2019年04月04日

アニメ『けものフレンズ2』に関する諸言説に対するFAQ

この記事は、『けものフレンズ』の一愛好者が作成したものです。けものフレンズプロジェクトならびにその関係者の公式の文書・声明ではありません。

最終更新 2019/08/29

下記FAQで前作制作会社(ヤオヨロズ社)の「降板」とありましたが、正確には「辞退」でした。
お詫びして訂正いたします。
このことはKFPA公式報告で、
そのような中、今年1月~3月に放送されたTVアニメーションと同様の体制を優先として、視聴者のご期待に沿えるべく調整をしておりましたが、アニメーション制作会社であるヤオヨロズ株式会社より8月に入った段階で辞退したい旨の話を受け、制作体制を一から模索することになっているのが現状です。
(中略)
しかし、アニメーション制作を担当していただきましたヤオヨロズ株式会社には、関係各所への情報共有や連絡がないままでの作品利用がありました。映像化プロジェクトとしては次回の制作を引き続きお願いしたかったため、情報は事前に共有してほしい旨の正常化を図る申し入れをさせていただきましたが、ヤオヨロズ株式会社からは、その条件は受け入れられないので辞退したい、とのお返事でございました。
(注:太字下線は筆者)

と明確に述べられている通りです。
もし「降板」であれば、それはKFPの意思決定でヤオヨロズ社から別の制作会社へ
交代させたことになりますが、上記報告で提示されている事実はそれとは異なり、
KFPはヤオヨロズ社の続投を見込んでいたが、それに対しヤオヨロズ社が自己の意思で固辞して『けものフレンズ』制作の場から撤退した
ということです。
ここは非常に誤解が多いところなので、あらためて強調いたします。

【2019/06/25】
テレビ東京株主総会での脚本費の一件を追記。
はっきり言って、たつき監督の降板ツイート以来のあまりのデマ・ガセの多さ、
とりわけ『けものフレンズ2』にまつわるデマ・ガセの量についてはうんざりしています。
どれも妄想に妄想の屋上屋を架したものばかりでとても非公式FAQを書き起す気になれません。
いくらFAQでも書くことがはばかられるほど人間の道義をふみにじる主張すらみられます。
ここに書かれているのはできる限りインターネット上のインタビュー記事やイベントでの関係者発言を排し、
公式の広報や書籍に記載されたことを中心にまとめたものですが、信頼できる筋の情報を集めると、
『けものフレンズ』と『けものフレンズプロジェクト』に対するネットの悪評は全て虚偽であると確信できます。
くれぐれも悪評に騙されて軽挙妄動・妄言をしないようお願いします。

【注意】この記事は情況に応じて加筆修正します。
こちらも参考: 「呪詛」「ともえちゃん」「けものフレンズR」に関する覚書

アニメ『けものフレンズ2』に関する言説は多数ありますが、その中には根拠のない風評・偏見・妄想にもとづくものが多数みられます。
また、本作に関する視聴者等の言動についても、きわめてヒステリックなものが多く観察されます。
本記事は、それら言説の中でよく見られる明らかに誤まった主張であるものを列挙して、それらを否定するために作成されました。

ここでは、
本作……アニメ『けものフレンズ2』(監督 木村隆一氏、アニメーション制作トマソン)
前作……アニメ『けものフレンズ』(監督 たつき氏、アニメーション制作ヤオヨロズ)
KFP……けものフレンズプロジェクト
KFPA……けものフレンズプロジェクトA
KFPG……けものフレンズプロジェクトG
KFPA公式報告……けものフレンズプロジェクトA「『けものフレンズ』の映像化プロジェクトに関するご報告
を指します。

項目

Q KFP関係者であり、本作を放送したテレビ局のプロデューサーがツイッター上で別の
アカウントを用いて前作監督らを中傷する発言をした。
あるいは、そのようなアカウントの持ち主と直接関係がある。
その他、当該プロデューサーに関するネット上の言説。


Q KFP関係者はヤクザ(暴力団)のような反社会的勢力と深く関わりがあり、そのために実際に被害が発生している。

Q 本作は視聴者の心情をきわめて不快にさせるものであるから、
本作制作者含めたKFP関係者が攻撃されたり、誹謗中傷が起きるのも仕方がない。


Q 本作は子供に向けても製作されていながら、
子供の視聴にはきわめて有害・不適切な内容が含まれている。


Q 本作制作者は、本作において、前作の存在・趣旨もしくは前作登場キャラクターを不当に否定するような表現をしている。または、そのような目的で本作を制作している。

Q 本作のエピソードのうちニコニコ動画での配信終了後のアンケートで「1.とても良かった」が3%以下、
「5.良くなかった」を選択した人の割合が90%を超えているものが3個もある。
他のエピソードも第1話をのぞいて「5.良くなかった」が「1.とても良かった」を上回っている。
これは本作が劣悪であると大多数の視聴者が認めたことであり、そのことを証明するものである。


Q 本作制作者が「本作は『ホモ・ルーデンス』である」旨を主張したのは、
本作が彼らの「ホモ・ルーデンス」への誤解・曲解を基に制作されたものであり、
ヒトが妨害する動物(フレンズ)を馴致・管理支配するための手段として「遊び」を用いているものであり、
また前作の動物(フレンズ)の「遊び」を無視するものであることを示すものであるから、
これは前作の趣旨を否定するものである。


Q 本作は海外においても不評が多い失敗作である。

Q 本作に登場するキュルルはあいさつやお礼のできない無礼で非常識な人物である。

Q 本作に登場するかばんは、前作の主人公であるかばんの性格を歪曲したものであり、そのキャラクタや前作の趣旨を不当に否定するものである。

Q 本作に登場するフレンズたちの性格は前作よりも酷薄であり、
前作にはないような互いにののしり、暴力をふるうなどの描写があり、
とてもフレンズ同士の友情や信頼の存在を感じされるものではない。
いわゆるフレンズ同士が「ギスギスしている」と形容される情況である。


Q 本作に登場するG・ロードランナーは、他のフレンズに対してゴマスリを行なっている。

Q 本作第7話においてキュルルがチーター、プロングホーンらに手渡した絵には
G・ロードランナーが描かれていなかった。これはキュルルがG・ロードランナーを
故意に無視するほどの悪意を持っていることを示すものであり、キュルルの卑劣で冷酷な
側面があらわれている。


Q 本作第9話においてイエイヌが負傷しているにもかかわらずそれを介抱せず、追い返したキュルルは卑劣で冷酷な人物である。

Q 第12話でキュルルがビーストをホテルにつれてきてセルリアンを駆逐させ、
ホテルの倒壊に対して救出せず見殺しにした。
このことは、キュルルがビーストを単なる道具として利用したもので、卑劣で冷酷な人物であることを示している。


Q 本作の制作にあたって前作の監督と制作会社を降板させたのは、KFP内部にいる特定の人物・一個の企業である。

Q KFPは、発足当時よりネクソン版ゲームアプリの不振などから経営不振が続いており、
前作はそれを解消し、莫大な利潤を得たにもかかわらず、その功労者である前作制作会社と監督を降板させて
本作を制作したことは、KFPの経営戦略・戦術の失敗である。


Q 前作監督は、前作脚本を担当し、前作のクレジットにもその旨掲載して
あるにもかかわらず、KFP(KFPA)は前作監督に対してその脚本についての報酬を全く支払っていない。


Q 『なぜ『けものフレンズ2』やけものフレンズ公式への風当たりが強いのかの「原因」をまず考えてください』
(http://kemono-friendsch.com/archives/81262)
他『けものフレンズちゃんねる』の本作・KFP批判記事



以下回答

Q KFP関係者であり、本作を放送したテレビ局のプロデューサーがツイッター上で別の
アカウントを用いて前作監督らを中傷する発言をした。
あるいは、そのようなアカウントの持ち主と直接関係がある。
その他、当該プロデューサーに関するネット上の言説。

A 全く根拠のないデマです。

テレビ東京は本作の放送に関して『【お詫び】SNS等での発言について』
発表しましたが、ここで述べられているのはあくまで当該局の「社員」による
「SNSでの発言」の一部が「視聴者の方々を不快にする、不適切」であったことへの
謝罪であって、上記のような他のネット上の風評についての謝罪ではありません。

ネット上ではこの「社員」と上記プロデューサーを結びつける言説が非常に多くあります。
注意したいのはこの謝罪文中の「社員」が上記プロデューサーを直接指すものではない
ということです。
この前提の上で上記プロデューサーについて客観的・公正に認識できる事実を記します。

事実は、本作放送において、上記プロデューサーのツイッターアカウントに対して
多数の攻撃的・誹謗中傷のリプライがあり、当該プロデューサーはその一部に対して
少し語気を強くして言い返すようなリプライをなしたというものです。
これについてはテレビ局の重職にある者の発言として特別に見れば問題とされる
でしょうが、一般の人から見れば、いずれの発言も通常の反応にとどまるものです。
そのようなリプライ先の中に上記アカウントが含まれていましたが、その返答の内容は
あくまで社交辞令や行き過ぎた発言をたしなめる程度のものであって、そのアカウントと
何か特別な関係をにおわせるような発言は一切ありません。

ネットの一部のニュースでは、上記謝罪文中にある「社員」が上記プロデューサー
であること、またそのプロデューサーが別のツイッターアカウントを持ち、そこで
中傷発言をしていた疑惑が書かれていますが、それは全てネット上の風評に依拠したもの
であって、客観的に見て確かな裏付けのある根拠に基くものではありません。
上記プロデューサーがそのようなアカウントの持ち主と何らかの深い関係がある──
たとえば、特別に雇った「ネット工作」を専門にする業者であるとか、
私的に会合して本作について業務上の秘密を打ち明けたなど──
というのも、上記と同様に全てネット上の風評に依拠したものです。

上記プロデューサーに関してはこの他にも、誹謗中傷を含むさまざまな風評があります。
それらは全てネット上で事実を曲解し、捏造・創作されたものであって、
全く根拠のないデマと断定できるものです。

このようなデマは上記プロデューサーや当該局の社会的信用を大きく傷つけるものであり、
これをネット上で主張・拡散させると、名誉毀損であるとして法的に罰せられ、
損害賠償を請求されるおそれがあります。
このようなデマは絶対に主張・拡散してはいけません。



Q KFP関係者はヤクザ(暴力団)のような反社会的勢力と深く関わりがあり、そのために実際に被害が発生している。

A 全く根拠のないデマです。

このようなデマはKFPならびにその関係者の社会的信用を大きく傷つけるものであり、
これをネット上で主張・拡散させると、名誉毀損であるとして法的に罰せられ、
損害賠償を請求されるおそれ
があります。
このようなデマは絶対に主張・拡散してはいけません。
参考:ネットで名誉毀損された時の対応方法!慰謝料相場は?



Q 本作は視聴者の心情をきわめて不快にさせるものであるから、
本作制作者含めたKFP関係者が攻撃されたり、誹謗中傷が起きるのも仕方がない。

A 全く誤った主張です。

本作に対する主観的心情だけを根拠として、本作制作者含めたKFP関係者を攻撃・誹謗中傷
することは道徳的にも、法的にも許されることではありません。
上記主張は、道徳的・法的にみて正当な根拠のない誤った所論です。



Q 本作は子供に向けても製作されていながら、
子供の視聴にはきわめて有害・不適切な内容が含まれている。

A 根拠のない曲解に基づいた誤解です。

本作には、子供に有害・不適切な内容は含まれていません。
上記主張は、偏見によって本作の内容や諸事情を曲解した誤った所論です。



Q 本作制作者は、本作において、前作の存在・趣旨もしくは前作登場キャラクターを不当に否定するような表現をしている。または、そのような目的で本作を制作している。

A 根拠のない曲解に基づいた誤解です。

本作において上記主張のような表現はありませんし、そのような目的で制作している旨の主張も全く根拠がありません。
上記主張は、偏見によって本作に関わる諸事情を曲解した所論であり、本作の趣旨・目的を適切にあらわしたものではありません。



Q 本作のエピソードのうちニコニコ動画での配信終了後のアンケートで「1.とても良かった」が3%以下、
「5.良くなかった」を選択した人の割合が90%を超えているものが3個もある。
他のエピソードも第1話をのぞいて「5.良くなかった」が「1.とても良かった」を上回っている。
これは本作が劣悪であると大多数の視聴者が認めたことであり、そのことを証明するものである。

A 根拠のない曲解に基づいた誤解です。

本作はニコニコ動画だけでなく、テレビ(地上波、BS、CS)、インターネット(あにてれ、dアニメストア、abemaTVなど)で放送・配信されています。
ニコニコ動画はその配信先の一つでしかありません。
ニコニコ動画では本作を攻撃する風潮が強く、そのような動画が数多くアップロードされています。
本作の配信のアンケートで「5.良くなかった」を選択するよう宣伝(いわゆる工作)が行なわれたことがあります。
そのことからも、ニコニコ動画での本作の視聴者は、本作に対して批判的・攻撃的な者が多いことが推定されます。
一方で、あにてれでは本作に好意的なコメントが多数寄せられており、本作に好意的である視聴者が多いことが推定されます。
このことから、ニコニコ動画における本作の評価がただちに全般的な本作の評価であるという客観的で公正な根拠にはなりません。
上記主張は、偏見によって本作配信の諸事情を曲解した所論であり、本作の評価を適切にあらわしたものではありません。



Q 本作制作者が「本作は『ホモ・ルーデンス』である」旨を主張したのは、
本作が彼らの「ホモ・ルーデンス」への誤解・曲解を基に制作されたものであり、
ヒトが妨害する動物(フレンズ)を馴致・管理支配するための手段として「遊び」を用いているものであり、
また前作の動物(フレンズ)の「遊び」を無視するものであることを示すものであるから、
これは前作の趣旨を否定するものである。

A 根拠のない曲解に基づいた誤解です。

制作者が「ホモ・ルーデンス」について述べたインタビュー記事は、下記のものがあります。

「けものフレンズ2」今後かばんの再登場は? 木村監督&ますもとたくや氏に聞いてみた【インタビュー】(https://animeanime.jp/article/2019/02/19/43518.html

そこではインタビュアーの質問「『ヒトとは何か』?というテーマ」に対する答えで、
脚本担当のますもとたくや氏が「動物とのかかわりを含めたヒトが持つ社会性もテーマになる」
と主張した上で、「キュルルはいわゆる『ホモ・ルーデンス』でもありつつ、その遊びによっておうちの外で他者との関わりを学んで」いくと答えてます。
「遊びによって」「他者との関わりを学」ぶのは、作中の具体的表現では、
第3話において、ボールや釣具を用いてイルカにパフォーマンスの機会を提供し、
イルカたちとの交渉を成功させるなどが挙げられます。
この記事を読めばわかりますが、キュルルが「遊び」によって動物(フレンズ)と社会的関係を築くさまを
あらわすために「ホモ・ルーデンス」を用いています。
上記主張のような制作者は「本作は『ホモ・ルーデンス』である」などとは言っていません。

上記主張は、偏見によって本作に関する諸事情を曲解した所論であり、本作の趣旨を適切にあらわしたものではありません。



Q 本作は海外においても不評が多い失敗作である。

A 根拠のない曲解に基づいた誤解です。

本作について肯定的な反応は、たとえば Discord のコミュニティー「Japari Park」で多数見ることができますし、
Twitter にて海外ファン制作の寄せ描きイラストが本作監督に向けて贈られたこともあります。
上記主張は、このような事情を無視した偏見に基づく所論であり、本作の評価を適切にあらわしたものではありません。



Q 本作に登場するキュルルはあいさつやお礼のできない無礼で非常識な人物である。

A 根拠のない曲解に基づいた誤解です。

本作においてキュルルは「はじめまして」(第3話)のようなあいさつや、
「ありがとうございます」(第6話)のようなお礼、「ごめんね」(第4話)のような謝罪をしており、そのような礼儀が不適切である旨の表現はありません。
上記主張は、偏見によって本作の内容を曲解した所論であり、本作の趣旨を適切にあらわしたものではありません。



Q 本作に登場するかばんは、前作の主人公であるかばんの性格を歪曲したものであり、そのキャラクタや前作の趣旨を不当に否定するものである。

A 根拠のない曲解に基づいた誤解です。

本作におけるかばんは、前作の主人公かばんのその後の姿を描いたものですが、
それは、あくまで前作からさまざまな出来事を経験して成長した人物を表現したものです。
上記主張は、このことを偏見によって曲解した所論であり、本作の趣旨を適切にあらわしたものではありません。



Q 本作に登場するフレンズたちの性格は前作よりも酷薄であり、
前作にはないような互いにののしり、暴力をふるうなどの描写があり、
とてもフレンズ同士の友情や信頼の存在を感じされるものではない。
いわゆるフレンズ同士が「ギスギスしている」と形容される情況である。

A 根拠のない曲解に基づいた誤解です。

フレンズたちがなわばりをめぐってケンカをするシーン(第5話)、フレンズが他のフレンズの髪をひっぱるシーン(第8話)など、
たしかにフレンズが他のフレンズをののしり、暴力をふるうシーンはありますが、
それらはいずれも程度の軽いものであり、またその理由もあらわされています。
先の例で、なわばりをめぐるケンカは、直接の暴力をふるうものではなく、競技のような
娯楽がないことによる環境でのいらだちから口論になったものです。
またフレンズが髪をひっぱったのは、そのフレンズが仕事でヒトを捕える際におきたもので、
その髪をひっぱられたフレンズを実はヒトの変装ものだと勘違いしたことによるものであり、
その勘違いをするもっともな理由も作中で示されています。
また、その暴力も髪や腕をひっぱる程度のもので、殴打するとか、フレンズに対する重度の暴力の表現はありません。
そもそも、前作においても、飛行するフレンズが地上のフレンズを足蹴にする(第7話)、
木の上からフレンズをつきおとす(第8話)など、フレンズに対して暴力をふるう描写は存在します。
フレンズたちの性格が前作よりも酷薄であるといったこともありませんし、暴力表現が前作にはないということもありません。
上記主張は、偏見によって本作の内容を曲解した所論であり、本作の趣旨を適切にあらわしたものではありません。



Q 本作に登場するG・ロードランナーは、他のフレンズに対してゴマスリを行なっている。

A 根拠のない曲解に基づいた誤解です。

「ゴマスリ」とは「自分の利益をはかるため、他人に取り入ってへつらうこと。また、その人」(北原保雄編『明鏡国語辞典 携帯版』大修館書店 2003)の意味ですが、
本作にG・ロードランナーがそのような行為をする表現はありません。
上記主張は、偏見によって本作の内容を曲解した所論であり、本作の趣旨を適切にあらわしたものではありません。



Q 本作第7話においてキュルルがチーター、プロングホーンらに手渡した絵には
G・ロードランナーが描かれていなかった。これはキュルルがG・ロードランナーを
故意に無視するほどの悪意を持っていることを示すものであり、キュルルの卑劣で冷酷な
側面があらわれている。

A 根拠のない曲解に基づいた誤解です。

当該シーンでキュルルが絵を渡す際「さっきのレースの続きを描いてみたんだ」と発言しています。
つまり、この絵は
「リレーのアンカー同士であるチーターがプロングホーンと競走をする」
場面を想像して描かれたものです。
この絵をよくみると、リレーに参加はしていたが、バトンを渡して後方で待機していた
G・ロードランナー、サーバルやカラカルも描かれていません。
また、第10話でキュルルがリョコウバトに手渡した絵には、G・ロードランナーが描かれ
ていることからも、キュルルがG・ロードランナーを故意に無視したとか、悪意を持って
いたという言説には根拠がないことがわかります。
上記主張は、偏見によって本作の内容を曲解した所論であり、本作の趣旨を適切にあらわしたものではありません。



Q 本作第9話においてイエイヌが負傷しているにもかかわらずそれを介抱せず、追い返したキュルルは卑劣で冷酷な人物である。

A 根拠のない曲解に基づいた誤解です。

まず当該シーンには、キュルルが、イエイヌの勝手な意思によって彼女のもとに連行されてきており、
後にキュルルがビーストの出没について旅の同伴者であるサーバル・カラカルへ通知をするために外出し、
そこでビーストと遭遇してイエイヌが威嚇・攻撃をしかけたという前提があります。
当該シーンでは、負傷したイエイヌにはすでにキュルルの旅の同伴者カラカルがつき従ってその消息をうかがって無事を確認しており、
キュルルはサーバルの異状を察してコミュニケーションを図っています。
また、キュルルは当該シーン前においてイエイヌを心配し、ビーストとの戦闘を制止する言動をしています。
さらに、当該シーン後、イエイヌは一人で帰宅することを望み、その旨をキュルル達につげて去るという流れです。
上記主張は当該シーンを含めた本作の内容を偏見によって曲解した所論であり、本作の趣旨を適切にあらわしたものではありません。



Q 第12話でキュルルがビーストをホテルにつれてきてセルリアンを駆逐させ、
ホテルの倒壊に対して救出せず見殺しにした。
このことは、キュルルがビーストを単なる道具として利用したもので、卑劣で冷酷な人物であることを示している。

A 根拠のない曲解に基づいた誤解です。

まずビーストが高所にいる強敵のセルリアンにまで到達して撃破できる(第1話)、
跳躍して非常に離れたところからフレンズの集団の中央に突然着地できる(第5話)、
陸地から離れたところにある海上の船の屋根に突然着地できる(第12話)など、
他のフレンズと比べてもきわめて超人的な身体能力を持っていることが作中で表現されています。
ビーストをホテルに誘導したのは確かにキュルルですが、そこからは
自力でホテルに昇り(キュルルたちはビーストを強制的に移動させることはできません)、
セルリアンを撃退し、他のフレンズの避難指示には従わず、また一緒にその避難先へ向かうこともしませんでした。
ビーストへは瓦礫が降り積もる描写がありますが、それで死亡したことを直接にあらわす描写はありません。
キュルルの行動、思考や心情についての描写も、上記主張の明確な根拠となるものはありません。
キュルルは、上記のビーストの身体能力を見て、ビーストが自力でホテルから脱出できると信じており、
またビーストも実際にそれを実行したと合理的に解釈することが十分に可能だからです。
上記主張は、偏見によって本作の内容を曲解した所論であり、本作の趣旨を適切にあらわすものではありません。



Q 本作の制作にあたって前作の監督と制作会社を降板させたのは、KFP内部にいる特定の人物・一個の企業である。

A 根拠のない曲解に基づいた誤解です。

まず前提としてKFPA公式報告をご覧下さい。
ここでは、映像制作にあたって前作と同様の体制を優先とした調整の上で、前作制作会社からの辞退の申し出によって
新体制の構築をはじめたことが書かれています。
またこの降板辞退をリークした前作監督を含め、前作制作会社は、この件について、上記公式報告の趣旨を否定するような主張はしていません。
その他に、この件に係る正当な裏付けをされた根拠のある言説は極めて少数であり、
それらの内にも、上記公式報告の趣旨を否定するものは存在しません。
そのような前提においては、この件に関する事実関係は、上記公式報告を基本として認定しなければならず、
そうでない言説については根拠のないものとして否定しなければなりません。
上記主張は、偏見によって諸事情を曲解した誤った所論といわざるをえません。



Q KFPは、発足当時よりネクソン版ゲームアプリの不振などから経営不振が続いており、
前作はそれを解消し、莫大な利潤を得たにもかかわらず、その功労者である前作制作会社と監督を降板させて
本作を制作したことは、KFPの経営戦略・戦術の失敗である。

A 根拠のない曲解に基づいた誤解です。

KFPの体制・経営方針は、前作BD付きガイドブックのKFPの主要メンバーである梶井氏(5巻)、吉崎氏(6巻)によると、
「KFPは一個の大きな資本によるものではなく、予算は基本的にKFP内の個々のプロジェクトに参加する企業が負担するものであり、その成果にかかわらず半永久的に持続可能であるよう設計されている」
というものです。
もしKFPの経営に関して言及するのであれば、このことを基本とすべきです。
また、前作アニメの製作準備はネクソン版ゲームアプリ稼動時ごろからすでに始まっており、
アニメとゲームのプロジェクトは独立式(前者はKFPA、後者はKFPG)(上記ガイドブック5巻)です。
アニメの製作はアプリの経営状態とは関係ありません。
そもそも、前作監督を含めた前作制作会社の降板辞退は、KFPA公式報告によると
KFPAが前作制作会社との「調整」における「関係各所への情報共有や連絡」に係る「正常化」の不合意によるものです。
作品の売上高の高低や作品・制作者(製作者)への主観的印象の良悪だけをもって
企業の経営戦略・戦術を論じることはできません。
これらの事実から、前作から制作体制を一新して別の制作体制によって本作を制作したことは、KFPの経営戦略・戦術の失敗とは言えません。
上記主張は、偏見によってKFPに関する諸事情を曲解した誤った所論といわざるをえません。



Q 前作監督は、前作脚本を担当し、前作のクレジットにもその旨掲載して
あるにもかかわらず、KFP(KFPA)は前作監督に対してその脚本についての報酬を全く支払っていない。

A 根拠のない曲解に基づいた誤解です。

【追記 2019/06/25】
株主総会 : 株式・株主情報 : IR情報 : 株式会社テレビ東京ホールディングス
→『第9回定時株主総会の概要・質疑応答』より引用

Q1.アニメ「けものフレンズ」の監督が二次利用の印税を受け取っていないと主張しているが︖
脚本料や二次利用の印税は契約書にのっとってすべて支払っている。

とのこと。【追記終わり】

前作脚本に関する騒動の発端は、前作監督の下記ツイート
https://twitter.com/irodori7/status/1040557789230247938
ですが、これはあくまで監督個人の主観的認識に基づく主張にすぎず、客観的にみて実際の
制作の契約関係がどのようなものであったか、実際に報酬が契約通り誠実に履行されたか
については、全くうかがうことができません。
そもそも、このツイートをした前作監督含めた前作制作者である本件当事者は、
この件についての詳細を説明するとか、KFP(KFPA)といかなる交渉をしたかなどの報告は
一切行なっていません。
本件を肯定するような客観的にみて確実と認められる証言・証拠が存在しないものである以上、
前作脚本にかかる報酬の処理は適切に行なわれているとみるのが妥当です。
上記主張は、偏見によってKFP(KFPA)に関する諸事情を曲解した誤った所論といわざるをえません。



Q 『なぜ『けものフレンズ2』やけものフレンズ公式への風当たりが強いのかの「原因」をまず考えてください』
http://kemono-friendsch.com/archives/81262
他『けものフレンズちゃんねる』の本作・KFP批判記事

A 『けものフレンズちゃんねる』は特にKFPおよびその関係者、その参加企業、
ならびに本作、その制作者および関係者に対して事実無根の攻撃を加える悪質な記事を
多数掲載している迷惑サイトです。


『けものフレンズちゃんねる』は、もとは『けものフレンズ』のファンサイトを自称していましたが、
2017年9月25日の前作監督の降板リーク騒動を皮切りに、しだいにKFP、その関係者およびその参加企業を
批難する記事を増やしはじめ、現在では本作および本作の制作者・関係者を攻撃する記事を
当該サイトの主題としています。
その記事の論拠は客観的にみて裏付けされたものではなく、その論評も全く公平・公正な評価ではありません。

上記サイトは以前、KFP参加企業である『Age Global Networks株式会社』から当該サイト
での使用画像についてクレームを出されたことがあります。

『著作権侵害画像の削除要請がありました』
http://kemono-friendsch.com/archives/75751

KFPまたはその参加企業が、けものフレンズ関係のウェブサイトに対してこのようなクレーム
を出した例はほとんど確認できず、当該サイトが上記性質をもつことの情況証拠になるものです。

上記サイトは『けものフレンズ』のファンサイトではなく、本作やKFPを攻撃するための
迷惑サイトであり、このサイトの記事は事実無根の悪質なものであると認めるべきであり、
上記サイトの記事を本作やKFPを論じる根拠にしてはいけません。
タグ:論述
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