地域創生
基本的な考え方
日本の伝統的な文化や観光資源が世界から注目される一方で、国内では地方都市の人口減少や伝統産業の衰退が懸念されています。ANAグループは、他企業、NGO・NPO、自治体などと連携し、訪日旅客増と国内流動促進の取り組みを進めるとともに、グループ各社の連携強化によるノンエア事業の販路拡大を図り、「観光振興を通じた地域経済の活性化」に貢献します。また国内外就航地域における社会貢献活動を通じて、各地のステークホルダーとの良好な関係を築き、社会課題の解決に取り組みます。
推進体制
地域創生のANAグループ全体統括をANAホールディングスとした上で、各社の取り組みを有機的に統合し、最大限の効果を生み出すべくマーケティング室観光アクション部を主管とした「グループ地域創生会議」において観光振興による地域創生のアクションを戦略的に進めています。
自治体・DMOなどはANAホールディングス、ANAセールス国内支社支店、ANA観光アクション部と連携。ANAセールス国内支社支店はANA観光アクション部と連携。観光振興チームと観光の窓口チームから成るANA観光アクション部は中央省庁などと連携、またグループ地域創生会議を通じて、次のような展開アクションを行う。ANA総合研究所は、人材派遣、コンサルティング、調査など。全日空商事はANAグループ媒体広告・ふるさと納税、物販など。ANAセールスは旅行商品企画・キャンペーン・販売。ANAビジネスソリューションはANAグループのノウハウ提供。ANA Cargoは地域産品の輸出拡大。ANA各部署 海外統括・支店は海外でのプロモーション、日本への誘客促進。グループ各社はグループで連携した取り組み。
主な取り組み
観光振興を通じた地域活性化
- ANAグループの人材を活かしたコンサルティング
- 各地の観光素材の発掘・発信
- 各地の物産品の販売・輸送・開発
- 訪日外国人の受け入れ体制の整備
- 航空輸送サービスを活用したプロモーション
- ANA便を利用した国内外の旅客誘致促進
- ANAグループのノウハウを活かした研修
社会貢献活動
- 復興支援活動(東日本大震災・熊本地震等の大規模災害の復興応援など)
- 環境・生物多様性の保全活動(沖縄でのサンゴ保全活動「チーム美らサンゴ」など)
- 次世代育成プログラム(各地での航空教室、キャリア教育の実施など)
- 海外就航地域での社会貢献プログラム(教育支援や観光資源の保全など)