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【魔窟】

Last-modified: 2020-03-03 (火) 12:02:52

トルネコ3 Edit

全般的に難しいと言われているトルネコ3の中でも、屈指の難易度を誇る持ち込み不可ダンジョン【異世界の迷宮】の81F以降の俗称。深層ラストのゾーンに位置する。
これまで以上の強豪モンスターが待ち構えており最後にして最高難易度を誇る最強かつ最凶の19階層
出現モンスターは【スターキメラ】LV5(~89F)、【キラースター】LV5、【ようじゅつし】LV5、【じごくのよろい】
【ランガー】【キラープラスター】【デスマシーン】【ダースドラゴン】(90F~)、【コロマージ】(97F~)。
【ミミック】は相変わらず出現するが、ここから最序盤から猛威を振るってきた【ひとくいばこ】は出現しなくなる。
偶然なのか意図的に集めたのかは不明だが、「スター」を名に冠するモンスターが3種類も出現する。
上位種の【リビングハンマー】ではなく下位のキラースターが出現するのは、これが理由なのかもしれない。
 
隙の無い絶妙なモンスター構成で、これまでに異世界の迷宮内で培った総合力が試される。 
特に【魔法無効】かつ倍速1回行動のランガー、同じく魔法無効で【ルカナン】使いのキラープラスター、痛恨の一撃や封印攻撃に加えて【スカラ】を唱えるデスマシーンは異世界三強と称される。彼らの特徴は、以下の通り。
ランガーは通路での奇襲を得意とし、徘徊速度が速い為に遭遇しやすい。また、広い部屋でも頻繁に追撃してくる。この時点でメインの武器に悪印浮印が揃っていないと【爆発の指輪】無しでは相当苦労するだろう。
キラープラスターは大部屋でルカナンを連発し、加えて【無属性】特効武器が存在しない。しかもランガー同様に魔法無効体質なので、有効な攻撃手段が妨害系の【草】の効果か【ブーメラン】くらいしかない。
デスマシーンは攻撃力が異世界最高値というわけで被ダメージが異常とも言えるくらいに高い。
その上【痛恨の一撃】【強化攻撃】で被ダメージを更に増幅してくる。
ポポロの仲間としては、それぞれの相性にバランスが取れている為、この3体の内どれが最強と断言はできない。詳細は各モンスターのリンクから確認してもらいたい。
 
三強に埋もれて影こそ薄いが、キラースターやじごくのよろいも非常に厄介な存在。
見通しの悪い通路で出逢い頭にキラースターが即自爆→ランガーの追撃で突如冒険が破綻したり、
危険なので一歩引いてみたら地獄の鎧に挟まれ逃走失敗、と言った事故が起こりやすいので要注意。
しかもこいつは【やいばのよろい】の如く、ダメージはね返し能力があるので単体でも厄介。
 
出だしの81Fが必ず大部屋モンスターハウスになるといういきなり手荒い歓迎。
まずキラープラスターのルカナン地獄から始まる。
開始早々紙耐久にされた直後にスターキメラが一斉飛来し、ようじゅつしは狂ったように敵をブーストし続ける。
数ターン後に倍速1回行動のランガーが時間差で突撃、とどめにキラースターの連続自爆テロ…。
あらゆる方向から全力で殺しに来る凶悪な布陣となっている。
【草の神の壺】【かなしばりのたね】or【まどわし草】or【めつぶし草】【身代わりの杖】+α、【黄金の紙切れ】(トルネコのみ)、【おおめだま】(ポポロのみ)等の手段が無いと突破はほぼ不可能。
 
90F以降からはスターキメラが出現しなくなるが、ランガー、キラープラスター、デスマシーンの出現率が激増する。
そして、いよいよダースドラゴンが満を持しての登場となる。
1発で固定40ダメージの【しゃくねつ】の炎を同じフロアの何処に居ようがホーミングかつ百発百中にしてくるのだから、恐ろしいを通り越してまさに悪夢そのもの。
そんな灼熱の炎をフロア中に吐き散らすダースドラゴンは、接近戦に持ち込めれば付け入る隙はあるが、逆に接近するのに梃子摺り縺れてしまえば、あっと言う間に火葬場逝きにされてしまうだろう。
コイツの出現率が低く最初から眠っている確率も高いのが救いだが、突如として壁を貫通して鳴り出すブレス音は恐怖以外の何物でもない。
90階以降は、【ニフラムの巻物】をダースドラゴンに使えるか否かで大きく難易度が変わる事になる。
90F以降で開幕モンスターハウスが出た日には、草の神の壺+αか【おおめだま】がいなかったら炎を吐かれ続けて終了、という結末しか待っていない。その2つはその時点で持っていたら何としても守り抜きたい。
 
90Fと98Fには【宝物部屋】が存在し、90Fに【封の剣】、98Fに【黄金のつるはし】が眠っている。
ダースドラゴンは恐ろしいが、ここまでの苦労が報われる様なお宝なので、もしも手元に【カギ】を持っているのであれば絶対に入手したい。
ちなみに黄金のつるはしはカギを開くだけでOKだが、封の剣はカギの他に「壁を壊すアイテム」か【通過の指輪】が必要となる。
 
97Fから登場するコロマージは一撃で倒せる最も弱いモンスターだが、敵モンスターとしての特殊能力がとんでもなく恐ろしいので要注意。
仕留め損ねるとフロア中のモンスターを強化する、のちの【バイシオン】仕様の【バイキルト】の呪文を唱えてくる。
ただでさえ強いデスマシーンをバイキルトで強化されたり、後半でダースドラゴンを覚醒させられるとかなり苦しい展開になるので舐めてはいけない。
 
PS2版限定だが、ポポロでは杖の魔法弾、ルカナン、自爆の3つを無効化可能なヨガジンこと【ようがんまじん】が攻略のカギとなる。
ヨガジンを主力に、魔法無効かつ戦闘力の高い【ランガス】【ラプラス】を勧誘していくのがセオリーだ。
特にランガーは異世界限定種の1体であり、攻略するにもコレクターとしてもなんとしても起こしたい。
スタッキヘルマーデマシンもなかなか頼れる戦力なのでランガス、ラプラスの育成の合間に狙っていこう。
 
なお、GBA版ではヨガジンがキラースターの自爆をかわせず、また【ここでまってて】で敵モンスターの背後に周り込む仕様と大幅に弱体化してしまった為、一軍から一気にベンチ落ちしてしまう事となった。
更に、ようじゅつしがこちらの見ていない場所で敵にイカリの杖やピオリムの杖を振って強化する仕様になり、理不尽さに拍車が掛かった。
PS2版でも起こり得るのに、これが原因で簡単に「暴走ダースドラゴン」が誕生したらさあ大変。非常に高い確率で冒険失敗を覚悟した方が良いだろう(詳細は当該項目の下記部分を参照)。
また、コロマージもPS2版では「プレイヤーと隣接している時」にしか呪文を使わなかったのに対し、GBA版では「プレイヤーが視界に入っている状態」になっただけで呪文を使うように強化されている。
ランガーとキラープラスターは敵から受けた魔法も無効化するため、この2種は妖術士によって強化されることが無いのがせめてもの救いか。
GBA版なら、コロマージはともかく「凶悪化したようじゅつし」を【ニフラムの巻物】の効果で除去する事も視野に入れておきたい。
 
降りた部屋に必ず【階段】が存在するなんて都合の良い話がある訳なく、嫌でも必然的に探索を迫られる。
特に暗い通路で出会い頭に倍速2回攻撃状態×イカリ状態のデスマシーンに出くわしたら、【痛恨の一撃】の143ダメージ×2倍の286ダメージ、更に最深層で同じ条件かつコロマージのバイキルトが掛かっていたら286ダメージ×2倍の572ダメージを受ける事になる。
そこに上述のキラープラスターの【ルカナン】の効果を重ね掛けされた状態で受けていれば、容易に999ダメージを受ける可能性すら見えてくる。
今作では最大HPは500までしか上がらない為、【トルネコ】【盾】の強さ次第でまだ可能性があるにしても、【ポポロ】にとっては即死確定と言って良い。
序盤から積み重ねた【ペンコン】【スモコン】【マドコン】の苦労を、たった1ターンで粉砕・玉砕しに掛かる。
しかし、デスマシーンは遭遇しても隣接しなければ攻撃できない上に【スカラ】や封印をかけてくる可能性もあり、これでも実は全ての中で一番まし。
繰り返すがこれでもまだ全ての中で一番ましなのだから本当に恐ろしい。
直接攻撃しかしないイカリ倍速【スターキメラ】に出会い頭で出くわしたら、即終了である。
 
上述にも記載した通り最も恐ろしいのが、倍速2回攻撃状態×イカリ状態になった、通称「暴走ダースドラゴン」。
フロアの何処に逃げようが、フロアの何処に隠れようが、フロアで何れだけ鍛えようが、1発で固定40ダメージ×イカリ状態で2倍の固定80ダメージの【しゃくねつ】を倍速2回攻撃状態で毎ターン2発×合計固定160ダメージホーミングかつ百発百中で吐きまくる即死砲台と化す事がある。
どんなに頑張ってこれまでに【レベル】を上げていたとしても、ダースドラゴンの出現する90Fの時点で多く見積もっても【最大HP】は250~300くらいが当たり前。
命乞いも嘆くのも虚しくそれも束の間、僅か約2ターンで確実かつ逃げる猶予も無く火葬場逝きにされる。本当に理不尽極まりない。
【ドラゴンの指輪】でダメージを半減したとしても、文字通り焼け石に水である。
そして倍速2回攻撃は永続的に持続する仕様なのは仕方無いとして、問題はイカリ状態は固定で20ターン持続する事。
その結果、暴走ダースドラゴンたった1匹だけで20ターン中に最低でも必ず固定3200ダメージを確実に受ける計算になり、【世界樹の葉】が何枚あっても【回復の壺】が何個あっても絶対に足りる筈が無い。
ましてやこんなラスボスも驚愕する様な化け物級のモンスターが同じフロアに2匹、3匹も誕生したらどう足掻いても助かる術は皆無に等しい。
デスマシーンとは異なりフロアの【階段】【即降り】するか、または【落とし穴】【ワナ】でわざと落下しない限り、しゃくねつを通り越した最凶火力の【れんごく火炎】からは逃れる手段は一切無く、上述の通り言わば「必中の即死砲台」と言ったも同然。
こうなると最早【とじこめ投げ】と双肩する理不尽さがあるが、万が一なってしまったら御愁傷様です。運が悪かったと思いましょう。
数少ない対策方法として【水晶】【レムオルの杖】等でプレイヤーを【透明】状態にする方法があるが、それができなければ助かる術は無いだろう。