隕石家族 第5話 羽田美智子、泉里香、北香那、中尾暢樹、ブラザートム、中村俊介… ドラマのキャスト・主題歌など… New!


出典:『<オトナの土ドラ>・隕石家族 #05【リセット家族】』の番組情報(EPGから引用)


<オトナの土ドラ>・隕石家族 #05【リセット家族】[字]


隕石が逸れ一気に日常が戻ってきた。しかし、そんな簡単に元に戻れるはずもなく、門倉家の面々は戸惑いを隠せない。そんな中、翔太(中尾暢樹)からある驚きの告白が…。


番組内容

隕石が向きを変えた事で、これでみんな助かるんだ!と世間の空気がガラリと変わる。美咲(泉里香)は新たな自分になると疎開から戻り、片瀬(中村俊介)に告白した和彦(天野ひろゆき)は、ショックのあまり自分探しの旅に出る。結月(北香那)の彼氏である翔太(中尾暢樹)が理由も言わず門倉家を飛び出して…。さらに正子(松原智恵子)の言動もおかしくなり…。ピンチ続きの門倉家。久美子(羽田美智子)はどうする?

出演者

羽田美智子 


泉里香 


北香那 


中尾暢樹 


ブラザートム 


中村俊介 


松原智恵子 


天野ひろゆき

スタッフ

【企画・チーフプロデューサー】

市野直親(東海テレビ)


【原作・脚本】

小松江里子


【音楽】

富貴晴美


【主題歌】

PassCode「STARRY SKY」(ユニバーサル ミュージック)


【音楽制作】

藤田雅章(インスパイア・ホールディングス)


【プロデューサー】

松崎智宏(東海テレビ) 

千葉行利(ケイファクトリー) 

宮川晶(ケイファクトリー)


【演出】

竹村謙太郎

スタッフ2

【制作】

東海テレビ 

ケイファクトリー

ご案内

公式サイトやSNSなど、充実のウェブコンテンツは「オトナの土ドラ」で検索!! 


【公式サイトURL】

https://www.tokai-tv.com/io/insekikazoku/


【公式ツイッター】

@tokaitv_dodra


【YouTube】

東海テレビ公式チャンネルも好評配信中!


『<オトナの土ドラ>・隕石家族 #05【リセット家族】』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数ベスト20)

隕石家族 第5話 羽田美智子、泉里香、北香那、中尾暢樹、ブラザ
  1. 結月
  2. 和彦
  3. 美咲
  4. パパ
  5. 正子
  6. 翔太
  7. キャプテン
  8. ママ
  9. 翔太君
  10. 店長
  11. 先生
  12. 男性
  13. 隕石
  14. ドア
  15. 一同
  16. 自分
  17. 片瀬
  18. 弁護士
  19. 結婚
  20. トメ


『<オトナの土ドラ>・隕石家族 #05【リセット家族】』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

☆無料で民放各局の動画視聴ができるTVer(ティーバー)!まずはココから!

他にも、無料お試し期間のあるVODサービスが増えてますので、以下バナーから各社のラインナップを調べてみるのもいいかもしれませんね。


AbemaTV





(結月)[まさか こんなことに
なるなんて]

(結月)ああー!?

(久美子)何度 見ても
結果は 同じでしょ。

(正子)E判定って?

お母さん。 昨日も 話しましたよ。

結月の
先週の模擬テストの 結果です。

(結月)ちょっと前までは
東大だって A判定だったのに。

全ての大学で ほぼ 定員割れの
状況だったんだから。

そのおかげだっただけよ。

(結月)だとしても!?
ああ!? こんなことになるなんて。

しょうがないでしょ。 あれは もう
落ちてこないんだから。

だから お母さん。

もう 新聞紙 もむのは
やめてください。

これからは ちゃんと ティッシュも
トイレットペーパーも 買えるんですから。

(正子)そうなの?

ああ!?
(結月)ああ!?

お母さん!? 何でもかんでも
もむのは やめてくださいって。

[2週間前だった]

[いきなり 隕石が
向きを変えたのだ]

[それが 分かった途端

疎開していた人たちが
続々と 東京に戻りだした]

(女性)よかったですよね。
また こうして お会いできて。

[だが 待っていたのは…]

(田中)よく 戻ってこれたわね。
自分たちだけ 助かろうと

伊勢神宮のそばに
引っ越したくせに。

(一同)罰が当たる。
ホントよ。 罰が当たるわよ。

(父)どうして 売ったときの
10倍の値段に なってるんです?

(母)あんまりよ。 あんなに安く
買いたたいておいて。

(男性)みんな また 戻ってきて
物件が 不足してるんです。

(父)分かってますよ。 そんなの。
(男性)文句があるなら

隕石に言ってください。

[やらかした人たちの
自業自得]

[それが 現実なんだから

しょうがないといえば
そうなのだが]

[でも 私は わずかな未来を信じ
頑張っていた

数少ない やらかさなかったうちの
一人のはずなのに]

(結月)この結果だ。

何で?

(一同)あっ!?

(正子)また?

もう あれは 落ちてこないことに
なったんじゃないの?

すぐには 復旧しませんよ。

≪(物音)

あれ? 何か 音しない?
(結月)えっ?

最近 Uターンしてきた人たちが

お金が無くて 空き巣に
入ってるっていう 噂なのよ。

(結月)そうなの?
≪(物音)

うん?
(結月)はっ!?

(結月)ママ。
えっ?

あっ。 これ。

♬~

わあー!
(結月)わあー!

美咲?
(結月)お姉ちゃん!?

(美咲)よっ! 久しぶり。

(結月)えっ? 何してんの?
どうしたの?

(美咲)バスの中は
すし詰め状態で。

しかも サービスエリアに寄っても
弁当は 品切れ。

水も 買えなくてさ。

ちゃんと 玄関から
入ってくれば いいのに。

(美咲)それは ちょっとね。
(結月)だよね。

森山先生と
田舎で過ごしてさ

最後のとき
一緒に 迎えるんだとか いって

堂々と 宣言して
出てったんだもん。

(美咲)状況が 変わったんだから
仕方ないでしょ。

文句 言うなら
隕石に 言ってよ。

それで? 森山先生は?

(美咲)一緒に 戻ってきた。
先生。 教師に 戻るって。

じゃあ 美咲も また
先生やるのね?

(美咲)ううん。
私 決めたの。

先生が いるから
中学の先生になって

先生が 疎開するから
一緒に 田舎に行って

先生が また 先生するから
私もって。

それじゃ 駄目。
私は 先生から 自立したいの。

だから 自分が
やりたいことをやる。

何するの?

(結月)まさか モデル?
よく スカウトされてたし。

(正子)美咲は 政治家に
向いてるんじゃないの?

女性初の 総理大臣に
なりたいって

小学3年のとき
よく 言ってたものね。

昔のことは よく 覚えてるのね。
最近のことは よく 忘れるのに。

(正子)何?
えっ? あっ。 いいえ。

(美咲)ねえ。 お代わり。
えっ? すごいわね。

(美咲)ねえ?
ところで 翔太君と パパは?

(結月)翔太。 店長の家。
しばらく 早番 続くから。

(正子)和彦は 関西に出張。 ねっ?
あっ。 はい。

(一同)あっ。

(正子)よかった。
(息を吹く音)

(正子)じゃあ 私は
先に 休みますね。

おやすみなさい。
(一同)おやすみ。 おやすみなさい。

(結月)実はさ パパ
関西に 出張じゃなくてさ。

(美咲)えっ?
はい。

(久美子)出ていっちゃったの
パパ。 こんな書き置き 残して。

(美咲)えっ? 何 これ?
どういうこと?

[世界が 元に戻ったことで
私以上に]

[いや。 もしかして この日本で
一番 ショックを受けているのは

パパかもしれない]

[だって パパは
人生 最後のつもりで

大告白を
してしまったのだから]

[しかも その相手は…]

(和彦)《好きなんです。
キャプテンが》

[ママが 純愛を求めた
キャプテンだった]

隕石の バカヤロー!

《告白された?》

(片瀬)《うん。
君の ご主人の

真意を聞きたくて
呼び出したんだけど》

(片瀬)《そしたら 突然

「好きなんです。
キャプテンが」って》

《す… 好き。
好きって?》

《ああ。 で その後 すぐ
隕石の緊急ニュースが 入って

気付いたら ご主人は いなくて。
もう 訳 分かんなくて》

《えっ!?》

(結月)ねえ? ママ。
うん?

お姉ちゃんに 話さなくていいの?
えっ?

パパの家出の ホントの理由。
えーっ。

パパが キャプテンに
告白したってこと。

≪(美咲)ちょっと 行ってくる。

いってらっしゃい。
(結月)いってらっしゃい。

≪(ドアの開閉音)

話すって どこから?

ママが 実は
キャプテンと 会ってて

知らないうちに パパが なぜか
キャプテンと 知り合って。

しかも 好きですって
言ったってこと?

いやぁ。 情報量 多過ぎない?

まあ。
私は 正直 聞きたくなかった。

というより
想像したくなかったけど。

男の人に ときめいてる
パパなんて。

冗談であってほしいよ。

でも 本気だったんだと思う。
そういうとこ 真面目な人だから。

もう 50 過ぎてんだよ。
しかも 相手 男だよ。

最近 よくある話じゃない?
ドラマでも 色々あるし。

美咲だって 女性の
森山先生が 好きなんだから。

そうだけど。
パパ…。

勇気を持って 告白したのに
ショックだったと思うわ。

何か かわいそう。
いいの? 自分の夫なのに。

そうだけど。 はぁ。
地球だけが 元通りだなんて。

(一同)こんにちは。

(男性)次の方 どうぞ。

(男性)写経ですか?
座禅ですか?

じゃあ まずは 座禅で。
(男性)はい。

(男性)呼吸に集中して
静寂をもって

煩悩を 消してください。
それでは 始めてください。

(男性)帰る家もなくて 全財産
使い果たしてしまいました。

(男性)会社の金を
使い込んでしまい

妻と 子供に
追い出されてしまいました。

(和彦)妻がありながら
私は…。 私は…。

(結月)もう ママは
パパに 恋愛感情 ないんだよ。

(結月)その感情は
キャプテンに 向いてるんだよ。

(翔太)うん。
(結月)でも パパの相手も

そのキャプテン。
ってことは…。

三角関係じゃん。

(翔太)うん…。
≪(ドアの開く音)

(香)これ あちこちに
捨ててありました。

(翔太)もう ピエロの お祭りは
終わったからね。

(結月)そういえば
お客さん 少ないね。

(翔太)サラリーマンも 一日 ワンコイン生活に
戻ったんだよ。

(結月)お茶代 節約か。

(翔太)あと 半年と思って
使い放題してた分

これから 大変だと思うよ。

(結月)みんな 何やかんやで
やらかしちゃってるもんね。

あれのせいで。

(翔太)あのさ。
(結月)そうだ。

今日 帰ってくる?
(翔太)今日も 店長のところに。

何か 最近 避けてない?

(翔太)えっ?
(結月)冗談。

≪(ドアの開く音)

(翔太・結月)おかえりなさい。
(店長)うん。

もう 公園で たばこ 吸ってる人
誰も いなくなっちゃった。

二度と あんなに 堂々と
青空に向かって

煙を吐くことは
できないのかな?

(香)店長 毎日
5箱 吸ってましたもんね。

早めに 人間ドック 行った方が
いいんじゃないですか?

今 満員らしいですよ。

(翔太)いらっしゃいませ。

この店の 店長さんは?
(店長)はい。 私です。

≪私 こういう者でして。

(店長)弁護士さんですか?
(弁護士)はい。

実は 私の担当してる 社長が
以前

あと半年 どう生きるかで
心打つ作文を 書けば

1億 あげるという
広告を 打ちまして。

(結月)それ 知ってる。
(弁護士)それで 当選した方を

こうして 回っております。
(結月)えっ? ってことは

店長さん。 1億 手にしたんすか?
(翔太)ちょっ。 聞いてないけど。

(香)そういえば
高い車 買ったとか。

(香・結月)独り占めですか!?

(店長)いいだろ。
俺の金なんだから。

(弁護士)違います。
ここ 見てください。

ここに ちゃんと
書いてあります。

(弁護士)「万が一
隕石が それた場合は

返金する義務あり」と。

(結月)こんなん 気付かないって。
(翔太)だよな。

(弁護士)なので
すぐに お返し願います。

(店長)それは 困ります。
(弁護士)困っても

返していただきます。
(店長)冗談。

(弁護士)冗談じゃありません。

(従業員)押さないでください。
ケガしますよ。

すごいわね。 みんな もう
冬物 処分してたから。

(芳子)でも その足元 見て
ここまで 値上げする?

家計を 大直撃ね。
隕石より 恐ろしいわ。

ホントよ。 いらっしゃいませ。
(芳子)いらっしゃいませ。

(女性)冬物コーナーって どちら?
あちらです。

(トメ)何か このごろ 世の中
騒々しくなったと 思わないかい?

(トメ)元に戻ったんだからさ
落ち着くと 思ったけど 逆だね。

(昭三)ここも そうだよ。
見学者が いきなり 増えてさ。

(トメ)どうせ
あと 半年ぐらいなら

家で 面倒 見ようと
思ってたんだろうけど

こうなっちゃね。
(昭三)すぐに満杯になるだろうよ。

(正子)ロン。
(昭三・トメ)えっ?

(正子)はい。
(トメ)揃ってないよ。

(正子)えっ?
(昭三)ちょんぼ!

(トメ)もう どうしたの。 大丈夫?
(正子)ごめんなさい。

ただいま。

うん? えっ?

≪(正子)いいえ。
そんなこと 申し込んでませんよ。

(正子)お宅の保険には
30年も前から 入ってるんです。

よろしく お願いいたします。

失礼しちゃうわ。 解約なんて
申し込んでいないのに。

でも お母さん。
あと 半年だからって

この前 電話で。
いいえ。 そんなことしてませんよ。

久美子さんの
勘違いじゃないかしら?

あっ。 あと 玄関の花ですが。

ちゃんと
生け直しときましたよ。

あなたのは
いつも 自己流ですから。

それより 和彦。 まだ 出張から
帰ってこないのかしら?

腹 減ったなぁ。

ねえ?
(結月)うん?

おばあちゃん 最近 少し
様子が変だと 思わない?

(結月)うーん。 物忘れ 多いよね。

≪(ドアの開く音)
≪(美咲)ただいま。

おかえり。
(結月)おかえり。

(美咲)いやぁ。
みんな 走ってるわ。

ぜい肉
ついちゃったんだろうね。

そりゃ 寝て食べて 寝て食べて
してただろうから。

あれは 元に戻すの 大変だよ。
ああ。 ねえ? あれ 来てるよ。

(美咲)あっ。 届いたんだ。
(結月)何 それ?

健康器具。 取りあえず
何するにしても

体力だけは
鍛えておこうと 思ってね。

(結月)お姉ちゃん。 先生は
ホントに 辞めたんだね。

きっぱりしてるな。
そうね。 美咲らしいわね。

ママも?
うん?

元のママには
戻らないってこと?

やっぱ 今でも 純愛と家族
2つとも 手に入れたいの?

隕石が それたからって

前と同じ自分に 戻るなんて
できないの。

やっと 見つけた
生き方なんだもの。

(通知音)

(結月)あっ。 翔太だ。

(結月)えっ?

何だろう?

(男性)
お考えいただけましたか?

門倉 結月さまには 十分な謝礼を
用意させていただきますので

どうか。

その前に けじめをつけたいことが
あるんです。

♬~

(通知音)

♬~

(女性)こんにちは。
何? 掃除してんの?

♬~

♬~

そろそろ 今日あたり
帰ってくるんじゃないかしら?

ママの勘では。
(結月)えっ? どうして?

ここ 2~3日
パパっぽい人影 見てるのよ。

えっ?
いいわね?

帰ってきたら 普段と同じで。

告白したことは 知らないふりよ。

分かってる。
バレてるって 分かったら

父親の立場 ないもんね。
OK OK OK。

ただいま。

おかえりなさい。
(結月)パパ。 おかえり。

(和彦)おお。

(和彦)美咲。
お前も 帰ってたのか?

(美咲)うん。 ちょっと前にね。

お母さんには
心配すると思って

関西に出張だって
言ってあるから。

ああ。 ありがとう。

いやぁ。 生まれ変わった気分だよ。
これ。

(和彦)よし。
(結月)何。 お遍路 行ってきたの?

(和彦)ああ。
長蛇の列が 続いててさ

なかなか 先に進まないんだよ。

みんな 人生を
生き直したいんだよ。

パパと おんなじだ。
(美咲)それにしても

ずいぶん カッコつけた 書き置き
残してたよね。 自分捜しだって。

いやいや。 新たな 百年時代を
生きるためには

修行が 必要だと思ってな。
(美咲)ふぅん。

あっ。 私 しばらく 無職だから。
また 扶養 よろしくね。

先生 もう 辞めるんだって。

よく 考えた方が いいよ。
先生という仕事は

非常に 安定してて いいんだから。
それに お前…。

美咲も 色々 考えたの。
パパも 色々 考えたんでしょ?

(和彦)う… うん。
うん。 よし。

俺は また あしたから 働くぞ。
家族のためにも 頑張らないとな。

(和彦)お前も お遍路 行ったら
どうだ?

(美咲)何で?
(和彦)色々 あったんだろ?

(和彦)おはよう。

(和彦)おはよう。 忙しいときに
悪かったな。 休暇を取って。

うん? どうした?

(久保田)全然
売れなくなりましたよ。

もう 急いで マッサージチェア
買おうなんて客

いなくなったんですよ。
(和彦)えっ。

(風間)もともと ここは
お荷物部署だったからな。

これじゃ 部署 縮小
リストラも あり得るぞ。

(和彦・久保田)リストラ!?
(風間)あれが もう

降ってこないんだ。
可能性 あるだろ。

(和彦)そんな まさか。

あれの間 うちの部署の
売り上げは 断トツだ。 大丈夫だ。

(風間)そんなの しょせん
隕石バブルだよ。

むしろ 今が 大事なときなのに
お前 3週間も 休んで。 ヤバいぞ。

いや。 さすがに 大丈夫だろ。
(通知音)

(久保田)どうしたんです?
いつもの キャプテンじゃないですか。

キャプテン?
誰のことだい?

(風間)しょっちゅう メールして
よく 会ってたじゃないか?

全然。 全然 分からないな。
君たちの 言ってること。

アハハ。 誰?

♬~

今夜は 久しぶりの すき焼きよ。
パパも 帰ってきたことだし。

(結月)うーん。
どうしたの?

気になっちゃって。
何?

翔太から来た メール。
うん?

「ちゃんと 話したいことがある」
えっ? ケンカでもした?

ううん。 してない。

何か 改まった感じよね。

まさか!?
何?

もしかして 結月とのこと
ちゃんと 考えだしたのかも?

私とのこと?
だって 未来が あるんだもの。

えっ?

結婚とか?
結婚!?

結月も 考えなくは
なかったでしょ?

もう 一つ屋根の下に
一緒に 暮らしてるんだし。

そうだけど。
いきなり 結婚なんて。

あっ。 そういえば

お姉ちゃんが 家 出てって
私が 落ち込んでたとき…。

(翔太)《結月のそばには
俺が いるから。 ずっと》

ほら。
えっ!?

よかったわね。 結月。 おめでとう。
ママ!

そう?
そういうこと。

♬~

(和彦)おっ。
今夜は すき焼きか。

(和彦)お肉が ないじゃないか。
ああ。 ごめんね。

今は 牛肉 入ってこないのよ。
(和彦)何でだよ?

せっかく お肉だと思って
楽しみにしてたのに。

業者が ため込んでるの。
食べ物も 日用品も

全て 値段が上がってきてるから。
どいて どいて。

もっと 上がるの
待ってんじゃないかしら?

(正子)トイレットペーパーも
ティッシュペーパーも

前より 品切れで。
また これ もまなくちゃ。

≪(ドアの開く音)
≪(美咲)ただいま。

(和彦・久美子)おかえり。
(美咲)ホント 頭 くる。

引き出せないなんて。

どうかしたの?
(美咲)ATMよ。

銀行員 取っ捕まえて
聞いたら

今までの 現金社会の影響で
銀行に お金 無いんだって。

これじゃ あれのときの方が
暮らしやすかったわよ。

もう少しすれば
きっと 元通りになるわよ。

(結月)元通りか。 つまり 受験は
ますます ハードになって

私は 東大どころか
国立も 無理ってことだよね。

(美咲)当然でしょ。
今まで 東大 目指してた

あんたが おかしかったの。
(結月)おかしかないよ。

チャンスだって
頑張っただけだよ。

でも それも もう
どうでもいいかも。

(美咲)えっ?
何? 気持ち悪ぅ。

(和彦)みんな 大丈夫だ。
パパが ついてる。

世の中が どうなろうと
安心していればいい。

(正子)よく 言いました。
さすが 和彦。

あなたは この家の 大黒柱。
あなたさえ いてくれれば

大丈夫です。
(和彦)はい。 お母さん。

さあ 食べよう。
(美咲)おいしそう。

(和彦)うん?
翔太君の姿が 見えないね。

(結月)バイトの方が 忙しくて。
(和彦)そうか。

でも 翔太君も いつまでも
バイトじゃなく

将来のことを 考えるべきだな。

もう そこは
考えてるみたいよ。 ねえ? 結月。

(結月)うん。 まあ。
(美咲)どしたの?

(和彦) 何だ?
うちは 隠し事は なしだぞ。

何でも 話しなさい。
さあ 言っちゃえば?

(美咲)何? どうしたの?

(結月)実は
私に 大事な話が あるみたいなの。

(和彦)うん?
それっていうのは?

2人の将来のことだと 思うのよ。

(美咲)じゃあ 結婚とか?
(和彦)結婚!?

いつの間に
そんな話に なってんだ?

(結月)でも まだ そうと
決まったわけじゃないんだけど。

決まったも 同然よ。
(和彦)ちょっと待て。

結月は まだ 18歳だぞ。
えっ? パパは 反対なの?

翔太君
とっても いい子じゃない?

いや。 反対ってわけじゃないけど
物事には順序ってものがあるだろ。

(正子)何? 何の話?

(美咲)あっ。 何かね
結月と 翔太君 結婚するみたいよ。

(正子)結婚!?
(和彦)今?

(結月)だから まだ そうと
決まったわけじゃない。

でも これで 私 一つは
お姉ちゃんを 追い越したね。

(美咲)はっ? 何 それ?
ムカつく。

(正子)結月。 おめでとう。

これから ますます
忙しくなるわね。

お式でしょ。 それと
住むところも 探さなくちゃ。

それは 当分 うちで
いいんじゃないですか?

(美咲)えっ?
翔太君 いきなり

マスオさん状態?
そりゃ かわいそうでしょ。

(結月)でも 家賃 かかんないし。
いいかも。

でしょ?
≪(ドアの開く音)

≪(翔太)ただいま 帰りました。
翔太君だ。

(美咲)あれじゃない?
「娘さんを 僕に下さい」的なの

くるんじゃないの?
パパ。 賛成… 賛成してあげてね。

(正子)そうですよ。 和彦。
はーい。 おかえりなさい。

待ってた。
(正子・和彦)おかえり。

ちょうど今 2人の話をだな。
パパ。 ちょっと。

(和彦)そうか。 じゃあ まずは
翔太君 座って。

(翔太)はい。

わが家は 隠し事は なしだ。

君が この家に来るときに
そう 言ったよね?

話が あるのであれば
みんなの前で 言えばいい。

(結月)パパ。 恥ずかしいよ。

もう みんな。 まずは
翔太君の話を 聞きましょうよ。

翔太君は 勇気を持って
言おうとしてるんだから。

ほら。 背筋を伸ばして。
ぴしっ。

さあ 翔太君。

(翔太)この家を 出ていきます。
(一同)えっ!?

(翔太)この家を 出ていきます。
(一同)えっ!?

(翔太)すいません。
(一同)えっ? ええっ?

あっ。 ねえ。
(和彦)家を出てくって

どういうことだ?
(翔太)言ったとおりです。

それじゃ 答えに
なってないじゃないか。

どういうことなの?

結月には 皆さんより先に
話そうと 思ってたんだけど。

それが 大事な話だったの?

(翔太)うん。
結月…。

(和彦)大丈夫だ。
パパに 任せなさい。

翔太君。
私も家族も この 3カ月

君のことを 家族の一員と思って
暮らしてきた。

なのに 理由も言わずに
出ていく?

何とか 言いなさい!
パパ。 それぐらいで。

(和彦)いや。 こういうことは
きっちりしとかなきゃ いけない。

そんな いいかげんなやつに
父親として

娘との交際を
認めるわけには いかないな。

それが 男としての
けじめってもんだ。

分かりました。

(和彦)そうだよ。
最初から 話してくれれば…。

(翔太)結月さんとは 別れます。
(和彦)えっ!?

今まで お世話になりました。

あっ。 翔太君。 ねえ?

ちょっと待って。

ちょっと待って。 ちょっと待って。
何があったの?

ねえ? 話して。 翔太君。

(翔太)僕の荷物は
全部 捨てといてください。

あっ。 ねえ?
≪(ドアの開閉音)

(結月)どうして?
どうしてなの? 私 何かした?

結月のこと
もう 好きじゃないんだ。

俺のことは
もう 忘れてほしい。

もう どうするのよ?
翔太君 出てっちゃったわよ。

(美咲)パパが
男のけじめだなんて 言うから。

(和彦)まさか
あんなことに なるとは。

≪(ドアの開閉音)

(和彦)あのう。

今は つらいだろうが

もっと ふさわしい男が
これから いくらでも 現れる。

(美咲)今 それ?

この 3カ月
世話になっておきながら

理由も言わず
出ていったんだぞ。

そんな ごまかすようなことをする
男とは 別れて 正解だ。

これで よかったんだ。

(結月)パパだって…。
(和彦)うん?

パパだって
ごまかしだらけじゃん。

(和彦)えっ?
(結月)私 知ってんのよ。

結月。
ママは 黙ってて!

リセットしたかったんでしょ?

(美咲)リセットって?
(正子)リセット?

キャプテンを 好きだって
告白した自分を ごまかして

全部 なかったことに
したかったんでしょ?

そうなんでしょ!?

(正子)ねえ? どうなってるの?
分からないことだらけだわ。

何か 頭が 混乱しちゃって。
(美咲)おばあちゃん。

もう 休んだ方が いいよ。

(正子)うん。
部屋で 休んでくるけど…。

パパが キャプテンに 告白か。
(結月)うん。

(美咲)まあ 私は
男でも 女でも

人が 誰を好きになっても
いいとは 思うけど。

キャプテンって
ママが 家出したときの

相手の人でしょ?
(結月)うん。

知ってたのか?

ええ。

キャプテンから 聞いたのか?

じゃあ ママも まだ
キャプテンと 会ってたんだな?

パパ。
ああ。 いいんだ。

いい男だもんな。 キャプテンは。

男や女 関係なく
ああいう男には ほれちゃうよな。

最初は どんなやつか
見てやろうと 思ったんだ。

ママが 家庭を捨ててまで
一緒に 暮らしたいってのが

どんな男なのかって。

それで ネットで ママの高校の
掲示板を 見つけたんだ。

そしたら すぐ 分かったよ。

元 テニス部 キャプテン
片瀬 清人って。

(和彦)検索したら 出てきた。

趣味が 鉄道模型だってことも
分かった。

最初 近づいたのは
下心が あったからだ。

俺を傷つけ
家族まで 巻き込んだんだ。

どんな復讐を してやろうかとも
考えた。

《あのう》
(片瀬)《あっ》

(和彦)《キャプテン?》

《この俺に こんな 大事なもの
貸すなんてな》

けれど 会ってるうちに

いつしか キャプテンに
引かれていった。

(和彦)まずいと 思った。
これは まずいって。

まさか 自分が 男性に
そんな気持ちになるなんて。

けれど 一度 ときめいた心は
消せなかった。

もちろん もう 地球が
終わりだってこともあった。

でも 一番は…。

ママの言葉が 背中を押したんだ。

《今しかないと 思うの》

《私 自分の気持ちに
正直になりたい》

あのときの?

だから 言えた。

《好きなんです。
キャプテンが》

でも あれは
いっときの 気の迷いだ。

今まで生きてきた 人生の
うっ屈した 思いや

抑え込まれたものとかが いきなり
あふれ出したんだと 思う。

隕石のせいで
俺も おかしくなってたんだよ。

どうかしてたんだよ。
パパ。

今でも 一番 愛してるのは
ママだけだ。

それだけは 信じてほしい。

ママの気持ちが どうであろうと
それだけは 言っておきたいんだ。

≪(正子)おはよう。
(結月・美咲)おはよう。

おはようございます。
はい。 お母さん。

(正子)ありがとう。

(結月)えっ? えっ?

(結月)誰か いますか?

(結月)あっ。
お休みするんですか?

(香)ええ。 店長
1億円 返せなくて

いなくなっちゃったんですよ。
(結月)えっ!?

(香)最悪ですよ もう。
(結月)そうなんだ。

お母さん。 私
パートに 出掛けてきますから。

どちらかに お出掛けですか?
(正子)ええ。

今日は 高校の吹奏楽部の
発表会ですから。

吹奏楽部の 発表会?

息子の 和彦がね
クラリネットを 吹くんですよ。

あなた どちらさま?

(和彦)部署 縮小ですか?

(部長)ああ。
決定した。

君の課からは 1名 早期退職に
応じてもらうことになる。

(和彦)そんな。

(久保田)俺 辞めずに
頑張ってきたのに。

(和彦)そうですよ。
久保田君は 私の下で

頑張ってくれてるんですから。

(部長)門倉君。
(和彦)はい。

(部長)君だよ。

(和彦)えっ?

(部長)長年 わが社に
貢献してきてくれたのに

申し訳ないと 思ってる。

だが 今日かぎりで
辞めてもらうしかないんだ。

(部長)すまん。
(和彦)えっ…。

早くしないと 和彦の演奏会が
始まってしまうわ。

だから 演奏会なんて ないんです。


あっ…。

≪(ドアの開く音)
≪(美咲)ただいま。

ああ。 いいとこに 帰ってきた。

ちょっと おばあちゃんを
部屋に連れてって。 お願い。

(美咲)いいけど。
おばあちゃん。 部屋 行こう。

(正子)あなた どなた?

パパ!?

ママ。 あのう。 実は…。

大変なの。
早く 帰ってきて。

どうかしたのか?
お母さんが ぼけちゃったみたい。

ぼけた?

とにかく 早く帰ってきて。
お願い。

♬~

(和彦)な… 何しに?

(片瀬)無事だったんですね?
(和彦)えっ?

(片瀬)メールの返事も ないし
何か あったのかと。

私を 心配して
来てくれたんですか?

当たり前じゃないですか。

(片瀬)ほんの 数カ月の
短い 付き合いですが

お互い 周りの人間には
話せないことまで 話した仲です。

(片瀬)それに 私のことを
好きだとも 言ってくれた。

キャプテン。

私は 恥ずかしいです。

自分のことばかり 考えて。

キャプテンが そんなふうに 私のことを
思ってくれていたなんて。

私は…。 私は…。

♬~

パノラマさん。
(和彦)はい。

貸してください お金。

(和彦)えっ!?

お金 無いんです。





[始まりは 隕石だった]

[でも 時間は戻せない]

[何もかもが 動きだしている]

[想像もできない 方向に]


関連記事