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将来水陸両用車 日米で共同研究 第1回共同運営委員会

2020年5月12日更新

 海上高速航行能力と乗員の安全性を兼ね備えた「将来水陸両用車」のイメージ

 第1回共同運営委員会で、署名後、握手を交わす柴田装備官(中央左)と米海軍研究所司令官代理のフー部長(同右)=2月27日、米ワシントンDCの米海軍研究所で

高速航行能力と安全性を兼ね備え

 日米共同研究「次世代水陸両用技術の研究(NGAT)」の第1回共同運営委員会(JSC)が2月27日、米国ワシントンDCの米海軍研究所(ONR)で開かれ、日本側から防衛装備庁装備官(陸上担当)の柴田昭市陸将が出席、米国と共同で「高い海上高速航行能力と乗員安全性を備えた将来水陸両用車のデジタルモデル」を作り上げていくことで合意した。


進捗状況を確認

 共同運営委員会(JSC)は、国際共同研究開発で設定される国際共同の管理組織で、今回、日本側議長を柴田陸将、米側議長を米海軍研究所司令官のハーン海軍少将が務めた。

 同委員会は、令和元年5月に日米間で「次世代水陸両用技術の研究(NGAT)」の事業取り決めを締結して以降、担当級の技術作業部会(TWG)を2回、課長級の共同作業部会(JWG)を1回行って準備が進められ、今回、初の部長級会議となった。

 冒頭、柴田装備官が「本研究は日米同盟をより強固にし、日米共同作戦の運用の有効性向上に資する極めて優先度の高い研究だ。今後、予定する5年間に行うべきことを確実に実行し、日米が緊密に連携してNGATの研究目標を達成したい」とあいさつし、米側の賛同を得た。

 米側は、ハーン米海軍研究所司令官の代理を務めたフー部長が「我々は海軍や海兵隊の主要な装備を更新していく途上にある。そのような中、日本との本共同研究は重要な研究の一つとなる。このため日本と取り交わした文書をもとに、済々と研究を進めていきたいと考えている。共同研究は現在のところ・・・

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 ◇次世代水陸両用技術の研究(NGAT)

 NGAT(ResearchofNewGenerationAmphibiousTechnologies)は、日米の知見を結集させ、将来の水陸両用車に反映できる「海上高速航行能力」と「乗員安全性」を具備したデジタルモデルを完成させる研究。期間は令和元年5月から約5年間を予定。デジタルモデルの作成にあたり、日本側はエンジンなど主要コンポーネントを実際に製造し、試験結果を・・・

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