仙台で暮らす在日中国人が新型コロナウイルスの感染防止に役立ててほしいとマスク2万枚を県などに寄付しました。

マスクを寄付したのは仙台に住む在日中国人で、青葉区で薬局を営む侯殿昌(こう・でんしょう)さんと泉区で貿易会社を営む楊尊東(よう・そんとう)さんの2人です。

2人は今年2月、新型コロナウイルスの感染が拡大していた中国・武漢に医療物資を送りました。

その時受けた、県内の日本人の支援に恩返しをしたい、と2人は中国から調達したマスク2万枚を県と仙台市に寄付しました。

こちらは仙台放送が行った新型コロナウイルスに関するアンケート調査の結果です。

多くの人が「マスク不足」に不安を抱いていることが分かります。

侯殿昌さん

「宮城に住んでもう20年、30年。自分の古里みたいになっています。少しでも力になればと思っています」

寄付されたマスクは県内の学校などに配布される予定です。