無事に千秋楽を迎えることが出来ました。
ご来場いただいだ皆様
誠にありがとうございました。
クジ砂に関わる全ての方々に感謝申し上げます。
そしてなにより、応援して下さった皆様のお陰で最後までスオウとして生きることが出来ました。
こんなにもお客様からの温かみ
そして伝わることが、
近くに判然と感じることが出来たのはとても嬉しいことだと強く思います。
そこには、言葉にしなくとも感じることが出来たし
そしてそれが、役者にとって一番嬉しく有難い事だとも思います。
今回、僕は「人の力」を知ることが出来ました。
体力や筋力ではなく、
人が持つ、人を動かす力。
まずは、アンサンブルの子たち。
彼らは本当に役者の鑑です。
努力で越えられない壁はないことを教えてくれました。
とある稽古場の様子です。
毎日試行錯誤を繰り返し、みんなで話し合って悩んで。
そうして出来たモノだからこそ、経験とか技術よりも、より人に届くモノが生まれたのではないかと思っています。
誰しも潜在的に持っているもので、
何かの為に
誰かの為に
そう思った時にその強さが何倍にも広がる。
それをアンサンブル、いえ、役者達が教えてくれました。
本当にありがとう。
そして仲間。
同じモノを見て、同じモノに向かって
自分だけじゃなくて相手のことを想う。
主に考え動くのは自分だけど、人がいるから自分がいる。
相手の事を考え動くと、自ずとそれが返ってくる。
人のために動くと自分のためにもなる。
人はそれを見て見ぬフリをしがちな気がします。
それを一切逃げずに、全員で作ったからこそ千秋楽の素晴らしい景色に繋がったのだと僕は思っています。
そして応援して下さる皆様。
今回DVD化はありませんでした。
そして席の状況も決して良好なものではありませんでした。
しかし、回を重ねるごとに
少しずつ席が埋まっていき、
前楽日、そして千秋楽日には
平日にも関わらず満席となり
そしてDVD化も実現されました。
皆様のお力が人を動かしたのです。
スオウからしてみたら、民が民の力が国を動かしたのです。
これらのことは本当に幸せなことだし、決して忘れてはいけないことだと思います。
だから僕はここに僕の言葉で記録します。
6日間全8公演と短い期間でしたが、
生の空気を鮮明に感じ
想いを繋げ
皆様に直接触れて
笑い、泣き、喜び
共有出来たこと
本当に嬉しく思います。
本当にありがとうございました。
いつかまた、
砂の海で。