（ゴールドシーンサファイアを謳った
安価な別商品にご注意ください）

タイを中心としたベトナム、ラオス等の東南アジアや、ケニア、オーストラリア、インドその他の国で産出される透明度を持つ、グリーン、イエロー、ブルー又はこれらの色のバイカラーの地色をした表面光沢のある安価なブラックスターサファイアや、一般的に流通する不透明なブラックスターサファイアをゴールドシーンサファイアと偽って販売したり、ゴールドシーンサファイアに類似する名前を付けてゴールドシーンサファイアであるかのような欺罔行為による販売をしているとの報告がありますので、十分ご注意ください。

前者は以前から既に存在している透明度のあるブラックスターサファイアであり、新発見された新種のゴールドシーンサファイアではありません。
ブラックスターサファイアの多くは不透明ですが、透明度が有り上記の地色を呈するブラックスターサファイアが存在します。
これらの流通価格は安価であり、極めて希少なゴールドシーンサファイアとは価値も価格も全く異なります。
今後も、これらの安価なブラックスターサファイアをケニア産のゴールドシーンサファイアと偽って販売する業者が出てくることが考えられますので、ご購入の際には下記のゴールドシーンサファイア公式マークの有るショップでお買い求め頂くようお勧めいたします。

表面光沢の起因物質も両者は全く異なります。
透明度が有り表面光沢の有るブラックスターサファイアについて研究をした学術論文によると、これらの透明度のあるブラックスターサファイアの表面光沢の起因物質は、「線状のイルメナイト（チタン鉄鉱）」で、これに対してゴールドシーンサファイアは、「極微細で短い針状のヘマタイト（赤鉄鉱）」です。
ゴールドシーンサファイアはこの特殊な内包物によって、強いメタリック感を伴う金色の金属光沢を示します。
このように「極微細で短い針状のヘマタイト（赤鉄鉱）」によって金色の金属光沢を示すサファイアはゴールドシーンサファイア以外の他の産地では報告されていません。
又、内包物の形状が極微細な針状であって、物質がヘマタイトであるという2つの理由で、金色のヘマタイトが筆で描いたような繊細で自然なグラデーション模様を持つ事もゴールドシーンサファイアの特徴です。

［表面光沢の原因物質］

• ゴールドシーンサファイア→ 極微細で短い針状のヘマタイト（赤鉄鉱）
• 透明度のあるブラックスターサファイア→ 線状のイルメナイト（チタン鉄鉱）

上記の通り、ゴールドシーンサファイアは特殊な含有成分によって発生する今までの宝石には無い「強いメタリック感を伴う金色の金属光沢」を持つことで、新種の新発見のサファイアであると認定されており、従来の透明度のあるブラックスターサファイアや通常のブラックスターサファイアとは全く異なります。
一部ネットでゴールドシーンサファイアが従来から存在するブラックスターサファイアであるかのような全く間違った説明をして、自らのサイトに誘引しているサイトがありますので、十分ご注意ください。