鈴木悟は嫁(アルベド)と共にナザリックで引きこもることにした。   作:曲がり角

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要するにエロ・グロ・ナンセンスの物語であります。

短いです。


鈴木悟は嫁(アルベド)と共にナザリックで引きこもることにした。

鈴木悟はギルドメンバーが去ってから片手間に戦略シミュレーションゲームをプレイしていた。

 

一回のプレイに15分から長くても30分しかからない、リアルタイムでユニットを動かしたり本陣を発展させたりする。

 

経営要素もあり、経済を管理してユニットを適材適所に配置し、限られた資源をどこに使うかを決める。

 

ギルメンに勧められただけではなく、飽きたので別のゲームをプレイしようと言う提案に一度だけ気まぐれに乗っただけだった。

 

その提案に乗らないこともあったかもしれないが、鈴木悟は仕事漬けで判断能力が少し鈍っていたかもしれない。

 

だがこれが意外とはまると面白かった。様々な戦略を試せる楽しさを知ってからはやめられなくなった。

 

と言っても自分にそこまで才能があったわけではなく、実力は真ん中ほど。

 

ただここでは人と出会い、プレイ中は煽りながらもゲームが終わると不思議とこれもまた他人と繋がる手段の一つなんだなと、ログインしているのが自分しかいないユグドラシルの中でだと孤独すぎて闇落ちしそうだったものを、気分転換にはなったのだ。

 

むしろユグドラシルでのプレイも前と違うスタイルになりつつあった。

 

今までは一人でMPの管理をしながら魔法使いプレイをしていたのを、名前のないアンデッドのNPCを自分の所有物にできるよう課金アイテムまで使い大量に作成し、そいつらを連れまわしながら自分は後ろで必要な時だけ魔法を使い、指揮をする戦略的なプレイをするようにプレイスタイルが変わったのである。

 

これにまたドはまりして、ソロプレイをすることが思ったより苦じゃなくなった。

 

ギルメンを忘れたりはしないが、別に誰もいなくても一人で楽しんだっていいじゃないか。

 

鈴木悟は徐々にそう思えるようになり、大量の軍勢を率いることから行動派魔王様としてサービス末期にまで名声が上がっていたことを、鈴木悟は知らない。

 

別に知らなくても特に何かあるわけではないが。

 

そしていよいよサービス終了日がやってきた。

 

鈴木悟、いや、モモンガはゲームが終わることにものすごい不満を覚えていた。

 

発想を変えただけで、プレイスタイルを変えただけで、それまでルーチンワークと化した適切な魔法の使い方ではなく高レベルモンスターたちを相手に軍勢を使い流動的に動く状況に毎回違う対応ができるのはゲームプレイにおいて飽きると言うことをなくしてしまっていた。

 

一世紀前の文明を作るシミュレーションゲームや心臓が鉄で出来たシミュレーションゲームのように、気が付けば時間が過ぎるような楽しさがそこにはあった。

 

ユーザーが減ったため狩り場でリポップし続けフィールドの許容量の最大まで溜まったモンスターの軍勢をこっちの軍勢を使って殲滅させる楽しさと言ったら、電子ドラッグを決めるような満足感と充実感は言い表せないほどだった。

 

しかもギルドを維持するための金策だけにとどまらず、様々なドロップアイテムで懐が潤うのはリアルマネーでもないのにゴールドラッシュをするようで、軍勢を使った狩りを終えてからフィールドを埋め尽くすほどのドロップアイテムとゲーム内通貨を見ると自然と笑いが零れるほどだった。

 

鼻歌まで歌う始末。

 

そんな楽しを俺から奪おうと言うのかと、モモンガは憤慨した。

 

どれだけ憤慨したかと言うとサービスがもうすぐ終了すると言うのに貯金を残さず全部ぶち込んで課金ガチャを回さずにはいられないほど正気を逸した行動に出てしまうほどだった。

 

サービスはもう終了すると言うんだからモモンガに物欲なんてこれっぽちもあるわけがなく、結果、とんでもないレアリティの課金アイテムを手に入れてしまったのである。

 

今更フィールドに出かける気にはなれず、せっかくだからと課金して回したガチャを確認していたら種族を変更できるワールドアイテムの『世界樹の種』が混ざっていたことに驚愕。

 

世界樹の種はアンデッドなどの異形種でも全く関係のない種族に種族を変えられるワールドアイテムである。これがワールドアイテムである理由はそれまで種族を成長させ得た種族スキルを別の種族に変えても使えるようになるから。

 

種族レベルによるステータス補正はなくなるが、種族スキルには破格の性能を誇るようなのも少なくないので、決して外れではないしむしろ当たりである。

 

運営が最後の最後でワールドアイテムをガチャに入れたようである。

 

さすが商魂たくましいくそ運営。

 

サービス終了間際まで課金を誘導するとかやることがいちいち汚いと言わざるを得ない。

 

だがモモンガはやった。

 

別にモモンガはかつてから自分のアバターに文句なんてなかったが、同時に味気ないとは思っていた。

 

このアバターだってギルメンとの思い出の一つだし、他のギルメンたちとの大事な思い出を変えるのは気が引けたので何となく環境汚染なんて関係ないと言わんばかりの骸骨スタートからオーバーロードにまでなったものの、指揮官となった今の自分とあんまりイメージ的に合わない気がしてきたのである。

 

魔に連なるものが起こす戦争と言ったら最終戦争であるハルマゲドン。

 

天使と悪魔が数百万の軍勢でぶつかる場面を想像し、モモンガは身震いする。

 

よし、悪魔になろう。悪魔のアバターを使ったウルベルトさんも言ったではないか。

 

「世界征服するべき、戦争の時間だ。」と。

 

モモンガは迷わず世界樹の種を使った。

 

そして当たり前のように種族レベルが1まで下がったのである。

 

別にこれ自体は何とかできる。ただ最下級悪魔なので、見た目がただの不細工なガーゴイルに似てる。

 

狩り場で一人戦争をしていた時強欲と無欲で吸収しまくった経験値がたまりまくっているので、それを別のアイテムに蓄積された経験値で自らのレベルを上げることのできるアイテムを使いそのまま吸収、一気に100レベルまで上げた。

 

確か、夢魔系の種族には味方にバフをかけることにたけているはず。

 

そしてギルメンたちがもしも作成するかもしれないNPC用の男性の外見データを倉庫から発掘、黒髪の美青年があったのでそれを使った。

 

少し恥ずかしいが、最後なんだし、好きにしていいだろう別に。NPCの設定を変えたわけでもあるまいし。

 

しかしこの外見データ、タブラ・スマラグディナがアルベドの夫にと思って作ってからは普通にモモンガが旦那さんになればいいんじゃね?とモモンガの隣に立つアルベドが結構様になったものだったから夫は別にいらないかなと、外見データだけ残っていたものを、モモンガがそのデータを使ったことを見てピンと来たので製作者特権としてアルベドの設定の最後の一行をモモンガの妻であるに変えたことを、モモンガは知らなかったのである。

 

モモンガはタブラ・スマラグディナが自分を見ていた時にインベントリにある課金アイテムを見ることに余念がなかった。

 

ちなみに星に願いを、ウィッシュアポンアスターの指輪が二つも出たことにモモンガは血の涙を流せそうになったんだとか。

 

色々あったが、ヘロヘロが変わってしまったモモンガを見ても大した反応を見せることなく、順調に(?)終わりを迎えることが出来たモモンガ。

 

だが午前0時になってもログアウトできないことに訝しむも、アルベドの一言で気が遠くなりそうになってそれどころじゃなかった。

 

「どうかなさいましたか?愛しの旦那様。」

 

この時のモモンガの表情はそれはもう、朝起きてみたら友人の娘が全裸で抱き着いていて、ベッドのよこにあるタンスの上に使いきったコンドームが置いてあり、部屋中には淫臭が充満していたので、『あ、これつんだな。』と遠い目をしていた。

 

そしてインキュバスになったので性欲を抑えることが出来ず、プレアデスとセバスチャンが見ている玉座の上でモモンガのスタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウンが精を召喚して戦い抜いたのである。

 

互いに極上の体で、相性も抜群だったので情事は数時間にも及んだ。

 

プレアデスのほぼ全員がそれにあてられ、それはもうすごいことになっていた。

 

気が付くとモモンガは自己嫌悪の嵐に閉じ込められそうになるも、非常事態であることをことが終わってから自覚してナザリックがどういう状況になっているかを確認、しかしモモンガはただ周りの探索だけにとどまらず、探索に長けているナザリックのNPCを半分ほど動員し、四方八方に偵察部隊を編成して送った。

 

ここから戦略シミュレーションゲームをプレイし、そのノウハウを知っているモモンガの進撃が始まったのである。

 

ちなみにアルベドとの情事が気持ち良すぎたので自分が外に出ると言う選択肢は彼の中から初めからなかったようである。

 

つまりベッドに入り、アルベドとやりながら調査状況を報告させるようになったのだ。

 

これぞ天国、モモンガは思ったのである。魔王ムーブをしている気がしなくもない。

 

連絡のやり方は簡単で、方角と距離を言い、そこに何があるかを伝言魔法で確認するだけ。

 

そしてファーストコンタクトに重要なところは相手の強さ。

 

死んでも誰も困らない奴を発見したら、念のため遠くから召喚獣などを使い喧嘩を吹っ掛け、強さを確認するように命じた。

 

それで死ぬなら死体を回収するようにと。

 

これによりエ・ランテル付近で盗賊をしていた死を撒く剣団が全滅、青い髪でチェインメールをし、刀を使う剣士が一人捕虜としてナザリックに連れてこられた。

 

死体をどう使えばいいか挿入したままアルベドに聞くモモンガ。

 

ただの死体趣味のNPCのための餌でいいのかな?と気になったのである。

 

この時自分のモラルが可笑しくなっていることを自覚するも、アルベドの中が気持ち良すぎるのでそんなのどうでもいいと開き直った。

 

「っぁああ…んくぅ…。アンデッドの…あっ、素材として、んくぅぅぅ……っ!使うのも、ふぁっ…、よろしいかと…、んんっ…。」

 

アンデッドの素材として使えるのか。普通にスキルで作れるんだけど?とモモンガが聞くとアルベドは死体を媒介に作ったアンデッドの場合は時間が経っても消滅しないんだと言うことだった。

 

まじか、とモモンガは閃く。

 

この世界での、戦略シミュレーションゲームにおいての生産手段と資源を今、モモンガははっきりすることが出来た。

 

資源を収集し、生産施設を作り、収集した資源を使いユニットを生産し、領土を広げ、敵を殲滅する。これは戦略シミュレーションゲームの基礎概念である。

 

そしてモモンガはアンデッド作成のできるすべてのNPCに管理体制を作るよう、命令した。アルベドはやってる最中でも問題なく命令を完遂し、モモンガは褒めながら攻めたのである。

 

つい数時間前まで童貞だったモモンガはインキュバスの種族特性に引っ張られ、もはや別の存在となってしまったのである。

 

モモンガはそこから大きな街にある共同墓地から死体を集め、アンデッドの軍団を作ってからは世界を征服した。

 

カジットとか言うやつはもちろん邪魔だったので死んだ。クレマンティーヌは逃亡に失敗し法国に連れて行かれるもナザリックがアンデッドの大軍で法国に戦争をぶっかけた時に逃げ延びてからは偶然にもシャルティアに捕まって吸血鬼にされた。

 

モモンガはユニークユニットが増えたとに喜んだ。

 

白金の竜王や白黒のロリエルフが脅威ではあったが、圧倒的な物量の前には屈するしかなかった。そっちはダメージ無効化もなく、上位アンデッド創造スキルで作成したアンデッドのレベルは最大で80。

 

数千にも及ぶレベル80のアンデッドに囲まれぼっこぼっこにされて死んだ。

 

別に世界征服をして何がしたかったわけではないので、アンデッドに理想的な統治ができるように全部任せたら大陸統一国家ナザリックは星が終わるまで繁栄し続けたという。

 

そしてモモンガはナザリックに引きこもり、アルベドとやりまくった結果インキュバスとサキュバスが大量に生まれ、彼ら彼女らはでみえもんの元でエリート教育を受けて世界各地を統べる王や女王になったようである。

 

ちなみに星が終わっても人類は寒さで死んでも人外はそれくらいでは死なないので、モモンガはそんなことはどうでもいいと、ずっとアルベドの中で幸せになっていたんだとか…。



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