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  1. DV

診断書を利用した暴力

DVでも、パワハラやその他の暴力でもそうですが、診断書を利用して、被害者を加害者に仕立てるというものがあります。診断書は証拠採用されたり、重要な資料になったりしやすいので、ひどいと賠償させられたり、警察に駆け込まれたり。離婚調停などでも相手が有利にことを運ぶ資料として使ってくるケースもあります。

私自身の実例

私自身の例としては、ある時同居人を閉め出したことがありました。些細なけんかでしたが、相手が家を出たスキにチェーンをかけてやりました。帰ってきた相手は怒り狂ってましたが、こちらは知らん顔。そのうち、あきらめてどこかへ行きました。通常なら、単なるけんかです。

ですが、これで済まないのがDV加害者。

数か月後、診断書と傷の写メを見せられ「お前が閉め出したせいで殴られた。慰謝料を祓わないなら警察に行く」と言ってきました。この主張は、のちに「お前が殴った」と変わります。まあ、普通に考えてどこかで殴られたなら、小さな顔の傷1つでは済みませんので、おおかたぶつけたか、自作自演でしょう。
(裁判でも、ちゃんと証拠として使っていました(笑))

ですが、こんな馬鹿みたいな主張でも、その当時の状況を表す証拠がないと、ウソだと立証できないのです。また、その診断書を手に、周りにDV男だと言いふらす奥様もいると聞きました。

もし、今もう1回この閉め出しをやるなら、チェーンをかけてから翌日本人が帰宅するまで、携帯か録音機で玄関の様子を録音しておきます。または、カメラ仕込んでおくでしょう(笑)←ここまでしないと、加害者の悪事を暴けないのが腹立ちますが。。。

いい加減な診断書を書く医者もいる

教員やっていると、冬場のインフルなど診断書を見せてもらう機会が大変に多いですが、医者の診断書に対する考えは、本当に個人個人で違うなと思い知らされます。例えば、診断書に「殴られたって書いておこうか(^^)それともいじめがいい?」なんて患者に聞く医者もいますし、名刺の裏に診断書を書いてくる人もいます。

1通2000円かかることを考えると、もう少しきちんとしてほしいものですが。。。

そして、こうした患者に都合のいい診断書を書いてくれる先生は、DV被害者にとっては脅威になります。自分でぶつけたけがを「殴られた」なんて書かれ、警察に持って行かれたら。。。考えただけで恐ろしい。ですから、診断書への反論準備をしておく必要があるのです。
(そして、加害者はこうした点を熟知していて、被害者をはめるために利用します。卑怯な手で相手を悪者にしているので、録音や録画への遠慮は結構です)

ただし、警察に駆け込まれてもその前に、自分の方が警察に駆け込んでいれば、相手の狂言で済ませることができます。警察の調書は本当に便利ですから、DVでお悩みの方は、一度相談しておくことをお勧めします。
逃げて関係が無くなった場合は被害届を提出でき(同居の家族の場合、危険なので出せない事も多い)、相手へのけん制や、場合によっては逮捕に至ることもあります。

普段からの言葉の暴力への対処法

とにかく、24時間録音が一番効果的です。秘密録音も、裁判では証拠として利用することができますので、言葉の暴力や、何とかしてこちらを挑発し、加害行為に及ばせようとしてくる加害者にお困りの方は、とにかく家や職場にいる間中、録音してください。私自身は、2万円程度の録音機を購入しておりました。

ポケットの中でも大丈夫なものを用意しておくと、どこででも綺麗に取れるかな?と考えております。

また、仕込む場所としてはリビング、寝室などがお勧めです。服の内側に入れておくのも効果的ですが、その場合は形状でバレないよう注意してください(加害者は、自分が卑怯な手を使っているので、あらゆる卑怯な手を察知してきます)。

この際、隠しカメラを使うのもありでしょう(笑)最近は、モバイルバッテリー型のカメラもあるようです。

録音機やカメラを仕込んでおけば、万が一堪忍袋の緒が切れても、加害者のウソを明らかにすることができます。ですが、もしそれがない状態でキレてしまったらどうするか。私自身も何度もこういう目に遭い、そのたびに苦しい立場に立たされてきました。
家でとっさになったときには仕方がないので、誰かに電話してください(できることならその相手を、事前に決めておきたいところ。証言者を確保しておくことですね)。そして、電話をつなげた状態で状況を大声で話し、後日証言してもらうことが考えられます。

それが難しい場合は、別件でいいので加害の証拠を押さえてください。

被害者は、真面目でいい人が多いです。ですから、大変な時ほど1人で抱えてしまいがちです。でも、加害者は1人じゃ優位に立てないことが分かっているから、周りを巻き込んで被害者を苦境に陥れようとするのです。

そんな卑怯な人のせいで、人生を無駄にして後悔しませんか??私は、そもそもこの同居人に出会った事すら後悔しております。また、迷惑をかけたくないと思うかもしれませんが、無事ならあとでいくらでも謝ったり、挽回したりできます。そもそも、加害者を事前に見分けることが無理なのですから、あなたのミスではありません。

だからこそ、若干汚い手を使っても、人に頼ってでも、被害から脱出してほしいと私は思います。

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