検察庁法改正案に「賛成したくない」自民党議員の本音

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「与党としては委員会を再開して採決を強行する構えだった。まさか与野党理事懇の真っただ中に、事前通告もなく武田大臣の不信任決議案が提出されるとは思わず、完全に裏をかかれました」(与党国対関係者)

 野党国対の奇襲作戦が奏功し、この国の民主主義は首の皮一枚でつながった格好だが、あくまで時間稼ぎにしか過ぎない。



 与党は武田の不信任案を19日の本会議で否決し、さらに野党側が内閣委の松本委員長の解任決議案提出などで徹底抗戦した場合も、粛々と否決して、来週中に改正案の衆院通過を強行する方針だ。数の力の前では野党は無力。今国会中の成立を阻むことは難しい。

■有権者からの直接抗議にビビりまくり

 だが、少なくとも数日間の猶予ができたわけだ。この週末に有権者の抗議の声が高まれば、流れが変わる可能性はある。今週になって、自公の与党や、法案に賛成する姿勢の日本維新の会の国会議員事務所には、有権者からの抗議の電話やFAXが殺到しているという。

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