(株)日建(TSR企業コード:570389917、伊丹市東有岡1-18-2、設立昭和32年10月25日、資本金2400万円、代表清算人:中井康之弁護士)は5月19日、神戸地裁伊丹支部より特別清算開始決定を受けた。
負債総額は約58億8000万円。
設立当初は不動産管理を手掛けていた。その後、平成1年11月開業した天然温泉・クアリゾート「宝塚チボリカラカラテルメ」のほか、ホテルチボリ(ホテル業)、チボリフィットネスクラブ(フィットネスクラブ)、チボリゴルフセンター(ゴルフ練習場)、チボリビーバークラブ(スイミングスクール)とレジャー複合施設の運営に移行していた。京阪神地区ではテレビCMなどを積極的に行っていたことで知名度が高く、地元の一般客を中心に集客力を確保、8年6月期の売上高は24億259万円を計上していた。
しかし、その後はバブル崩壊後の景気低迷やレジャーの多様化に伴い客単価は低迷、18年6月期の売上高は9億7734万円まで落ち込んだ。そのため、21年6月末をもってチボリカラカラテルメ、ホテルチボリ、チボリフィットネスクラブ、23年12月にはチボリビーバークラブの営業をそれぞれ停止し不採算部門を整理。過去からの投資に伴い多額の有利子負債を抱えていたことから、チボリゴルフセンターの運営を継続しながら、ゴルフセンターの売却先を探していた。 26年9月にチボリゴルフセンターの他社への売却が完了、保有不動産の売却も進み有利子負債を圧縮することが出来た。 27年2月、(株)チボリから現商号に変更するとともに、宝塚市より現在地へ移転。27年3月31日株主総会の決議により解散した。
なお、チボリゴルフセンターは平常通り営業を継続中である。
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