清渓川を明るく照らすたくさんの灯籠!!開幕点灯式と燈祭りの模様をレポート!
こんにちは!ソウルナビです。ソウルの真ん中を流れる市民の憩いの場、清渓川(チョンゲチョン)に沿って様々な燈籠が並び、初冬の清渓川一帯を明るく照らす「ソウル燈祭り」。先週の金曜日、11月4日から「2011ソウル燈祭り」が今年もとうとうスタートしました!2009年から毎年11月に開催されているこのお祭り。3回目を迎える今回は、展示区間が約1.3kmと去年の約1.5倍に拡大!「燈を通して見るソウルの昔話」をメインテーマに、ソウルの歴史と伝統がたくさんの燈籠で演出されています。そのほか世界各国からの作品があったり、今年から公募を通してソウル市民が直接デザインし製作した燈籠が展示されたりと、展示内容もパワーアップ。今月(11月)20日まで合計17日の開催期間に、去年の220万人を遥かに越える観覧客が訪れると予想されています。それでは、11月4日の午後5時半から始まった開幕式の様子から川に並ぶカラフルな燈、そして訪れている人々の様子まで、今年の燈祭りの模様をお伝えしましょう!
※イベントの概要、開催場所などについては、上の「2011ソウル燈祭り~Seoul Lantern Festival 2011~」リンクをご覧ください。
開幕点灯式! 11月4日(金)17:30~19:00頃
11月4日の金曜日、午後5時半に開幕式がスタート。5時半ちょっと前に会場の清渓広場へナビが到着した頃には、すでに開幕式の開始を待つ人でいっぱい!ステージ前のイスはもちろん満席で、開幕式を見ようとやってきた人が広場を埋め尽くしていました。式は国楽(伝統音楽)演奏とドラムキャット(打楽器を叩きながらパフォーマンスをする女性グループ)の公演から始まり、その後、ソウル市長や韓国観光公社の社長たちがあいさつ。市長に就任したばかりの朴元淳(パク・ウォンスン)市長の楽しそうな姿と、観光公社社長(ドイツ出身)の流暢な韓国語&英語のスピーチが印象的。続いて、今年の展示の一部である一般市民からの公募作品の入賞者授賞式が。金賞の賞金金額はなんと1000万ウォン!!ナビも来年応募しようかな?!
そして午後6時半ごろ、ステージに上がった市長らが水晶玉のようなスイッチに手をかざし、1.3kmにわたって清渓川に準備されたたくさんの燈籠に無事明かりが灯りました。
「点灯!」市長さん(右)、嬉しそう~
|
|
「わーい、点灯したぞ~」
|
ちなみに去年の開幕式では韓流スターのイ・ビョンホン氏が参加していたので、今年も誰かスターが来るのか?!と、少し期待をしていましたが、結局は誰も来ず・・・。でも全体的に和やかな雰囲気の開会式でした~。
すごい数の観覧客!!
開幕点灯式が終わると、それまで広場に集まっていた観客はさっそく燈を見ようと一斉に川のほうへぞろぞろ移動。もちろん、川へ下りる通路はものすごい大渋滞に!清渓広場から清渓川の川べりの散策路に下りるところは2ヶ所あるのですが、そのうちの一つは階段になっていて、一度に大勢の人が下りるには危険ということで封鎖。なので、通路は一ヶ所しかなかったんです~。ナビも大渋滞の人の波に混じって川のほうへそろりそろりと下りていきました。
ちなみに、この開幕式の次の日、土曜日もこんな状態だったとか。いやあ、やっぱり去年にも増して人出が多いかも!
川べりの散策道にもたくさんの人。川に落ちる人が出ないかと心配になるほど?!みんな思い思いに写真を撮っていました。この日は11月にしては気温が高く、寒さを全く感じないくらいだったので、こんなに人が多くなったかも~。
韓国っぽい燈籠からキャラものまで、いろーんな燈籠が
冒頭でもご紹介しましたが、今年のメインテーマは「燈を通して見るソウルの昔話」。清渓広場から観水橋(クァンスギョ)まで、1.3kmの区間に並んだ大小様々の燈籠はざっと見たところ、7割ほどが韓国の昔の風俗や民話を表現したものや遺産など。中でも川をまたぐように組み立てられた崇礼門(南大門)が注目を集めていました!実際の1/2の大きさなんだそうですよ。そのほか、世界各国からの作品、公募の入賞作品、キャラクターなどの燈籠が並んでいました。
また、清渓広場から最初の橋「毛塵橋(モジンギョ)」には3,000個もの燈籠に囲まれた18mのトンネルが。このトンネルに使われている赤と青の燈籠はその昔、お客さんをもてなす明かりとして使われたものだそう。
では、川に並ぶ燈籠を見ていきましょう!!
民話や民俗遊び。
公募作品。
中には燈篭じゃない?!ようなものも。あれ、ただの「燈」ですね。
世界の燈籠もありました。
ワカサギ祭りの宣伝?!
頭上に無数のワカサギが!
まだまだ続きます~。
キャラクターなどのコーナー。
体験イベントもあり!
清渓広場から二つめの橋、「広橋(クァンギョ)」の下では燈籠作りなどの体験コーナーも!提灯に色を塗ったり、来年の願いを書いた燈籠を組み立てて川に流したりすることができます。料金は1回1,000ウォン。いやあ、ここもすごい人!子供も若者も大人もおじいさんもおばあさんも、老若男女かかわらずみんな真剣&楽しそうに燈籠を作っていましたョ。このコーナーは祭りの期間中ずっとやっているので、旅の記念にいかが?!
お祭りの模様をざっと見てみました。いかがでしたか?!今年は展示区間が1.3kmとのことですが、往復するとかなり長かったような~。でもその長い展示区間に、川べりの散策道にはもちろん、川を上から見渡せる道路沿いの歩道にまでびっしりと人が詰めかけていたのが本当にすごかった!今回は開幕式のあった金曜日の様子をお伝えしましたが、その次の日の土曜日に行った人の話によると、川に近付けないほどの人出だったとか!たくさんの市民や観光客の関心を集めている「2011ソウル燈祭り」は今月11月の20日まで。市庁(シチョン)、光化門(クァンファムン)、鍾路(チョンノ)などのエリア、また明洞(ミョンドン)からも歩いて行ける距離なので、近くまで来たときには寄ってみてはいかがでしょうか。あ、川のほとりの散策道はかなりでこぼこしているので歩きやすい靴で、そしてこれからは気温がどんどん下がると予想されるので暖かい格好でお越しくださいね!以上、ソウルナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2011-11-08