新型コロナウイルス感染拡大の影響で客足が遠のいている商店街を支援しようと、ＪＲ立花駅（兵庫県尼崎市）周辺の商店街振興組合などでつくる「立花にぎわい創生実行委員会」は、駅周辺の約１５０店で使えるプレミアム付き商品券「立花応援チケット」を１６日から販売する。

　同実行委の田中淳司事務局長によると、駅周辺の客足は外出自粛などの影響で平時の３分の１程度まで落ちているという。２０年近く営業していた飲食店など数軒が「先が見通せない」と閉業を決め、「このままでは商店街が焼け野原になってしまう」との危機感に駆られて企画した。

　チケットは、１セット２千円分を１８００円で販売する。１６日～６月３０日に駅周辺の１０店舗で購入できる。使用は６月１日～９月３０日。立花東通商店街▽立花ジョイタウン商店街▽フェスタ立花名店会▽南立花商店会▽立花ショッピングセンター街－などの店舗で使える。参加店舗を随時募集している。

　田中事務局長は「経営危機に直面しているお店に、少しでも希望を持ってもらいたい。今すぐは難しくても、コロナ禍がもう少し落ち着いたら、ぜひ商店街に来てチケットを使ってほしい」と話す。田中事務局長ＴＥＬ０９０・１２２５・２０４６

（大田将之）

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