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【低層の壁】

Last-modified: 2020-03-16 (月) 22:38:01

トルネコ3 Edit

【異世界の迷宮】(及び【異世界の試練】)の16~20Fの俗称。
ここから難易度が一気に上昇し、文字通り壁(レンガ)のモンスターである【ゴーレム】も出現する。
そして20Fは確実に「大部屋モンスターハウス」が発生するため、ここをどう乗り切るかがポイントとなる。
「ゴーレムゾーン」「メルゾーン」などと呼ばれることもある。(後者は仲間になった【メイジももんじゃ】の名前「メルモン」が由来)
 
出現モンスターは【ゴーレム】Lv2、【さそりかまきり】Lv3、【スモールグール】【メイジももんじゃ】【リリパット】(~17F)、【キメラ】(17F~)、【さつじんき】Lv2(18F~)、【ハエまどう】(18F~)、【ドッグスナイパー】(18F~)。
 
【海底山地 ふもと】【海底山地 山頂部】に出現するモンスターを中心として、厄介な特殊能力を持つモンスター達で構成されている。
ゴーレムLv2を筆頭に、低層にしてはかなりタフなモンスターが勢揃いしているので、戦い方を見誤るとすぐに危機的状況に陥落してしまうので要注意。
リリパットとドッグスナイパーによる入れ替わりの変則的な遠距離攻撃も困り者。慎重な行動を心掛け、アイテムを惜しみ無く使わなければ確実に洗礼を受ける事になるだろう。
まだ序盤にも拘わらず、攻撃・特技・遠距離攻撃ともにバランスの取られた隙の無い陣形が、これまでに培ってきたプレイヤー達のノウハウを試す。
 
15Fまでに出現したモンスター達と比較すると大幅に強化されており、慣れているプレイヤーでもアイテム次第では間違い無く苦戦するだろう。
今までは単独行動でもある程度耐えてきた【ポポロ】だが、このゾーンから単独行動は自殺行為に近しいので、無理して単独で行動してはいけない。
とは言え、ここもまだまだ異世界の迷宮の序章に過ぎない5階層。
まずはここをしっかり乗り越えて、この先の異世界の迷宮のフロアの流れをしっかり掴んでいきたい。
 
まず、ゴーレムは上述の通りLv2になっている。
HP55、攻撃力30、防御力22、経験値75。(GBA版では更に攻撃力が3、防御力が1上がっている)
18Fから出てくる【さつじんき】Lv2や、21Fから出てくる【トロル】より明らかに強く、この時点では場違いな強敵モンスターとなっている。
トルネコの場合は【真紅の盾】を装備していても、一撃で25ダメージ以上を与えてくる強敵。
【ガーゴイルの店】または【へんげの壺】の中から低確率で出てくる【はぐれメタルの盾】を装備していても一撃で20ダメージ前後は確実に受ける計算になるので、残りHPには気を配りたい。
リリパットがドロップする【木の矢】を使ってゴーレムのHPを先に減らしておけば少し楽になるが、矢の本数に注意。
【ポポロ】の場合は絶対にタイマンしてはいけない。盾を装備できない彼は一撃で40ダメージ以上を受けるので、何らかの対策アイテムが無い状態だと確実に冒険失敗になる。
75という高めの経験値を持っている上に頻繁に出現するので、慣れてくれば経験値稼ぎのモンスターとして利用できるが、上述の通り攻撃力が高いので過信は禁物。
 
さそりかまきりLv3は「草や巻物を切り刻む」特殊攻撃を使用する他に、2回連続攻撃で受けるダメージの合計はゴーレムより高いので、攻撃を受ける前に対処したい。
攻撃力の高さとは裏腹にHPは23と低いのが救い。この2回連続攻撃は【人形よけの指輪】の効果で封じる事ができるが、識別は難しい部類に入る。
だが、この先に出現する厄介な特殊能力を持った【人形系】モンスターの事を考慮すると、この辺りで可能な限り識別を済ませて、メインの指輪にしておきたい所だ。
 
スモールグールは一撃で倒せないと、【分裂】の特性能力で幾ら倒しても倒しきれない状勢になるので、消耗戦にならない様になるべく通路で戦うと良い。
トルネコの場合は【矢】を撃って攻撃すると頻繁に分裂してしまうので、可能な限りは接近戦で確実に仕留めよう。
ポポロの場合は【スモコン】で経験値稼ぎを行える絶好のモンスターなので、アイテムが潤沢で戦況が芳しい場合は積極的に分裂させて経験値を増やしておきたい。
(詳細は「スモコン」の項目を参照)
 
メイジももんじゃは、一撃では倒せない絶妙なタフさと【くちをふさぐ】攻撃が極めて難癖あるモンスター。
くちをふさぐ攻撃で【くちなし状態】になると、トルネコの場合は巻物を読む事ができなくなり、対抗手段が少なくなるので許さない様にしたい。
それ以外にもを飲めなくなる他に、【パン】が食べられず【餓死】する危険性がある為、慣れてくるとゴーレムやさそりかまきりよりも嫌なモンスターとなる。
ポポロの場合は【ももんじゃ】の上位互換モンスターなので、是が非でもこのフロアで粘って数匹は仲間にしたい。
くちをふさぐ攻撃により厄介なモンスターの【特技】を封じ込め、そして恵まれた成長タイプで育成しやすくタフなアタッカーとしての活躍が見込める優等生だ。
 
リリパットは遠距離からチマチマとダメージを与えてくるので精神的にウザいが、木の矢をかき集められるので利用すると良いだろう。
まずフロアを巡回して【水晶】を見つけたい(無ければ17Fに期待)。99本集めたら【保存の壺】の中に入れて再度99本集められると今後のフロア巡回がかなり楽になる。
 
この階層の【モンスターハウス】は他のゾーンと比較すると、序盤にも拘わらず操作キャラクターのレベルの低さが原因でかなり厳しい部類に入る。
無理して正面突破しようとせず【つるはし】を用いてモンスターハウスの壁を1区画ずつ削って近付き、1匹ずつ誘き寄せて倒したり、【毒の矢】で1匹ずつ引きずり出して倒したりして、予めモンスターの数を減らしてから挑むと楽になる。
20Fが大部屋モンハウになるのは前述の通りだが、実はこのゾーンの出だしとなる16Fもモンスターハウスの出現率が30%と非常に高い。(参考までに、17F~19Fのモンハウ出現率は6%である)
トルネコの場合は、最低でも数本の木の矢はリリパットから確保しておかないと厳しい戦いになるだろう。
運悪く【開幕モンスターハウス】だと、幾ら装備品が強くても対処できず倒される可能性が高い。
どうしようもできない場合は、15Fで高確率で拾える【リレミトの巻物】を読んで脱出するのも止むを得ないか。
ちなみに16Fは、【ガーゴイルの店】の出現率も30.3%と非常に出やすく設定されている。運良くお店を見つけたら利用しよう。
 
17Fからキメラが登場する。HP48、攻撃力30、防御力20、経験値75。
ゴーレムLv2より耐久力が少し低いが、攻撃力は互角。かっとび能力で【不意打ち】される場合もあるので、広めの部屋では注意。
【浮遊系】のモンスターなので【ウィンドスピアー】があれば弱点を突ける。
 
18Fからリリパットが出現しなくなり、代わりにハエまどう、さつじんき、ドッグスナイパーが出現する様になる。
ハエまどうはHP減少の【変な呪文】を唱えてくる上に防御力が高めなので、木の矢を使って倒したい。
ポポロの場合は、安定した戦力を確保する為にも積極的に勧誘しに行きたい。
敵モンスターに対しては【クオーターの杖】と同等の効果を持つ特技を使うので、仲間にしておくと勧誘したいモンスターを確保しやすくなる。
 
さつじんきは【痛恨の一撃】を繰り出すが、キメラやゴーレムLv2と比較すると元々の攻撃力が低いので大した脅威ではない。
弱点は無いが普通に倒せる筈だ。さつじんきよりも先に出現するゴーレムLv2の方がよっぽど脅威。
 
ドッグスナイパーは前作同様に、倍速2回攻撃かつ【鉄の矢】の組み合わせが強烈。チマチマとHPを削ってきたリリパットが可愛く思える程にゴリゴリとHPを削ってくるので、HP管理はしっかりと。
経験値110と多めなのでガッチリ倒して経験値を稼ぎたい。浮遊系なのでキメラと同様にウィンドスピアーが効くので、是非とも早期入手しておきたい。
基本的に最初から寝ている状態で出現するが、【ビッグモアイの石像】【岩とばしの石像】【火炎の石像】等の影響でたまに起きている場合がある。もちろん20Fのモンスターハウスでは最初から目覚めている。
 
19Fは行動自体は18Fと基本的には変わらないが、次のフロアが必ず【開幕大部屋モンスターハウス】なので、アイテムや戦力を整える事が大事。
不幸な事に【落とし穴】に落ちて、いきなりモンスターハウスのど真ん中に突入……なんて事の無い様に【ワナ】チェックは怠らない様に気を付けよう。
 
最後の20Fは上述の通り「開幕大部屋モンスターハウス」となっている。
最初のターンでいきなり大量のキメラがこちらへ向かって飛んでくるので、最初の1ターン目に何をするかが肝要。
これを処理するものの、すかさずドッグスナイパーが鉄の矢で遠距離攻撃を仕掛けてくるので、アイテムに余裕があるなら惜しみ無く積極的に使用するべき。
【草の神の壺】を持っていれば、先に【かなしばりのたね】を使用したい所。
かなしばり状態のモンスターは放置して先に進むも良し、1匹ずつ倒して経験値をしっかり稼ぐも良し。現在のステータスと【大きなパン】【満腹度】等と相談して考えよう。
全てのモンスターを無力化できる【まどわし草】が識別できていれば、70Fまで使用せずにキープしておきたい。
【めつぶし草】も有効だが、ドッグスナイパーが【目潰し】状態からの回復が早いので、トルネコ自身も【すばやさのたね】等の補助が必要になってくる。
 
「草の神の壺」を持っていない場合に経験値を稼ぐ時は、時間こそ掛かるが【聖域の巻物】を使って1匹ずつ相手にするのが確実な手と言える。
但しドッグスナイパーによる同士討ちからのパワーアップが怖いので、配置や位置に気を配って行動する事。
トルネコで【白紙の巻物】を使う場合は、聖域の巻物にして置くよりも【ダイバクハツの巻物】にして読む方が安全だろう。
ダイバクハツの巻物は異世界では普通に落ちておらず、白紙に書き込むことでしか使用できない。
白紙がなければ、【まものしばりの巻物】で行動を封じる等の措置を講じたい。
ポポロならば【とびつきの杖】【場所替えの杖】等を駆使した高速移動を念頭に入れても良いが、仲間モンスターの位置で移動の邪魔にならない様に気を付けよう。
 
ちなみに、【普通・早熟】タイプで使いやすいモンスターは、このゾーンの【メイジももんじゃ】【ハエまどう】で打ち止め。21F以降は以降は強力な【普通・早熟】タイプのモンスターが殆ど出現しなくなる。
少し先のゾーンに出現する一部の【ゾンビ系】モンスターがこの成長タイプに属するが、いずれも成長限界がLv9と短期間しか活躍が見込めない。
一応、41~45Fの【浮遊ゾーン】に出現する【ドラキーマ】や、66~70Fの【爆ゾーン】に出現する【リビングハンマー】も同じ成長タイプに属するが、
前者は出現ゾーンに対する初期能力が相対的に低く脆いので育成するのが非常に大変。
後者は出現場所が遥か先な上、自爆や誘爆の危険性が極めて高く、加えて他の危険なモンスターが犇く地獄のゾーンなので勧誘どころでは無い。
異世界後半は、高い初期能力と強力な特殊能力を持つ【防御・晩成】タイプの仲間モンスターが主力となっていくだろう。
 
ここを越えれば【バレイナゾーン】へと続く。
当然ここよりも更に強いモンスターで構成されているので、決して気を抜かずに。