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【芸能・社会】

ジャニーズ15組76人総力結集 期間限定ユニット 歌で支える

2020年5月13日 紙面から

 ジャニーズ事務所は12日、同社の社会貢献・奉仕活動「Smile Up! Project」の一環として、所属アーティスト15組76人が参加する期間限定ユニット「Twenty★Twenty」(トゥエンティー・トゥエンティー)を結成し、チャリティーソング「smile」を制作することを発表した。作詞作曲は人気バンド「Mr.Children」の櫻井和寿(50)が担当。V6を筆頭に、KinKi Kidsや嵐、新進気鋭のSixTONES、Snow ManまでのCDデビュー組が夢の共演を果たす。

 まさにジャニーズ版「ウィー・アー・ザ・ワールド」だ。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、V6を筆頭にCDデビュー組が総力を結集。最前線で働く医療従事者やライフラインに携わり国民の生活を支える産業従事者、そして長期の外出自粛を頑張るすべての人たちへ、歌の力で支援の輪を広げていく。

 Twenty★Twentyは通称「トニトニ」。昨年7月に死去したジャニー喜多川前社長が2020年東京五輪開催にあたり、ジャニーズJr.を20人ずつ2つのユニットに分けて結成する同名ユニットを計画していた。しかし、コロナまん延で五輪も延期となり、そのグループ名は消滅しかけていた。

 そこで立ち上がったのが、故人のDNAを受け継いだ滝沢秀明副社長(38)だった。「ジャニーが残したこの最後のグループ名は、今このような状況だからこそできることがあるはずと思いを新たに、役回りは変わりましたが、Twenty★Twenty、ジャニーの集大成として社会貢献できればと思います」と語る。形は違えど、ジャニーさんが思い描いていたジャニーズ史上最多人数のグループ結成が実現した。

 櫻井和寿が書き下ろした楽曲タイトルは、プロジェクト名の一部にもなっている「smile」。リリース時期は未定だが、3密を避けてこのほど個別のレコーディングが始まった。

 V6は「櫻井さんはじめ、われわれの思いが皆さまに届き、一日も早く、一人でも多くの方がsmileになって笑顔で会えることを願っています」とし、嵐も「コンサートにも足を運んでおり、幼少のころから聴いている櫻井さんが制作された楽曲を歌えること、とても光栄に思います。いま、僕たちにできることを。そして、僕たちだから届けられる人がいると信じて、たった一人の背中でも支える力となることを願っています。たくさんの感謝を込めて、ほんの少しでも恩返しができたなら」とコメントを寄せた。

 King&Princeは「楽曲を提供していただいた櫻井さんの歌詞には、聴く人によってさまざまなとらえ方や受け取り方ができる表現がたくさんあるので、この曲を受け取ってくださった方々にどのように届くのか、とても楽しみです。今のこの大変な時期だからこそ、改めてエンターテインメントの力を信じ、少しでも皆さんの心に寄り添えるように心を込めて歌いたいと思います」と気を引き締めている。

◆櫻井和寿 ジャニーズだから書けた歌詞

 Twenty★Twentyの楽曲制作するにあたり、滝沢副社長は自身が所属していた「タッキー&翼」を含めジャニーズ勢と接点がなく、一度も会ったこともない櫻井和寿に書き下ろしを依頼する大胆な戦略に出た。日本を代表するアーティストであることに加え、2005年から環境問題をテーマにした野外音楽チャリティーイベント「ap bank fes」を主宰している実績を高く評価した。

 関係者を通じてラブコールを送り、櫻井サイドから快諾を得た滝沢副社長は「チャリティーに関してさまざまなご経験がある方なので、櫻井さんが作る楽曲の力、Twenty★Twentyの歌声でこの楽曲に命を吹き込む瞬間を皆さまにお楽しみいただければと思います。日本の笑顔につながるキッカケのために」と呼び掛けている。

 一方、櫻井も「このプロジェクトに、楽曲提供という形で参加できることを、とても光栄に思っております」と喜びを語った上で「ジャニーズの皆さんがこの曲を歌ってくださることを前提としたからこそ、書けた歌詞があります」と明かした。

 だけど忘れないで

 [君の笑顔に逢える] それだけで生きていける僕がいる

 「ジャニーズの皆さんほど、このフレーズを歌うにふさわしい方はいないと感じます。大切な人の心や体が弱っている時、その人のために『おいしくなれ』『元気になれ』と、心を込めておにぎりを握るように歌う皆さんの姿を想像して書きました。この歌を聴いた多くの人たちが笑顔になることを願っています」。

◆Sexy Zone

 僕らSexy Zoneは今、ステージに立てておりません。何ができるのかと考えることもありますが、今回、全ての方に感謝しながら、心を込めて歌わせていただきます。今、世界中に必要なのは皆さんの「笑顔」だと思います。Mr.Childrenの櫻井さんが作ってくださったこの曲に乗せて、僕らジャニーズが「笑顔」を全力で届けます。

◆A.B.C-Z

 “S”から始まる言葉で、一番幸せな気持ちにさせてくれる“smile”。歌詞から、誰かが誰かを支えたいという、力強さや優しさが伝わりました。今、まさに戦っている全世界の方々に、僕らの“smile”が届いてほしい。また会えるまで、僕らも負けない。

◆ジャニーズWEST

 僕たちは幼いころ、阪神淡路大震災という大きな災害を経験し、当時も先輩方がJ-FRIENDSとして支援活動を行われていたので、今回は僕たちもTwenty★Twentyとして、医療の最前線で戦っている医療従事者の皆さま、僕たちが生活する上で欠かせないお仕事をしてくださっている皆さま、コロナウイルスに負けないように頑張っている日本や全世界の皆さまへ元気を届けられるように心を込めて歌わせていただきます。今こそ力を合わせて、一緒に頑張りましょう。

◆Snow Man

 もっと皆さまの力になりたい。僕たちに何ができるのか。日々考えてます。今回このプロジェクトに携わることができとても光栄に思います。櫻井さんが提供してくださった「smile」という楽曲には、日々を力強く生きていくためのパワーが詰まっていると感じました。あらためて医療従事者の皆さまや日常の生活を無事に過ごせるよう頑張ってくださっている方々に感謝しつつ、僕たちの歌声が皆さまの心を優しく包むことができれば幸いです。(*岩本照は活動自粛中のため不参加)

◆SixTONES

 このたび、このような取り組みへの参加が決まり、日ごろ支えてくださっているファンの皆さま、日々懸命に頑張っていらっしゃる全ての方々の力になれたらうれしく思います。そして、ジャニーさんが長い間構想を練っていたことを身近で知っていた僕たちにとって、こういう形とは言え、Twenty★Twentyが実現することが本当に感慨深いです。さらに、日本を代表する偉大なアーティストであるMr.Childrenの櫻井和寿さんに楽曲制作していただき、本当に光栄に思います。この楽曲が、先輩方をはじめとした僕たちの歌声を通して皆さまのエールになれるよう、誠心誠意努めさせていただきます。

◆山下智久

 自分ひとりでできることは少ないですが、グループ全体が一丸となり、先輩と後輩と力を合わせて、希望や笑顔のきっかけとなるような思いを届けられたらと思っています。櫻井和寿さんが制作してくださった曲に、大切な気持ちを込めて歌わせていただきたいと思います。

◆KinKi Kids

 KinKi Kidsの堂本光一(41)と堂本剛(41)は、1995年に阪神大震災の被災地復興支援プロジェクトとして結成されたユニット「J-FRIENDS」にも参加していた。当時について、2人は「若かった僕たちなりに何かできることはないか、音楽で少しでも元気を出して貰うお手伝いができればと取り組ませていただきました」と振り返る。

 今は新型コロナウイルスによって世界中が大きな苦しみを抱えている。「国内外を問わず、エンターテインメントのあり方も見直されている今、自分たちに何かできることはないか。お役に立てるのなら、音楽というものが誰かの力、そして支えになることを信じて参加いたしました」

 光一は先月、Smile Up! Projectの一環として、ジャニーズの公式ユーチューブチャンネルで、KinKiの名曲「愛のかたまり」の替え歌「家のかたまり」を公開。コメディー要素を取り入れつつも、まじめに外出自粛を呼び掛ける動画が大きな反響を呼び、改めて歌の力を実感したのだった。

 今回、櫻井和寿が書き下ろした「smile」に「泣いてたことなんか忘れるくらいのsmile smile」や「君の笑顔に逢えるそれだけで生きていける僕がいる」というフレーズが登場することを紹介した上で、2人はこう続けた。

 「今はとても苦しく、我慢の時です。一人一人が今と自分と向き合って、未来を考えていると思います。自分が愛する人、自分を愛してくれる人を思いやりながら、新しい明日に向かえば、必ずまた笑顔で過ごせる日が、皆で歌える未来が訪れると思います。僕らの歌声がそんな今と向き合い闘っている皆さまの支えとなるよう、心より愛を込めて歌わせていただきました。一日も早くこの状況が終息することを願っております」

◆関ジャニ∞

 25年前、僕たちは阪神淡路大震災を体験しました。その時、抱いた忘れることのないつらく閉ざした過去の傷があります。ですが、それと同じだけJ-FRIENDSの皆さまにたくさん救い上げていただいたことが昨日のように鮮明に残っています。生活資源からココロの傷のケアまで。そんな僕たちは今こうして関ジャニ∞として、皆さまに生きるための活力を届けられる立場にいられることを、使命と感じます。天災で受けた喪失感。今度は僕たちがココロの不安をぬぐう時。smileを取り戻すキッカケを手渡す時かと思っています。どうか、関ジャニ∞からのsmileの種となるGIFTを受け取ってください。

◆Hey!Say!JUMP

 smileを聴いた時に初めてなのにどこか懐かしく、心にスーッと入ってくる不思議な感覚がありました。総勢76人の歌声が重なるとどのようなパワーに変わるか楽しみで武者震いしてきます。今回、櫻井さんとご一緒させていただけることに喜びと共に大きな責任感も感じています。今も最前線で戦っている方々へ少しでも何か力になれますよう、世界中が心から笑える日を思って、このプロジェクトに参加させていただきます。ご協力よろしくお願いします。

◆Kis-My-Ft2

 僕たちはいつも皆さまに数え切れないほどの愛をいただき活動させてもらっています。今、そのお返しをできないか、元気を与えることができないかとの思いでこのプロジェクトに参加させていただきます。皆さまが笑顔になれますように! 

◆NEWS

 はじめに、医療従事者の皆さま、私たちの生活を支えてくださっている皆さま、心より感謝申し上げます。今NEWSは、自分たちにできることをそれぞれのメンバーが考え、提案しています。その中で、やはりエンターテインメントを通して、皆さんに思いを届けることが使命ではないかと考えています。今回Twenty★Twentyへ参加させていただくことで、NEWSとしての強い思いも、この曲「smile」に込めることができます。当たり前の日常を送ることができない今、そっと優しく光を照らしてくれるような曲だと感じました。その光のさす方へ一緒に進んでいきましょう。

◆KAT-TUN

 今回の企画で、医療従事者の皆さま、エッセンシャルワーカーの皆さまに向けて、少しでも励みになるような楽曲をお届けしたいと考えています。そして、いつも応援してくださっているファンの皆さまにも、私たちと同じ気持ちで楽曲を聴いていただけたらうれしく思います。「Smile Up! Project」を通じて、またつながれることを期待しています。Mr.Childrenの櫻井さんに制作していただいた楽曲に、ジャニーズカラーがどう融合するのか、今から楽しみです。

◆支援総額3億6000万円 Smile Up! Project

 ジャニーズでは「Smile Up! Project」の一環として、医療従事者にマスクや防護服など医療物資を届けたり、感染防止対策の動画配信を行っている。

 発注していた防護服などが2日に中国・北京から空輸で成田空港に到着した際には、嵐・相葉雅紀(37)が所属タレントを代表して受け渡しに立ち会った。

 13日現在の提供医療物資は防護服・アイソレーションガウンが計8万3000枚、医療用マスク(N95ほか)・その他マスクが計100万枚で、支援総額は3億6000万円に上っている。

◆阪神淡路大震災でも復興支援

植樹をする(右から)岡田准一、西川神戸市教育長、城島茂、堂本光一=2004年3月18日、神戸市役所で

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 1995年1月17日に起こった阪神淡路大震災の復興支援に乗り出したのがジャニーズグループのプロジェクト「J-FRIENDS」だった。「J-FRIENDS」は、関西出身のメンバーが所属しているTOKIO、KinKi Kids、V6の3組が97年12月に結成。CD発売による収益金寄付やチャリティーコンサート・イベント、募金活動などを展開した。震災発生当時の小学1年生が義務教育を終えるまで、と活動期限を定め2003年3月まで活動。プロジェクトの寄付金総額は9億1822万6449円にのぼり義援金は学校教育事業を中心に活用された。

 

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