こんばんは!


「LOOSER〜失い続けてしまうアルバム〜」


が終わり一週間が経ちました。



並行したお仕事がありまして


少し落ち着いたのでこのタイミングで綴ります。




全10公演というあっという間な公演でしたが、かなり密度の高い、濃い期間でした。



ご来場いただいた皆様

本当にありがとうございました!!



お手紙やプレゼントも本当にありがとうございます!!



僕の勝手な感覚ですが、


舞台初日のあの身体の中から溢れる高揚感がたまらなく好きで、

まだ誰も知らない、初めてお客様に見てもらえる

その興奮がルーザーは強かったのを覚えています。


絶対謎の物質出てると思う。

アドレナリンとは別の何かが。



どの舞台も違う高揚感があるけれど


ルーザーに関しては、

それが半端なかったです。


早く観てもらいたかった。

っていうより、反応が観たかったの方が強いのかな。



2004年に「TEAM NACS」さんで上演され

初の東京進出というきっとファンの方の中でも思入れのある作品だと思います。


そのような作品を再び演じる、しかも全く違うキャストでやるというのは

新しい試みであるし、怖いことでもありました。



だからこそ、尊敬の念を持ちそして新しいLOOSERへ挑戦したいとも思いました。



でも生半可な気持ちじゃ絶対に返り討ちに合うだろうとも。


ナックスさんは10回公演目の作品。


僕らは初めましての人達と初めての作品。


初めましてからの関係が構築できるからこその良いところが絶対にあるはず。そう信じて始まりました。


稽古中は余裕ありませんでした。笑


それでも、


前を向き続けていれば自ずとゴールは見えてくる。


中には一人で出来ないこともあります。


今回のキャスト、スタッフさんを含め

「座組感」に何より


救われました。


一人で無理なことは、一人で解決しようとせず誰かに甘える時があっても良い。

その分自分も誰かを助けることが出来ればきっと上手くいく。


そうやって、お互いがお互いを助け合い、高め合い関係性が構築されていきました。



初日。



本当に嬉しかった。


皆様の鳴り止まない拍手が熱が

舞台上まで響いて伝わってきて


またそこでも救われました。


やってきたことは少なくとも間違ってなかった

明日からもルーザーをやり続けて良いのだと

言葉じゃない言葉で伝わってきて


ものすごく安心したんです。



座組で助け合ってきたことを

次はお客様と助け合い高め合っていくのだと

それが生の舞台でやる意味でもあり良さでもある。


とてもメッセージ性の強い作品だからこそ

力のある脚本だからこそ


エネルギーをぶつけて

観た方にエネルギーを持ってもらえるように。


そしてまた観たいと思ってもらいたい。


なにより、自分もまだ演じていたい。


そう思える作品にしようと思っていました。





全てが終わって

演出家の福島さんに有難く嬉しいお言葉もいただきました。

これから自分が役者をしていく上で絶対的に必要な武器と弱み。

忘れずに胸に誇り頑張っていきたいと思います。



NACSの森崎さんも観に来て下さって

当時の事が鮮明に思い出す程に、リアルで新しいLOOSERがあったと言って下さいました。

生みの親に褒めてもらうことほど嬉しいことはないです。



作品には刹那的なところがありますね。




が、僕の中では絶対に失うことのない、忘れることのない大切なアルバムになりました。






台本がこんな状態になるのは

滅多にありませぬ。





もしも、またNACSさんの作品を演じさせていただくことができるのなら

また同じ座組で演りたい。


NACSさんの作品には

あの5人だと

新しく選ばれた組


となれるようにこれからも精進して参ります。


そう今思える約一カ月の日々でございました。



なによりも

観に来て下さった、応援して下さった方々のお陰でございます。


本当に、いや

「誠」にありがとうございました。



それでは、また。