挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
ブックマーク登録する場合はログインしてください。
魔導具師ダリヤはうつむかない 作者:甘岸久弥
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
272/272

271.ブルースライムの逆襲

 緑の塔、ダリヤは機嫌のよい笑みを浮かべ、作業机の上を見ていた。


 本日、王城の魔導具制作部のカルミネ副部長から大型粉砕機の仕様書が届いた。

 改良点は大きさ、材質、刃の構造と形、魔石を五つにしての魔導回路――どれも完璧であった。

 試作ができあがり次第、ダリヤも見学と改良に加わる予定だ。

 だが、おそらく自分の出番はないだろう。


 そしてもう一つ、『防水革』を目指し、革を小さくカットしたものに、防水布と同じくブルースライムの粉を付与する実験、その報告書があった。


 そのままでは耐久性が今一つであったらしい。

 このため、革にくわしい部員と共に、イエロースライムの粉や魔樹まじゅの樹脂、その他の薬品を混ぜてみたところ形が崩れなくなったことが、本来、秘匿するはずの配合率と一緒に書かれていた。


 短期間で仕様書を書ききり、ここまで実験結果を出すのだから、カルミネは付与の腕だけではなく頭脳面もすばらしい。

 何らかの形にできたら見せてくれるとのことなので、楽しみだ。


 しかし、わずか数日でこの仕様書に実験、おそらくはウロスの代理で予算書の確認まで――カルミネの身体は大丈夫なのか。それだけが少々心配である。


 そして、今机の上にあるのは、先日の御礼にと送られた細長い魔封箱。

 中は高級な菓子箱のように区切られていた。

 並ぶ素材は五色。白、赤、青、黄、緑の半透明、完全な半円のウロコがガラスケースに入れられている。

 きらきらと輝いていて、どれも美しい。


 南の島の浅瀬にいる魔魚まぎょのウロコを加工したものとのことで、魔力は少ないが、色合いに濁りがない。

 魔導ランプのガラスの色付けにも、魔導具の水晶ガラスに混ぜ込んでも使える素材である。


 魔封箱を見たとき、いきなり高い素材だったらどうしようと思ったが、手の届く範囲のものであり、量もそれほど多くない。それに安心した。

 何に使おうかと考えると、心が躍ってならなかった。



 ふと気がつけば、窓の外が青暗く日差しを落としていた。

 今日はヴォルフが来る予定なので、そろそろスープを温め、酒と肴の準備をしたいところだ。


 仕様書と魔封箱を棚に片付けると、床のブルースライムの瓶をテーブルに、本日のご飯である栄養水を与えようとする。

 先日はヨナスに開けてもらったが、またも蓋が動かない。蓋を引っ張ると容器まで持ち上がる。


 広口のガラス瓶は蓋に小さな穴があり、スライムが逃げられぬ程度、空気が少しだけ通るようになっている。

 だが、口部分のクラーケンテープの巻きが多すぎるのか、ぴったり閉まりすぎるのだ。


 ダリヤは仕方なく腕まくりをし、左手で瓶を押さえ、右手で思いきり蓋を引っ張る。

 必死になった十秒後、きゅぽん!と高く音がした。

 同時に、視界を右斜め上にブルースライムが飛んで行った。


「ちょっと待って?!」


 慌てて腕を伸ばしたところ、横に置いていた栄養水の瓶に当たり、腰から下に全部かぶった。

 が、今は着替えどころではない。


 すぐスライムを捕まえなければ――即座に作業用手袋をつけ、左手にガラスの大瓶を持つ。


 隔離し、狭い場所で育成しているブルースライムは、比較的動きが遅いことが多い。

 万が一攻撃されても重い火傷はまずしないし、核を叩けば仕留められる。

 作業場には父も使っていた銀の杖が置いてある。視界の隅でそれを確認すると、ブルースライムに向き直った。


 じりじり動くブルースライムを、壁際に追い込みつつ間合いをつめる。

 そして、勢いよく手袋でつかんだ。


「OK!」


 一回で捕まえられたことに、思わず前世の言葉で喜びの声を上げてしまった。

 すぐスライムを大瓶に入れ、机の上にある蓋を手早く閉める。


 以前逃げられたときは、捕まえるのに何度も失敗した。

 転んで両膝を擦りむいたこともあれば、父が仕留めてくれたこともある。

 ヴォルフが来る前に捕まえられて、本当によかった。

 でないとまた彼に心配をかけてしまう。


 ダリヤは安堵して手袋を外すと、作業服を椅子の背にかけ、伸びをした。

 反射神経がないのは自覚しているが、今回に関しては自分を褒めたい。


 そのとき、ちょうどドアのベルが鳴った。

 規則正しいこの鳴らし方は、きっとヴォルフである。


「こんばんは、ダリヤ」


 いつものごとく差し入れと酒を持参して来た彼は、部屋に入るなり、黄金の目をじっと細めた。


「ダリヤ、後ろのそれは――?」

「あ!」


 振り返ると、這い出していたスライムが、ダリヤの後ろを着いてきていた。

 スカートからしたたった栄養水を追ってきたのかもしれない。

 慌てていたので、蓋が斜めだったのか――まずは捕獲が先だ。


 作業用手袋を着けようとテーブルに向かうと、ブルースライムがぴよんと跳ね、ダリヤの赤茶のフレアースカートにぺたりとくっつく。

 すぐ、布地から白い煙が上がった。

 お腹がすいていたのか、いきなり溶解液を出し始めたのだ。


「何で?!」


 お前のご飯は液体なのだから飲むだけでいいではないか、なぜスカートを溶かそうとするのだ?

 この秋に買ったばかり、厚地の冬物で、まだ二度しか身に付けていない。

 ヴォルフが来るから少しはお洒落をと思ったのに――予想外すぎることに、頭は混乱するばかりだ。


 しかし、ここで動いたらスカートが足に貼り付き、火傷する可能性がある。

 自分一人であれば、スカートを脱ぎ、文句を言いながらスライムを捕獲するところだが、目の前にはヴォルフがいる。

 スカートの裾を足にぶつからぬように少し持ち上げ、ただただ悩む。


「ダリヤ、そのスライム、殲滅していい?」

「いえ、あの、これは観察対象なので!」


 突然のヴォルフの提案に、納得するが了承できない。

 確かに核を潰せば外れるだろうが、もとはといえば蓋をきちんと閉めなかった自分のミスである。

 毎日、重量測定も行っているので、できれば観察を続けたい。


「ええと、そこの棚にヴォルフ用の作業用手袋がありますので、それで捕まえて、あちらの瓶に入れてもらえればと。その後に着替えてきます」

「わかった」


 ヴォルフはすぐに手袋をつけ、ブルースライムを引き剥がそうとする。

 ブルースライムは力もそれほどなく、溶解力も弱めなので、油断した。


「きゃっ!」


 ブルースライムは、スカートの布をしっかり円形に剥ぎ取っていった。

 その上、溶解液が薄く煙を立ててスカートをつたう。


「ダリヤ!」


 スカートの切れた部分が危うく膝に貼り付くかと思えたとき、ヴォルフがブルースライムを投げ捨て、溶解液付きの部分が当たらぬよう、裾を持ち上げてくれた。

 ダリヤは急いで後ろのリボンを引っ張り、スカートを床に脱ぎ落とした。


「大丈夫? 火傷はしてない?!」

「大丈夫です」


 ほっとして答えた後――状況を把握して固まった。

 作業着を取りに行くか、礼を言わなければと思うが、どうにも動けない。とりあえず上のセーターの裾を必死に下に引っ張る。

 慌てまくる自分に対し、ヴォルフはすぐ背を向け、後ろ向きのまま上着を脱いでよこした。


「……風邪をひかないよう、着替えてきて。俺はその間に奴をまちがいなく捕獲しておくから」

「す、すみません! お願いします……」


 ヴォルフの上着を腰に巻いて手で押さえ、ダリヤは急いで階段を駆け上る。

 足がもつれて二度ほど転びそうになった。


 幸い、本日のセーターは腰をぎりぎり隠すほどには長く、冬用の長い靴下も膝上まである。それほど肌色の度合いは高くない。

 彼に見られたとしても一瞬だ、記憶になど残らないだろう。

 自分の顔の赤さについても、気づかれていないことを祈りたい。


 それにしても、すぐ後ろを向いて上着を渡して来るあたり、ヴォルフは本当に紳士である。

 一切動じないのは、やはり自分が恋愛対象に入っていないと共に、女性として見られていないからだろう。


 あのブルースライムに関しては、ヴォルフがいるうちに他の大瓶に移してもらおう――ダリヤはそう思いつつ、三階の自分の部屋に駆けて行った。




 ヴォルフはダリヤの足音が三階へ遠ざかったのを聞き、ようやく固めていた姿勢を解いた。

 辺りを見渡すと、作業机の影、床で大人しく食事をしていたブルースライムをつぶれんばかりにつかみ、大瓶に入れる。

 そして、上蓋をみりみりと音がするほどにきっちり閉めた。


 ブルースライムは大瓶の底から斜めに伸び、赤茶の布を戦利品のように広げている。


「おのれ、ブルースライム……いや、それよりも俺だ……」


 出しかけた威圧が、立ち消えた。


 まったく、魔物討伐部隊、赤鎧スカーレットアーマーの自分が、目の前でスライムごときにダリヤの服を溶かさせるとは何事か。


 彼女の後ろにいるブルースライムを見た瞬間、素手で捕まえて、この大瓶に叩き込めばよかったのだ。

 いや、どさくさに紛れて核を潰してもよかったかもしれない。


 ダリヤが火傷をしなかったからよかったものの、何かあれば全力で核を踏み潰していたところだ。

 あのきれいな白い足に、わずかな傷でもつけていたら――

 ぴたりと動きを止めたヴォルフは、両手で顔を覆い隠し、低くつぶやきを落とす。


「……早く、記憶を殲滅しないと……」


 大瓶の中、スライムはいまだダリヤのスカート、その端切れを溶かし続けていた。

  • ブックマークに追加
ブックマーク登録する場合はログインしてください。
ポイントを入れて作者を応援しましょう!
評価をするにはログインしてください。
おかげさまで2月25日に4巻発売となりました。応援とお読み頂いていることに感謝申し上げます。
※4巻電子版に関するお詫びとお知らせを活動報告(2020/02/26)にてアップしております。
MFブックス様にて1~4巻発売中です。公式ページはこちらからどうぞ。
コミカライズ:MAGCOMI様にてWEB連載中・BLADEコミックス様より1,2巻発売中
角川コミックス・エース様より1巻発売中
更新はTwitterでもお知らせしております。

感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~

 本が好きで、司書資格を取り、大学図書館への就職が決まっていたのに、大学卒業直後に死んでしまった麗乃。転生したのは、識字率が低くて本が少ない世界の兵士の娘。いく//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全677部分)
  • 22940 user
  • 最終掲載日:2017/03/12 12:18
謙虚、堅実をモットーに生きております!

小学校お受験を控えたある日の事。私はここが前世に愛読していた少女マンガ『君は僕のdolce』の世界で、私はその中の登場人物になっている事に気が付いた。 私に割り//

  • 現実世界〔恋愛〕
  • 連載(全299部分)
  • 17089 user
  • 最終掲載日:2017/10/20 18:39
ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えればた//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全381部分)
  • 17376 user
  • 最終掲載日:2020/05/02 18:00
転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す

【R2/5/15(金)アース・スターノベルよりノベル3巻発売。R2/4/11アース・スターコミックスよりコミックス1巻発売。ありがとうございます&どうぞよろしく//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全117部分)
  • 18626 user
  • 最終掲載日:2020/05/15 22:00
私、能力は平均値でって言ったよね!

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。  自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全469部分)
  • 21831 user
  • 最終掲載日:2020/05/12 00:00
公爵令嬢の嗜み

公爵令嬢に転生したものの、記憶を取り戻した時には既にエンディングを迎えてしまっていた…。私は婚約を破棄され、設定通りであれば教会に幽閉コース。私の明るい未来はど//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全265部分)
  • 23429 user
  • 最終掲載日:2017/09/03 21:29
転生先で捨てられたので、もふもふ達とお料理します   ~お飾り王妃はマイペースに最強です~

【書籍版1巻重版!! ありがとうございます!! 双葉社Mノベルスにて凪かすみ様のイラストで発売中】 【双葉社のサイト・がうがうモンスターにて、コミカライズも連載//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全101部分)
  • 17445 user
  • 最終掲載日:2020/05/14 12:22
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全303部分)
  • 23389 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00
転生先が少女漫画の白豚令嬢だった

◇◆◇ビーズログ文庫から1〜4巻好評発売中です。 ◇◆◇詳細は下のリンクから飛べます。  私の前世の記憶が蘇ったのは、祖父経由で婚約破棄を言い渡された瞬間だっ//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全229部分)
  • 17512 user
  • 最終掲載日:2020/04/24 07:00
生き残り錬金術師は街で静かに暮らしたい

エンダルジア王国は、「魔の森」のスタンピードによって滅びた。 錬金術師のマリエラは、『仮死の魔法陣』のおかげで難を逃れるが、ちょっとしたうっかりから、目覚めたの//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全221部分)
  • 20967 user
  • 最終掲載日:2018/12/29 20:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲( web版 )

2020.3.8 web版完結しました! ◆カドカワBOOKSより、書籍版19巻+EX巻、コミカライズ版10巻+EX巻発売中! アニメBDは6巻まで発売中。 【//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全669部分)
  • 16413 user
  • 最終掲載日:2020/05/10 12:00
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…

頭を石にぶつけた拍子に前世の記憶を取り戻した。私、カタリナ・クラエス公爵令嬢八歳。 高熱にうなされ、王子様の婚約者に決まり、ここが前世でやっていた乙女ゲームの世//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 完結済(全49部分)
  • 17663 user
  • 最終掲載日:2020/05/07 23:43
とんでもスキルで異世界放浪メシ

■2020年1月25日に書籍8巻発売決定! ドラマCD第2弾付き特装版も同時発売! 本編コミック5巻と外伝コミック3巻も同日発売。■ 《オーバーラップノベルス様//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全519部分)
  • 25149 user
  • 最終掲載日:2020/05/11 22:55
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全555部分)
  • 18176 user
  • 最終掲載日:2018/11/25 01:03
復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる

大学へ向かう途中、突然地面が光り中学の同級生と共に異世界へ召喚されてしまった瑠璃。 国に繁栄をもたらす巫女姫を召喚したつもりが、巻き込まれたそうな。 幸い衣食住//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全114部分)
  • 17922 user
  • 最終掲載日:2019/12/04 12:36
ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁(人質)生活を満喫する

「リーシェ・イルムガルド・ヴェルツナー! 僕は貴様との婚約を破棄する!!!」 「はい、分かりました」 「えっ」 公爵令嬢リーシェは、夜会の場をさっさと後にした//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全48部分)
  • 15878 user
  • 最終掲載日:2020/05/12 19:39
今度は絶対に邪魔しませんっ!

異母妹への嫉妬に狂い罪を犯した令嬢ヴィオレットは、牢の中でその罪を心から悔いていた。しかし気が付くと、自らが狂った日──妹と出会ったその日へと時が巻き戻っていた//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全101部分)
  • 19581 user
  • 最終掲載日:2020/05/15 12:00
転生王女は今日も旗を叩き折る。

 前世の記憶を持ったまま生まれ変わった先は、乙女ゲームの世界の王女様。 え、ヒロインのライバル役?冗談じゃない。あんな残念過ぎる人達に恋するつもりは、毛頭無い!//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全199部分)
  • 18131 user
  • 最終掲載日:2020/05/11 00:00
誰かこの状況を説明してください

貧乏貴族のヴィオラに突然名門貴族のフィサリス公爵家から縁談が舞い込んだ。平凡令嬢と美形公爵。何もかもが釣り合わないと首をかしげていたのだが、そこには公爵様自身の//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全199部分)
  • 17329 user
  • 最終掲載日:2020/03/06 22:25
悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました

婚約破棄のショックで前世の記憶を思い出したアイリーン。 ここって前世の乙女ゲームの世界ですわよね? ならわたくしは、ヒロインと魔王の戦いに巻き込まれてナレ死予//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 完結済(全306部分)
  • 17784 user
  • 最終掲載日:2020/01/20 07:00
異世界のんびり農家

●KADOKAWA/エンターブレイン様より書籍化されました。  【書籍七巻 2020/04/08 発売中!】 ●コミックウォーカー様、ドラゴンエイジ様でコミカラ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全628部分)
  • 17424 user
  • 最終掲載日:2020/05/15 00:28
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全205部分)
  • 18762 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 10:00
ドロップ!! ~香りの令嬢物語~

【本編完結済】 生死の境をさまよった3歳の時、コーデリアは自分が前世でプレイしたゲームに出てくる高飛車な令嬢に転生している事に気付いてしまう。王子に恋する令嬢に//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全123部分)
  • 16189 user
  • 最終掲載日:2020/05/03 00:00
神達に拾われた男(改訂版)

アニメ、制作進行中です! 公式サイトが公開されました。 ●シリーズ累計100万部突破! ●書籍1~8巻、ホビージャパン様のHJノベルスより発売中です。 ●コミカ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全219部分)
  • 18555 user
  • 最終掲載日:2020/05/10 16:00
聖女の魔力は万能です

二十代のOL、小鳥遊 聖は【聖女召喚の儀】により異世界に召喚された。 だがしかし、彼女は【聖女】とは認識されなかった。 召喚された部屋に現れた第一王子は、聖と一//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全112部分)
  • 29756 user
  • 最終掲載日:2020/05/11 12:00
アラフォー賢者の異世界生活日記

 VRRPG『ソード・アンド・ソーサリス』をプレイしていた大迫聡は、そのゲーム内に封印されていた邪神を倒してしまい、呪詛を受けて死亡する。  そんな彼が目覚めた//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全189部分)
  • 15886 user
  • 最終掲載日:2020/01/03 12:00
地味で目立たない私は、今日で終わりにします。

 エレイン・ラナ・ノリス公爵令嬢は、防衛大臣を務める父を持ち、隣国アルフォードの姫を母に持つ、この国の貴族令嬢の中でも頂点に立つ令嬢である。  しかし、そんな両//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全186部分)
  • 16301 user
  • 最終掲載日:2020/03/19 18:15
薬屋のひとりごと

薬草を取りに出かけたら、後宮の女官狩りに遭いました。 花街で薬師をやっていた猫猫は、そんなわけで雅なる場所で下女などやっている。現状に不満を抱きつつも、奉公が//

  • 推理〔文芸〕
  • 連載(全251部分)
  • 24721 user
  • 最終掲載日:2020/05/14 05:42