ21玄関前

 

アルピコ交通 茅野駅-霧ヶ峰-上諏訪線 茅野駅行き 東白樺湖→茅野駅

茅野営業所 97351号車 日野ブルーリボンHIMR KC-RU1JMCH