後悔

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最初、迷ったんです。
娘が搬送されて、まだ温かい手のひらを握りながら、
私はこの子のことをなんてブログに書こう、って。

私が殺してしまった。

故意ではけしてなかった。
ただの怠慢だった。
言い訳させて貰えるなら、私はうつ病で毎日薬を飲んでいた。
本当は私が寝てるところに娘を持ってきた旦那を恨みたかった。でもそれは、裏返せば、娘をひっくり返して布団に埋もれさせたであろう私を、旦那が恨むということだ。

そんなのには耐えられないから、
私はけして旦那を恨んではいない。

旦那はずっと、ずっとずっと、自分のせいだと悔やんでいる。落ち込んでいる。焦点が合わない。会話をしない。誰かがそばにいないとごはんを食べてくれない。

わたしは?

私は、私が同じようになったら、ちゃんと娘を天国に送れないから、見届けなくちゃいけないから、私がしっかりしなくちゃって。

いまはただその気持ちだけ。
私がしっかりしなくてはという気力だけ。


Twitterで拡散され始めて、悪意あるコメントが増えた。
本人たちはけして悪意だとは認めない、なぜなら「悪い」のは「わたし」で、それはハッキリしているから。

なんの関係の無い、ただただ安全なところから、
「よくそんなことができますね」
「二度と子供を作らないで」
「普通じゃないんじゃないですか?怖いです」

高くて安全なところから指さしてコメントすることができる。

私は、自分で、自分を、罰するためにブログを書きました。

他の誰かに、罰されるためでも、許されるためでもない。

自分が、娘を殺したことを生涯忘れないようにするためだけに、私は真実をさらけ出して書くことに決めた。
ある程度の批判は覚悟の上だった…はずだった。
でも実際のコメントは、思っていた以上につらかった。

私の心臓をグリリと刺した。
私は刺されて死んでしまいそうになった。(比喩)

娘を悼む為の記事をかきたい。
こうやって毎日いたんでます、って。
生前はできなかった、
娘中心の内容でブログをかきたい。

いまは式の準備でバタバタして、ただただ目の前にあることを必死でこなしているだけ。

はやく解放されたい。
はやく1人で静かに悼む時間が欲しい。
娘がいない世界で、娘の不在を感じながら、私は生きていく。生きていくことが贖罪だから。娘は絶対にそう願うから。私にはわかる。
いつもお母さん想いのいい子だった。
いつもお母さんの願いを叶えてくれた。

どうして、いま、ここに、あのこがいないんだろう。
どうして、いなくなってしまったんだろう。


どうか、どうか祈らせてください。
どうか、少しでも、あの子が、寂しくないように祈ってあげてください。




追記

状況から見ると「窒息死」なのですが
生体解剖してもなぜ窒息死に至る前の低酸素農場になったのかが分からないそうです。

布団をかけたからうつ伏せで窒息死、というのは主観的な情報であって
娘の体の中から、うつ伏せになった原因を知らせるシグナルがまだ見つかっていないそうです。