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サザエbotのブラックボックス展のネタバレその後 - 今日も得る物なしZ
なんか今日から1000円取る上に気に入らない人間は入るのを拒否するとか言い出した松田くんの個展ですが、それに反応したのか偶然なのかは不明ですが今日になって一斉にネタバレが流出し始めてる模様。
俺の事前予想がこれ。
不思議な感覚とか足を踏み入れた瞬間ヤバいとか体の輪郭を失うとか心地の悪い不安とかそういう感想が多く、その感想だけを集約すると養老天命反転地みたいな展示じゃないかと思う
— きょうもえ (@jizou) 2017年5月14日
なんかずっと傾いてるとかそういう感じの展示で外に出たら景色が違って見えるという感想にも適合する
— きょうもえ (@jizou) 2017年5月14日
中身がないとかそういうのも適合するしぼくの予想は養老天命反転地のパクリです
— きょうもえ (@jizou) 2017年5月14日
で、今日複数のところから流出した内容はこんな感じ。
・まず何もない真っ暗な部屋に入れられる
・数分後、突然腕を捕まれ別室に連れて行かれる
・真っ白なスマホの画面を見続けるように指示されながら暗い通路を歩かされる。
・前を向くように指示されるとそこには大きな鏡があり自分の顔が映る
・「暗闇はインターネットの匿名の世界、周りに灯りがないと安心できないことこそ自然界の本能」みたいなポエムが流れる
・再度腕を捕まれ裏口に誘導、そのまま退出
そのネタバレを見た後に感想ツイートを見るといろいろと合点がいく。
謎の展覧会『#ブラックボックス展』感想まとめ - Togetterまとめ
#ブラックボックス展 行ってきた
体の輪郭を失うような感覚、今まで得た経験が崩れていくような感覚、実際に現地に行かないと絶対に分からないものがある
なかのひとよ氏の #ブラックボックス展 よかった。現代社会になにか訴えかけているようなものだった。演出までしっかり。
昨日、#ブラックボックス展 へ行ってきた。入った時、この先自分がどうなってしまうのか怖かった。沢山考えさせられたよ。アッパレ。
#ブラックボックス展 行ってきた。伏線が回収される瞬間を体験した。これは壮大な人体実験、いや人心実験か。次は何を仕掛けるのか。サザエ恐るべし。
ブラックボックスのなかには「なか」があった。限りなく続く途徹もない「なか」がただそこにあった。そとに出てみるとそこには「そと」があった。そこには無限に「そと」が広がっていて、どこまでも続いていた。そのときに初めて、途方にくれた「わたし」と目が合った。 #ブラックボックス展
— サーモン紅鮭 (@bnkbnkbnk) 2017年5月17日
気になってた#ブラックボックス展行ってきた。ある意味ほんとすごい。入った瞬間からパニック。
私個人的には、行った人それぞれの意見を消化してやっと大きな意味を成した感じ。
すごい。
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ギャラリーを出ると「七つの子」が鳴っていて、駅前でフタリと別れ、40ぷん程経った今、メトロに乗りながら、さっきのあの感覚を思い出してみてる。が、むずかしい。#ブラックボックス展
できれば、会期中にもっかいひとりで訪れて、孤独感とか恐怖とか感じて、あの感覚を染み付けたい。#ブラックボックス展
突然、何の前触れもなく、哲学の海に投げ出される。
自分の境界が溶けてなくなる浮遊体験。
世界から切り離され、時が止まる。
「私は実際に存在しているのか」「なぜ私は私なのか」
裏切られ、無知を知り、不安、孤立、恐怖、からの
静けさに、はっとさせられる。#ブラックボックス展
人間は、驚異の体験をすると、なんとかそこに意味を見出そうとする。そういった内的な行為こそが、私たちの見ている宇宙なんだと実感。インターネットが嘲笑う先進。#ブラックボックス展
で、俺が予想してた養老天命反転地のコンセプトはこんな感じ。
養老天命反転地 - Wikipedia
『極限で似るものの家』は、建物内の机や壁・天井が上下左右を全く無視した場所に配置されており、視覚的な錯覚を体全体で楽しむ施設である。『楕円形のフィールド』は、日本列島をモチーフとした屋外施設だが、起伏に富んだ地面が不思議な感じに構成されており(通路の床面がいつのまにか壁面となる、など)、これも感覚の不安定さ・危うさを体全体で楽しむことを目的とした施設である。こうした日常生活では触れる機会の少ない錯覚感、不安定な感覚を体全体で味わうことにより、人間本来の感覚を再確認することを主要なテーマの一つとしている。また、例えば子供連れの場合、危険そうで子供から目が離せない等、お互いの存在を常に意識しながら過ごすため、人と人とのつながりのあり方やバリアフリーについての問いかけも行われている。
養老天命反転地では起伏に富んだ地面で「感覚の不安定さ・危うさを体全体で楽しむ」ようになっていたが、ブラックボックス展は暗闇を利用することで「感覚の不安定さ・危うさを体全体で楽しむ」ようになっている。
ブラックボックス展は楽しむというよりは恐怖を植え付けてる感じだが。
そして鏡を利用することで「視覚的な錯覚を体全体で楽しむ」ことに近い感覚を生み出している。
「日常生活では触れる機会の少ない錯覚感、不安定な感覚を体全体で味わうことにより、人間本来の感覚を再確認すること」というのは暗闇+ポエムで表現していることそのもの。
「人と人とのつながりのあり方」についてもポエムで表現。
つか人に不安を感じさせた上でありがたい説法みたいなのを聞かせて悟りを開いたかのように錯覚させるのなんて宗教と大して変わりないよな。
暗闇を歩いて何かに触れてありがたく感じるのなんて、例えば善光寺の戒壇巡りとか清水寺随求堂の胎内めぐりと全く同じだし。
第4回 お戒壇巡り | 信州善光寺
随求堂 | 音羽山 清水寺
未来人未来人言ってるけどやってることは現代アートと宗教のパクリじゃん。
まあ信者から言わせればアートと宗教の融合みたいなアレなんだろうけど。
ということでまあパクリで出てきた人は結局パクリでしか話題を作れないということがわかったわけですが、この件に関しての俺の感想はこんな感じです。
ネタバレ読んでるけど、これが本当だとしたら人々は「わざわざ見に行ったものがあんなものだったなんてとてもじゃないけど人には言えないしあのサザエbotの展なんだからクソだったとは認めたくないしどうにかして褒め称えなければいけないので精一杯の語彙で嘘じゃない程度に褒めよう」としてる感じ
— きょうもえ (@jizou) 2017年6月13日
だから人によって感想がまちまちだし同じものを見たとは思えないみたいな感想だらけになっている
— きょうもえ (@jizou) 2017年6月13日
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