2020年 5月 11日 (月)

わいせつ逮捕「バカ東大生」被害女性怒り心頭の乱暴狼藉!カップ麺浴びせ局部にドライヤー

   今週は週刊文春、週刊新潮がともに特集している「バカ東大生」の話からいこう。この事件は、2003年に起きた早稲田大学のサークル「スーパーフリー」の学生らが女子大生に強い酒(98度だったといわれる)を無理矢理飲ませて泥酔させ、輪姦をしていたのと同じ類いである。「スーフリ」事件で逮捕され実刑判決を受けた14人の早大生の罪は準強姦罪だったが、今回は強制わいせつ容疑だ。

   週刊新潮によると、逮捕された5人の東大生の主犯格は工学部4年の松見謙佑(22)。新聞報道では「男子学生らに服を脱がされたり身体を触られたため、女子大学生が逃げ出して110番通報した」(朝日新聞5月20付)。今どきこの程度で『前途有為』なエリートたちを犯罪者にしていいのかという疑問もあるが、そんなものではなかったようだ。

   <「実は、彼(松見のこと=筆者注)は被害女性に殴る蹴るの暴行を加えた上、カップラーメンの汁を彼女の顔にかけたり、とやりたい放題だったのです」(捜査関係者)>。さらに<「最後には松見は女子大生の局部にドライヤーで熱風を浴びせかけ、それに耐えかねた女子大生はTシャツとズボンを着て泣きながら部屋を飛び出した」>

   松見らが餌食になる女子大生を集めるために作っていたのは「東京大学誕生日研究会」という、見るからにいかがわしいサークルだった。松見は武蔵中学、武蔵高校を経て東大に入学。彼の父親も東大法学部出身で、大手銀行を経て現在はファンド運営会社にいるそうだ。

   他にも余罪が出てきそうだが、今回は強姦でもなく、睡眠薬を混入するといった計画性はないという。そんな面倒なことをしなくても、東大生といえば擦り寄ってくる女性大生には事欠かなかったということか。だが、今回の被害女性は怒り心頭で、現在のところ示談に応じる可能性が低いため、「松見容疑者は起訴される見込みです」と週刊文春で別の捜査関係者が話している。東大生にはサドが多いのかね。

たった2日の「顔見世サミット」掛かった税金いくら?警察官大動員、クルマで長距離移動

   きのう(2016年5月25日)のNHK「ニュースウオッチ9」を見ていてオヤと感じたことがある。番組の後半、「オバマ大統領と安倍首相の首脳会談が9時半から始まりました。10時過ぎには会見が始まるので、このまま番組を続けます」というではないか。

   番組はオバマが中部空港に着いたのは8時で、そこからヘリで首脳会談に向かうと伝えていた。沖縄の元軍属による女性暴行殺人事件が起きて、沖縄だけではなく日本中が注視している大問題もあるのに、わずか30分程度の会談ですますのかと思ったのは私だけではないだろう。結局、1時間程度にはなったが、オバマが深い遺憾の意を述べただけで、沖縄の現状変更や日米地位協定に言及することはなかった。型どおりの中身のまったくない会見だった。

   それにしても凄い警戒である。盛り場はもちろんのこと、こんなところまでという場所にまで警官がうようよいる。動員した警官だけで2万3000人だそうだ。

   けさ(5月26日)、空港に着いたイタリア、ドイツ、フランスの3首脳は、悪天候のため自衛隊ヘリが使えず、主会場の賢島がある三重県の伊勢志摩地域へ150キロ以上の距離を車で移動した。わずか2日ほどの「顔合わせだけサミット」に、いったいどれだけの税金が注ぎ込まれたのか。喜んでいるのは「これで支持率が上がる」と浮かれている安倍首相だけであることは間違いない。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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