千葉県内で16日、10~80代の男女8人の新型コロナウイルス感染が判明した。このうち5人は、バングラデシュから帰国後に感染が確認された千葉市在住の夫婦の関係者。県内で感染判明が5人以上となったのは9日ぶり。県内で確認の感染者は累計898人に増えた。
千葉市は同市居住の7人の感染を発表。全員入院した。市によると、うち2人は、15日に感染を発表していたバングラデシュ帰りの夫婦のともに10代の娘。4月30日まで夫婦と同国に滞在し、日本大使館のチャーター機で帰国したといい、娘1人は5月6日に発熱の症状があったという。
帰国後の夫婦や夫と接触し、感染が分かったのが50~80代の男女3人家族。このうち80代男性と70代女性は11日、帰国した夫婦ら計7人で食事をしていた。12日に発熱や食欲不振、だるさなどの症状が出たという。50代男性も帰国した夫と会っており、8日に38度の熱が出たという。市では食事に参加した他の1人と、3人家族の親戚2人を濃厚接触者として健康観察する。
他に同市発表で感染経路が不明な感染者が2人。20代と30代のいずれも東京都内に勤務する女性会社員で、37度台の発熱や呼吸困難などの症状が12日までにみられた。
県は、鎌ケ谷市の20代の無職女性1人の感染が判明したと発表した。女性は、既に感染が判明している50代の女性看護師の長女で同居している。5月13日に発熱や下痢などの症状が出た。現在は入院中で症状はないという。
県内の感染判明は14日に45日ぶりのゼロだったが、15、16日と2日連続で新たに確認された。21日連続で10人未満になっている。
【16日発表の新型コロナ感染者】
千葉市 10代女性 学生
千葉市 10代女性 学生
千葉市 50代男性 自営業
千葉市 80代男性 無職
千葉市 70代女性 無職
千葉市 30代女性 会社員
千葉市 20代女性 会社員
鎌ケ谷市 20代女性 無職
※地名は居住地