逃亡?怠慢?『参議院通常選挙 広島県内公開討論会』を現職の二名がまさかの欠席
参院選も近づく中、『参議院通常選挙 広島県内公開討論会』が開催されました。
参院選を前に、各候補者が集まって議題を基に意見を語り合うもので、有権者も候補者がどのように考えているか知ることで、判断材料になります。
告知では以下のようになっています。
6月27日、来る参議院通常選挙に向け、立候補予定者を招いての公開討論会を福山市の広島県民文化センターふくやまにて行います。参加費無料です。
議題は2点、
「子供の出産に伴い、所得税を減税することについて」
「後期高齢者の病院での窓口負担の引き上げについて」
となります。日本のこの先を決める重要な選挙を控え、立候補される方がこれらの課題についてどういう考えでいらっしゃるか聞いてみませんか?
ふるってご参加ください
日 時:2019年6月27日(木曜日)
18:30~20:30 (開場18:00)
会 場:広島県民文化センター ふくやま
参加予定者:泉 安正氏
:河井 案里氏
:高見 篤巳氏
他
何かお気づきになりませんか?
そうです。
現職の二名が居ません。
自民党・溝手顕正参議院議員と国民民主党・森本真治参議院議員の両名が、公開討論会を逃亡したようです。
国会が閉会して、いくら現職とはいえ、欠席するほど忙しいとは思えません。
選挙にあたって、有権者に考えを聞かせる場に、現職議員が出席しないとは、有権者を馬鹿にしていますし、怠慢ですね。
もう勝てるとでも思っているのでしょうか?
特に溝手氏は、身内のパーティー何度には積極的に出席して、「河井には一票もやるな」などと圧力をかけまくるなど、河井氏の悪口を方々で言いふらしているのに、面と向かって公開討論で論戦することを避けてるとしか思えないですね。
有権者の前で政策を語れず、裏で悪口言いふらすなんて最低ですね。
出席者は告知の通りの三名で、自民党新人・河井あんり氏、共産党新人・高見篤巳氏、諸派新人・泉安正氏で討論会は行われました。
討論会では、後期高齢者の医療費の窓口負担引き上げの是非や、長時間労働の是正など働く環境づくりで論戦が交わされましたが、ここに現職の意見がなかった事に少々不満が残りました。
国会議員というのは、こういう場に参加して、色々な話をするのも議員の仕事だと思うんですよね。
いま国はどう動いているのか。何を目標にしているのか。国民をどう考えているのか。
これは、国会で働いている議員にしかわからないことも沢山あります。
そういう話を有権者は聞きたいんです。
その上で、各候補者で論戦され、有権者はそれを聞いて誰を支持するのか決めるのではないでしょうか。
そういった、国会議員としての職務も軽んじているようでは、とてもじゃないが現職を推すことはできません。
参院選広島!河井あんりさんと溝手顕正氏の街頭演説では河井さん圧勝。
参議院選挙も近づき、各候補者も街頭演説に熱が入ってきました。
広島選挙区も同様で、溝手氏の街頭演説には岸田文雄政調会長が駆け付け、150人くらいの支持者が演説を聞いていたようです。
溝手顕正議員が岸田文雄議員を呼んで街頭演説会を開いて居たので見に行って来た。
場所は本通り金座街前。
https://www.facebook.com/haduki28th/posts/2333205303603569 …
開始時に100人くらいで終わりで150人くらいですかね?
多くの県議会議員、市議会議員が登壇したので、
「組織力の結束の高さを見せつけた」
って事かな
自民党の党三役の一人が駆け付け(しかも地元で)この人数では、少々物足りない気がします。
溝手候補には、人を集めるだけの魅力がないのでしょうね。
一方、河井あんりさんの演説には、たくさんの人が集まったようです。
【菅内閣官房長官と合同街頭演説会を開催しました】
本日、広島市中区本通り入口 「叶や」前において、菅内閣官房長官と合同街頭演説会を開催いたしました。
本通りの入口のみならず、通りの反対側、更には、本通駅でお待ちの方々など、多くの方々に耳を傾けていただき…https://www.facebook.com/1532523176991950/posts/2406665699577689?sfns=mo …
画像で見ても、商店街を埋め尽くし、道路の反対側までとなれば、少なく見ても5000人以上の人が集まっているのではないでしょうか。
溝手氏の何倍もの人が河井さんの演説に耳を傾けて、広島に新しい風を望む人がこれだけ多いということが分かりました。
男性の議員ばかりが目立つ広島から、女性議員が望まれていることが良くわかります。
新聞などでは、溝手氏が有利となっていますが、あきらかに河井さんの方が国民の関心が高いようですね。
党本部対広島県連。自民党を二つに割ったのは岸田政調会長の器量の小ささ
党首討論も行われ、G20も近づき、あっという間に参議院選挙となりますね。
問題の広島選挙区も、遂に岸田文雄政調会長にまで飛び火した様子で、岸田氏の器量が問われると、夕刊フジなどが報道していました。
これまでの参議院選広島選挙区の結果は、自民党が2位を倍以上引き離して圧勝している選挙区で、3年前は56万票獲得に対し、民進党候補が26万票。6年前が溝手氏52万票に対し、森本氏19万票でありました。
この結果では、議席を一議席でも増やしたい党本部としては、当然無視できず、独占を目指すことは、決して悪いことではありません。単純に票数を二つに割っても野党候補に勝てるという数字ですから、党本部は、現職と合わせて河井あんりさんを擁立して、自民党の独占を目標に立てたのです。
それなのに、県連と溝手氏は「一票も入れるな」などの嫌がらせを繰り返し、野党候補以上に河井さんを敵視してきました。
そして、その反河井さんの動きに、岸田氏も加わっているというのだから驚きです。
自民党の党三役が党本部の考えに反して、二議席独占を阻む動きを見せていたら、飛び火どころかもはや、渦中の人といっていいでしょう。
こういった岸田氏を加えた溝手陣営に対して、党本部は河井さんもなんとしても当選させたいので、河井さんのパーティーに大臣クラスの人物を送り込んだり、街頭演説に菅官房長官を送り込んだりと、いつの間にか党本部対県連という展開になってしまいました。自民党が割れてしまったのです。
その原因は溝手陣営の溝手候補はもちろん、宮沢氏を筆頭に広島県連、そして岸田氏の河井さん落としの動きが原因でしょう。
岸田氏は、自民党の全議席よりも、広島での宏池会の権力を優先する人だったというのでしょうか。
安倍総理の次の総裁候補がこの程度の器量の人間だったなら、私は岸田氏を次期総裁候補になんて絶対認めません。
岸田氏がこのような器量の小さい人物でなく、広島で二議席独占しようと言っていれば、このような展開にはならなかったでしょう。
もはや、宮沢洋一氏と溝手氏が党本部を無視しているのはわかっていましたが、まさか、岸田氏も...と思うとショックを感じました。
塩崎元官房長官「いじめられているのは河井案里さんですから」
いよいよ梅雨入りですね。
嫌な季節がやってきました。
さて、参院選ですが、河井あんりさんの出馬を巡って、自民党の宮沢洋一議員が「党本部のいじめ」と、被害妄想満載の発言をしたのですが、私も、党本部のいじめじゃなく、溝手陣営の女性候補いじめだと指摘させていただいたのですが、6月2日の河井あんりさんの激励会で、塩崎元官房長官が「いじめられているのは河井さんですから」と、溝手陣営の発言をバッサリ否定しました。
以下、広島ホームテレビの引用です。
2日夜、開かれた激励会には、自民党本部などからおよそ2千人が出席しました。
塩崎元官房長官からは「『党本部が先輩議員をいじめている』みたいな話が新聞に書いてあった気がしますが、逆です。いじめられているのは河井案里さんですから」という発言が。これは自民党の現職溝手顕正さんの事務所開きで、県連会長の宮沢洋一議員の「党本部によるいじめという印象を持っている」という発言を受けたもの。
6期目を目指す溝手さんと党本部が擁立した河井さん。2議席独占を目指したことで党内は揺れています。https://www.home-tv.co.jp/news/content/?news_id=20190603010996
中国新聞でも掲載されています。
塩崎元官房長官は「河井さんを助けてほしい」と訴えています。
塩崎氏の発言の背景には、これまで紹介させていただきましたが、広島県連のホームページに河井さんのバナーが載せていなかったり、溝手氏の「(河井さんに)一票たりとも回すな」と周囲に触れまわったり、野党から女性対立候補を立たせようと暗躍していたことがあります。
まるで、悪代官ですね。塩崎氏に言わせると、悪代官から河井さんを助けて欲しいといったところでしょうか。
悪代官といえば、ツイッターをあさっていたら面白いツイートを見つけたので紹介します。
なんともしっくりきすぎて驚いています。こんなコラ画像まで出回るとは、溝手氏が世間にどのように思われているかうかがい知れますね。
古参議員が自分の地位を守る為に、暗躍しているのを国民がどう思うかは、長年議員をしていればわかるはず。
溝手顕正参議院が女性蔑視の問題発言
参院選で2議席獲得のため、自民党が候補者2名を擁立した広島選挙区。
溝手顕正VS河井あんりさんという形となってしまい、亀裂は深まるばかり。
そんな中、溝手本人が周囲にこのように漏らしていると言います。
「ぽっと出てきた新しい女の子にいったい何ができるんでしょうか。それでも当選したら年間二千万円以上の歳費をもらえるんですから」
と河井さんの批判をしているそうです。
これは、女性への冒涜であります。
溝手は、女性には何もできないと思っているのです。
それどころか、何もしないでも高額の歳費がもらえると、まるで、河井さんが当選したら、無駄な歳費が支払われると、周囲に印象操作を行っています。
こういった考えが女性の社会進出を阻んできて、日本が世界的にも女性の社会進出が後れを取っている原因となっています。
広島県では、「ひろしま未来チャレンジビジョン」として女性の活躍促進への取組支援を行っています。
それにはこう記されています。
(1)女性の活躍促進に取り組む企業の拡大を図るとともに、女性がその能力を生かすことができる環境を整備します。
(2)あらゆる分野における男女共同参画を推進します。
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/challenge/seika-102.html
溝手の発言は、こういった広島の取り組みと逆行している発言です。また、女性活躍社会を推進する自民党の考えにも反しています。
「若い人には何もできない」「女性には何もできない」これは、平成・昭和どころか戦前の考えです。
溝手は現在76歳で、私からすれば、こんな古い感覚の人間が、政界に蔓延っている方が問題だと思っています。
もちろん、溝手氏と同世代で立派に活躍されている議員さんもしますが、そういった方はこんな発言はしません。
歳を取り、若者を疎ましく思うような醜悪な国会議員は日本に入りません。
【参院選】広島県知事が現職議員の支持を表明。広島県連が知事へ圧力?
毎日新聞からです。
今夏の参院選広島選挙区(定数2)について、湯崎英彦知事は28日、いずれも出馬意向を表明している自民の溝手顕正氏(76)と国民民主の森本真治氏(46)の現職2人を支援する考えを明言した。溝手氏に加え、自民党本部が元県議で新人の河井案里氏(45)の公認も決めたことに県連は反発を強めており、湯崎知事の発言は選挙戦にも影響を与えそうだ。
湯崎知事は、無所属議員ですが、2017年には自民・公明・民進の推薦を受けて県知事選を戦いました。
当然、現職2名の応援もあったと思われますが、この知事の発言の背景には、広島のご意見番の林正夫が知事に現職を応援するよう要請したと言われています。
林正夫は、元広島県議会議長で元自民党広島県連幹事長を務めた、文字通り、県議会と県連の重鎮です。
これは、自民党広島県連が、組織ぐるみで河井あんりさんを当選させまいと、他党候補者を応援するよう仕向けているということになります。つまり、自民党が自民党候補を引きずり下ろし、野党を応援するという、まことに破廉恥極まりないことです。
もちろん、これは「党本部のいじめ」と発言した宮沢洋一の意向でもあり、明らかに広島県連が自民党本部に造反したと考えていいでしょう。
河井あんりさんと林正夫の因縁は過去の県議会にもありました。
過去に林正夫は県議会で河井あんりさんにヤジを飛ばしたといわれていて、下記動画がそれです。
「生意気言うな河井」「応援じゃないよ」このヤジの主が林正夫です。
この動画は企業の問題で、河井さんが湯崎知事に質問しているときにヤジが発生し、この動画を見ただけでも、林の河井さんへの憎悪が伝わります。
過去、都議会でも女性議員にヤジを飛ばしたことで、セクハラ野次と問題になりましたが、このヤジもパワハラとして十分問題であります。
自由民主党広島県議会議員連盟(自民議連) 33人
会長:冨永 健三
恵飛須圭二 | 山木 茂 | 竹原 哲 | 平本 英司 |
林 大蔵 | 前田 康治 | 伊藤 英治 | 石橋林太郎 |
畑石 顕司 | 出原 昌直 | 三好 良治 | 宮崎 康則 |
伊藤真由美 | 狭戸尾 浩 | 窪田 泰久 | 吉井 清介 |
下森 宏昭 | 森川 家忠 | 山下 智之 | 沖井 純 |
緒方 直之 | 小林 秀矩 | 安井 裕典 | 高山 博州 |
児玉 浩 | 松岡 宏道 | 下原 康充 | 冨永 健三 |
中本 隆志 | 岡崎 哲夫 | 山崎 正博 | 宇田 伸 |
奥原 信也 |
このものたちが、よってたかって女性をいじめてきた、もしくは女性いじめがあっても黙認してきた人たちです。
利権と既得権益にまみれた古株たちが、自分たちの今の立場を守ろうと裏で暗躍し、新しい芽を摘み取ろうとする。
誠に醜悪でおぞましいことが広島で起こっています。
*1:ここに脚注を書きますまた、広島での女性いじめの報道がされました。
自民党内で女性活躍の動きが活発化!岸田政調会長も検討を約束
昼と夜の寒暖差で、体調を崩されてる方いませんか?
熱中症や、風邪で多くの人が病院に言っていると聞きます。
いよいよ夏が近づいたということでしょうか。
昨日NHKの報道で『「国政選挙候補者3分の1を女性に」 自民 女性議員有志が提言』というのがありました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190529/k10011933581000.html
人口比を考えると3分の1でもまだ少ないとも思いましたが、でも、これは大いなる前進だと思います。
女性が活躍できる社会を作っていくには、まず政界から変えていくのが手っ取り早いと私も考えています。
などと、そんな事より、画像中央に映っているのは岸田さんじゃありませんか。
岸田さんといえば、現在、参院選候補を巡って河井あんりさんをいじめている、宮沢洋一広島県連会長の親分といえる人で、岸田さんも河井さんの出馬をよく思っていないと言われています。
「前向きな提言だ」と言いながらも、前向きに行動出来ず、「党本部のいじめ」などと、後ろ向きな発言ばかりしているのが広島県連です。
地元で女性候補をいじめてる状況は岸田さんも知っているはず。検討を約束するなら、まずは身近なところに目を向けて欲しい。
自民党として、女性議員増加に働きかけようとしているのに、女性を切り捨て、おじいちゃんを応援する広島県連って何なんだろう?
このままでは、広島は確実に女性活躍社会から取り残されるって感じました。