英文などでよく出てくる「visit」という単語。この単語は、名詞または動詞として使われますが、動詞の場合「訪問する」とか「会う、会いにいく」などの意味があります。
この「visit」を使うときに戸惑うのが「visit」以降の単語のつながり方、つまり「visit」が目的語を必要とする単語なのか、それとも目的語を必要としない単語なのかという点です。
そして、他動詞であれば「visit」の後に名詞(目的語)が必要です。自動詞であれば「visit」の後に文章が続くとき副詞が来ます。
つまり、目的語が必要であれば「visit」は他動詞、必要なければ自動詞ということになります。
「visit」は他動詞?それとも自動詞?
「visit」を動詞として使う場合、他動詞としてでも自動詞としてでも使うことができます。
ただし、「visit」は他動詞として使用する場合がほとんどです。
「visit」を他動詞として使用した例文
John visited me while I was hospitalized for illness.
(私が病気で入院しているときジョンは見舞いに来てくれた)
Has Tom ever visited the movie theater?
(トムはその映画館に行ったことがありますか?)
「visit」を自動詞として使用した例文
Paul went to Belgium last year.
(ポールは昨年ベルギーに行きました)
He is going to visit again next year.
(彼は来年再び訪れる予定です)
「visit」の後の「Belgium」が省略される形で自動詞として使用されています。
「again(再び)」と「next year(来年)」は副詞です。
動詞「visit」の後に前置詞は必要なの?
「visit」を動詞として使う場合、ほとんどが他動詞で使うということを説明しました。他動詞の後ろには名詞(目的語)が来ますので、動詞「visit」の後に前置詞はほとんど必要となることはありません。
「visit」は名詞としてもよく使う
本文の冒頭で「visit」は動詞だけでなく名詞としても使うと述べました。
「visit」を名詞で使う場合でも「訪問」とか「見舞い」「見物」といった意味になり、機能は違えども意味は動詞と同じです。
名詞として「visit」を使う場合、前置詞を伴うことが多くなります。以下に例文を紹介します。
例文1
He received a visit from his friend.
(彼は友達の訪問を受け入れた)
例文2
My visit to Boston was fun.
(ボストンへの訪問は楽しかった)
「visit」を名詞で用いる場合、前置詞として「to」を使うことが多いです。
ただし必ずしも前置詞が必要であるとも限りません。例えば、以下の例文を見てください。
例文3
What is the reason for the visit?
(訪問の理由は何ですか?)
このように、名詞「visit」の後に何もついていなくても文章は成立します。
おわりに
「visit」を動詞として使うとき、ほぼ他動詞で使うため前置詞が不要な場合がほとんどです。
「visit」を名詞として使うとき、「visit」の後に前置詞が付くことが多いですが、必ずしも前置詞が必要とは限りません。