高木文子
休校が続く岐阜県内の私立中学・高校で、テレビ会議システムなどを使った「オンライン授業」が本格化している。
大型連休明けの7日、鶯谷中学・高校(岐阜市)で一斉にオンライン授業が始まった。
「いいですね」「テーマを深めていきましょう」
中学校の3年2組の教室で、手島綾香教諭(29)がタブレット端末の画面に向かって大きくうなずいた。
この日はホームルームがあり、卒業前に取り組む「修了論文」について30秒ずつ発表した。生徒はシステム上で文書を共有したり、手書きのレジュメを画面に近づけて見せたり。「柔道と受け身」「なぜ反抗期があるのか」「発酵食品」などのほか、新型コロナウイルスの影響で関心が高まる「リモートワークとセキュリティー」をテーマに選んだ生徒もいた。
授業を受けた新藤さくらさんは「1人で勉強しているより楽しいし、すごい気分転換になる」と画面を通して話した。
同校は今後、1コマ(40分)の教科の授業を増やしていき、再来週から1日6~7コマを行う。探求型の修了論文について、横山豊校長(64)は「家にいて時間が取れるから深まると思う」と期待する。
多治見西高校付属中学(多治見市)では、生徒が1台ずつタブレット端末を使っており、3月から5教科、今は9教科でオンライン授業をしている。
岐阜聖徳学園大付属中学(岐阜市)は4月下旬に各クラスでオンラインの「朝の会」を始め、双方向で英語の授業もしている。授業の動画もアップしており、音楽で「しの笛のふき方」など特色ある内容も配信する。
帝京大可児高校中学(可児市)も4月下旬にオンライン授業を始め、来週から全校で1~3コマを行う。加藤昭二校長(64)は「双方向で生徒の顔を見てやりとりするのは、学びの動機付けになる」と話す。(高木文子)
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